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お産の時産婦はサイキック!夏になると~


お産の時の産婦はサイキック!【私の最初のお産の時】(「お産の時の産婦はサイキック」の話はこちらへ

最初の子のお産は、5分間隔の陣痛が3日間続いてお産になった。その3日目午後、1回目のプールに入ってから、部屋で休んでいた時のこと。

最初のプールに入って、陣痛の感覚がわずかに7分とか10分ぐらいになり、少しうとうとと眠ることができていた。

部屋の隣は、クリニックの待合室。そこにお産にかかわってくれているスタッフが、院長先生と待機してくれていた。

お昼にプールに入るときに(3日間、5分間隔でも日の明るいうちは出かけていたので食事は自分たちでとっていた。)今日は何を食べようかな~!お腹すいてきたけど、さすがに痛みが強くなってきて出かけれないな~と思っていた。子どもの父親は、初めてのことだというのもあるし、自分がお昼を心配して用意するという経験も配慮もなかったので、ただ私のところを様子を見たりとうろうろとしていた。何か食べるもの~と思っていたのだが。。

そんな時に、隣で院長先生が、皆に『お昼〇〇のところから出前を取りますか?』『あそこの蕎麦屋の冷やしタヌキは、おいしいですよ~』と話していた。

その時の私はもうもうろうとしながら隣の部屋のベットにいたのだが、なぜかそれが聞こえた。「今日のお昼は、冷やしタヌキか~。楽しみだな~」と思いながら、うつらうつらと寝ては起き痛みを逃していた。

でも、後でわかったが、壁越しで声も聞こえるわけもなく、意識だけがその場に行って聞いたのだと思う。

皆は、ひそかに冷やしタヌキそばをおいしく食べ終わっていたが。。。

私は、いつのなったら私の分が来るのだろう~と思いながら痛みを逃しながらお産が進むのを待っていた。そうして、ちょっと眠ったこともあり、体力も回復して進んできた感じを実感してプールのある場所に移動した。(お昼食べていないけど~)

お産が終わって、部屋で休む時に「私の冷やしタヌキは?」とここで初めて聞くことができたが。。。この時、子の父は、なぜ、冷やしタヌキのことを知っているのだろう!?という顔をして『ないよ。眠っていたし、頼んでないよ。みんなはもう食べたよ。』と、言った。

そんなことがあって、

幻の冷やしタヌキはどんなにおいしかったんだろうか?という思いがあり、しばらく毎年息子が生まれた夏に蕎麦屋に入ると冷やしタヌキを頼んだしまっていた。(笑)

でも、いまだにあの時の冷やしタヌキは、食べていないけど(笑)・・・


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