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お天道さまは見守っている

実は先月から入院している。初めの3日間は個室で過ごしていた。その部屋はちょうど東側に窓があり朝日が差し込んでくる。病院に入院している身としてはとても嬉しく感じた。

その後大部屋に移ったのだけど、廊下側のベッドになってしまったのでベッドから朝日を見ることはなくなった。窓から外を眺めることができるロビーで1日に何度となく空を見に行くことが習慣となった。

週末一時退院の許可が下りたので、久しぶりに我が家の布団で寝ることができた。朝目覚めると日差しがカーテンに当たっていた。私は布団から起き、窓を開けてバルコニーへ出た。

まだ少し冷たい外気に当たりながら、朝の日の光を体いっぱいに浴びた。日の光を浴びることは本当に久しぶり。暖かい日差し。思わずお天道さまに手を合わせると、そっと微風が頬を撫でていった。

人は普段どおりの生活が送れていると幸せに気づかないことが多い。本当は何気ない毎日がとても幸せなことに。病気になったり、今世界中が脅威にさらされているこのような非常時に、日常の幸せに気づく。

普段通りに暮らしていたら、こんなお天道さまのありがたさなんて気づかなかったと思う。日々感謝。  お天道さまはどんな時も見守っていてくれる存在なのだと実感した朝だった。


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