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Minolta MC Rokkor 58mm F/1.4の分解

ミノルタのレンズは、緑のロッコールといってコーティングが緑色に反射することで有名ですが、分解して触ろうものならすぐ剥げます。
構造自体は素直で分解しやすいですが、緑じゃないロッコールを作り上げないようにご注意。

Minolta MC ROKKOR-PF 58mm F/1.4と同時期の標準レンズは、50mmで収まってなくて58mmとか55mmってのが多いです。
のちに、ゴムリングがついた50mmのMC ROKKORが販売されますが、この時は総金属性です。
Minolta MC Rokkor-PG 50mm F/1.4の分解
純正フードがかなり貴重で、+$30~40くらいでも売れます。


前玉分解

ミノルタレンズのお約束ですが、前玉一枚目の裏側は触らないが鉄則です。
今回も厳重注意で分解していきます。

銘板を回しますが、サイズが結構大きいです。
大きいレンズ用のゴムオープナーがあると便利です。

外側のカニ目を回して下さい。

前玉一式ユニットで抜けます。
通常はここで終わらせたいところ

どうしてもってときは、さらに内側のカニ目を外せば前玉一枚目取り外せます。前玉裏を汚さないように清潔なとこに置いといてください。

後玉分解

カバーなどを外す必要もなく、直接レンズを回せば外れます。

絞り羽根まで到達します。

後玉レンズ一枚目の裏のコーティングは、前玉と同様すぐ剥がれます。
息吹きかけても取れるレベルです。
レンズ分解経験者の中には「コーティング剥げなかったよ?」と思われる方がいるかもしれませんが、たぶん全部コーティングが剥がれたレンズ掴まされてるんだと思います。

AUTO ROKKOR-PF 58mm F/1.4

MC ROKKORの先代です。

前玉の分解は同じです。

後玉は、レンズ周りのカバーを外さないととれません。
ネジを3本抜いて上に外します。

MC ROKKOR 55mm F/1.7の分解もほぼ同一です。
Minolta MC ROKKOR PF 58mm F/1.4、Minolta AUTO ROKKOR PF 58mm F/1.4の分解方法は以上です。


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