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アルジェントソーマ感想(18話)

・アルジェントソーマ Phase:18「過去と大罪と」

ギネビアのザルク3が、突如制御不能に陥ると、その姿を変形させていく。実はザルクとは、エイリアンそのものを兵器化したもので、元になったエイリアンが覚醒してしまったのだ。危機の中で、これまでの人生に思いを馳せ、そしてまだ死ねないとの思いを強くした彼女は…。

バンダイチャンネルのあらすじより

伏線回収回、と言うべきくらいには1クールで張られていた伏線を回収した回。

まずリウがミスターXに流していたザルクの秘密。正直当初はザルクってそんな深入りするようなこともないロボットアニメとしての舞台装置だろう…と思っていたのですが、その実エイリアンそのものを兵器化したものだった、と衝撃の事実が判明し、これはやられました。無機的だったザルクが再びエイリアンとして覚醒し、有機的なデザインへと変貌していく様は圧巻。

次にギネビアの深く語られていなかった過去、彼女もまた難病に冒されていたが、とある男の計らいで「空を飛べる」ようになったことが判明。ちなみにこの男の声はミスターXの竹村拓さんであり、リウと同じような過去を持っていると思って良さそうですが…

そのリウとギネビアの共通の過去、そして目標を絡めてしっかり物語の盛り上がりどころを作りました。ギネビアが乗っているので迂闊に手が出せないというのもあるのですが、ここまで基本的に撃墜はされてこなかったザルクがここに来て全滅、というのもかなりやり切っている感。

そして一方で、今まではエクストラ1を連れ出す命令の時に連れてこられているだけだったハティが自分の意志でエクストラ1…フランクを連れ出し、リウですら止められなかった元ザルク3のエイリアン(エイリアンの方が元、ではありますが)を撃破。ハティの成長もしっかりと感じられたシーンとなりました。1クール目の積み重ねが報われた、といった感じの良回で、今作10話くらいから総じてアベレージが高く、スロースターターだった分の遅れをしっかり取り戻せている印象。

そんなフランクは今回、「美しいところから来た」との発言。果たして彼の言う「美しいところ」とは…

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