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Canon 50mm F/1.5 L39 Lマウントの分解

今となっては大変珍しい、1.5という中途半端なF値のレンズ。
銘板が、CANON LENS 50mm f:1.5のバージョンと、SERENAR f:1.5 50mmの2パターンあります。
元々は、レンジファインダー用のレンズですが、コンパクトなのでデジカメでの需要が高いです。
参照: キャノンライカLマウントレンズの分解

レンズ分解

銘板を外したくなりますが、前ではなく後から分解するのが良いでしょう。

レンズ内側がクモっています。
原因がバルサム切れで対処不能の場合もありますし、清掃で改善する場合もあります。今の所どうなるかは神のみぞ知るです。

カニ目ついたリングを回して外します。

先ほどのリングがストッパーになっていて、レンズの中身だけ抜けるようになります。

組み戻しの注意

さして迷うことは無いと思いますが、一箇所戻す位置が決まってます。

後玉分解

レンズをひねって外します。

前玉分解

イモネジがあるので緩めてから、フィルター枠を回します。

これで前後とも絞り羽根に到達します。
多少の油染みがあるのがデフォルトです。

真円に近い贅沢な造りの絞り羽根
いつ見ても美しい。

今回は、クモリはほぼ無くなりました。
普通の清掃程度でなんとかなるパターンも多いです。

Canon 50mm F/1.5 L39 Lマウントの分解は以上です。



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