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科学冒険隊タンサー5感想(6,7話)

・科学冒険隊タンサー5第6話「甦える石人像 イースター島のモアイ」

イースター島を調査していた調査隊が誤ってモアイの目にレーザービームを照射、すると突然7体のモアイが暴れ出した。このままではエネルギー基地のポリナード・コンビナートに接近してしまう。ただちに現地に向かったタンサー5だが、モアイのエネルギースクリーンのためマシンを使うことができない。そこで、モアイが作られた970年前にタイムトリップした彼らの目の前に宇宙船が不時着した。

バンダイチャンネルのあらすじより

今回はバンクの集合、発進シークエンスが簡略化されました。割とくどく感じていたのでこれはいい変化。

さて今回の話は、調査隊がうっかり目を覚まさせてしまったモアイたちが大暴れするという話。モアイたちは容赦なく飛行機や船を襲撃し、被害者の数が大変なことになっていそうです(^^;

タンサー5の科学力ですら太刀打ちできないモアイたちを止めるために過去へ飛び、謎を探ることに。今回の調査パートは割と面白く、九死に一生を免れたハジメとユメトがリュウを無視してルイの元に駆け寄ったりと小技も見られました。現代パートで留守番していたハジメにはビームの解析が任されたりと余さず活用。まぁ過去パートで留守番していたダイチは、原住民にビビったので留守番ということになり、今回はあまり役に立てず(^^;またユメトが今回から急に「困っちゃうんだよなぁ」と口癖を連発しだし、こちらもキャラ付け。

モアイの正体は宇宙から来た人々で、自分たちの惑星へと帰れなくなった彼らは救助を待つためにモアイ型のタイムカプセルでコールドスリープをしており、その防御システムを作動させてしまって暴れてしまった…という真相が。ここで防御システムを止めるためのサインをルイが把握し、前回はドラマでの盛り上げ所は作ったものの役にはあまり立てなかったルイが今回はしっかり活躍しました。

そして現代に戻ってモアイは止まったものの、なんと調査の結果彼らの住む惑星は既に消滅していた…という衝撃の結末。こうして彼らはまた地球の科学により救われる日を待つことになる、というビターエンドとなりました。

5話に引き続きこのノリで今後も続いてくれれば、という話が連続し、早い段階で軌道に乗ってきた感じがあります。思った以上にこの作品は期待できそう。

・科学冒険隊タンサー5第7話「深海パニック 謎の首長竜」

ニュージーランド付近の南の海で鯨の群れが暴走、貨物船を襲う事件が起こった。さっそく現場に向かったタンサー5は浜に打ち上げられた鯨を見つける。鯨を調べると体は何かに握りつぶされたように骨は粉々、皮膚には円盤状の傷があった。傷の大きさから見て相当に巨大な生物に襲われたらしい。アクアタンサーで深海を調査するリュウとルイは、生きた首長竜を目撃するが、果たして首長竜が鯨を襲った犯人なのだろうか。

バンダイチャンネルのあらすじより

冒頭鯨たちが襲われたことにダイチが怒りを見せ、今まであまり目立ってこなかったダイチがやっと目立つ…かと思ったらルイに持っていかれる回(^^;そもそもここまでタンサー5のメンバーの過去とかが明かされていないので、何故ダイチが怒りを見せたのか、みたいなのが全く分からず。メンバーの過去とか、一回は触れてほしい所ではありますが…

鯨たちを襲った犯人は巨大イカで、首長竜は犯人ではありませんでした、というオチ。調査パートの途中で首長竜に命を救われたルイが首長竜の無実を信じる、といったシーンがあり、ここ数話でルイがロマンス担当としての立ち位置を確立し始めています。

ちなみに今回の元ネタになった首長竜は本放送時の2年前に話題になったものであり、割と新旧幅広い所からネタを仕入れてくるんだなぁ、と感心。珪藻類の豊富な海についての解説など科学的知識も(合っているかどうかは別として)含まれているのは個人的にいいポイント。

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