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科学冒険隊タンサー5感想(15~19話)

久々だから…という訳でもありませんが、一気に5話執筆。

・科学冒険隊タンサー5第15話「異次元空間か? 魔のバミューダ海域」

バミューダ海域でルイのたった1人の身寄りである叔父が乗った宇宙遊覧船ファスター号が消息を絶った。叔父が心配なルイは、1人アクアタンサーで発進してしまうが、バミューダの海底火山付近で謎のエネルギーに引き寄せられ、航行不能となってしまった。ハジメによると、謎のエネルギーは非常に強力で近づくことはできないという。そこで一か八か、火山が最後に噴火した5600年前へとタイムトリップすると、そこではなんとUFOが戦闘をしていた。

バンダイチャンネルのあらすじより

現代でルイがバミューダ海域に捕まり、4人で過去へと向かう回。特にいうことはない回でしたが、宇宙人の造形が妙にリアルさを欠いた感じ(子供向けアニメっぽい感じ)なのは若干気になりました(^^;

・科学冒険隊タンサー5第16話「謎の恐竜牧場 アゾレス海溝の岩壁」

北海沿岸のヨーロッパで空から魚や恐竜の骨が降るという怪事件が発生。事件時の風向からアゾレス諸島に鍵があると考え、アクアタンサーで海底を探査していたリュウとルイは、地底ガスを噴出している噴火口を見つける。内部に入るとそこには大量の恐竜の骨と同時に、人工のものと思われる石のパイプがあった。魚を空に吹き上げた原因はどうやらこの石のパイプにあるらしい。恐竜の時代に人間がいたのか? 疑問に思いながらタンサー5は6000万年前へ向かった。

バンダイチャンネルのあらすじより

なんで前回の今回で海底火山というネタを被らせてしまったのだろう、とは思わないでもない回(^^;

過去へと向かったリュウたちが見たのは、食糧不足を補うために恐竜を食料として捕獲していた宇宙人の一家だった。食糧が足りないからと言って何をしてもいいわけでもない、とリュウたちは諭すが、ではあなたたちは別の生き物を殺したりはしていないのか、と反論されて言葉が出なくなってしまう。しかし食糧である恐竜と仲良くなってしまった宇宙人の子供が爆弾で飼育環境を爆発させてしまい、恐竜たちは解放される…というオチ。

中々面白いテーマではありましたが、あまり広がらず今回もそこまで特にいうことは…という感じの回。

・科学冒険隊タンサー5第17話「殺人光線か? アレキサンドリア大灯台」

エジプト、アレキサンドリア地方の地中海沿岸で、魚が死に、植物は枯れ、子供や老人が次々と心臓病になるという異変が起こった。さっそく調査に向かったタンサー5は、異変の原因が宇宙エネルギーの異常にあることを突き止める。異常はファロス島付近がもっとも大きいことから、ユメトはファロス島にあったという伝説の大灯台のレンズが原因ではないかと考える。大灯台は果たして実在したのか? リュウの決断で一同は2200年前に向かう。

バンダイチャンネルのあらすじより

現代パートでの被害が実に生々しく痛々しい回でした。今回はユメト活躍回で、地元の少年と仲良くなることによりヒントを得て、過去パートでもリュウと共にアクションで活躍と見せ場十分。ユメトは他のメンバーに比べて普段から活躍するタイプではない分、メインが来ると一気に活躍するので釣り合いを取っている、という感じはします。ダイチはそのメイン回にすらあまり恵まれないのですが(^^;もうちょっとちゃんとしたメイン回が見たい。

・科学冒険隊タンサー5第18話「電撃スパーク コッテンホルストの鉄柱」

ドイツのある街で突如、電流がスパークし次々と家が燃え上がる事件が発生した。原因を探査するためランドタンサーで地中に潜ったハジメとユメトは、地中に埋まった何本もの鉄の棒がスパークの原因であることを突き止める。棒はドイツ、コッテンホルストにあるローマ時代の錆びない鉄の棒と同じだった。そこで紀元前1世紀の事件発生地へとタイムトリップしたタンサー5は、ローマ人の戦争のさなかに到着する。

バンダイチャンネルのあらすじより

ドイツの街がイデオンガンの音をしたスパークによりあちらこちらから火災が発生する様はなかなかにすさまじかったです。

今回、決死の探求によりハジメとユメトがスパークの原因を究明するも満身創痍に。リュウは調査のためにも、メンバーの安全のためにも2人をおいて顔へと向かうことを決断し、ここは仕事熱心であり気遣いが出来るというリュウの良さが出ていいシーンだったのですが…結局ハジメもユメトも、こっそり過去の世界へと付いてきてしまうことに(笑)

それだけならまだしも、じっとしていろと言われたのにルイに便乗して積極的な調査に乗り出そうとする→ルイも巻き込んで3人そろってスパークに引っかかる→挙句の果てに錯乱してメンバーに銃乱射と、現代パートでの活躍を帳消しにする勢いで思いっきり足を引っ張りました(^^;

最後にダイチが「リュウ、お前こそタンサー5のキャプテンだ!」と、ハジメとユメトを置いていくお前の判断が正しかった!とリュウを持ち上げて終了。勝手な行動を取った末に案の定足を引っ張るハジメとユメトの株がダダ下がりし、タンサー5の話の中でこれは久々に酷いと思った回でした。ツッコミがいがある分普通の話より感想を書くのは面白かったですが(笑)

・科学冒険隊タンサー5第19話「地底人の復讐 黄金都市アガルタ」

メキシコ、ユカタン半島で行方不明になった探検家が発見された。だが彼らは突如「アガルタ」と叫びながら凶暴化し、2時間後に死亡してしまう。アガルタとは、伝説の地底都市の名前だ。そこになにがあるのか、タンサー5に探査の指令が下った。現地を探査中深い洞窟に落ちてしまったダイチとハジメは、救出されるとうつろな目で「錬金術」と口走るようになってしまう。謎を解いて2人を救うため、リュウとルイ、ユメトは1万年前へのタイムトリップを決意する。

バンダイチャンネルのあらすじより

今回はハジメとダイチが現代パートで手掛かりになる暗号を発見するも、謎の黄金により発狂しリタイア。一応現代パートでの活躍はあるものの今回こそ2人を欠いて過去パートが始まることになり、ここに来て前々からルイを欠いて…という形ではちょくちょくあったメンバーの分割が見られるようになってきました。前回は無理矢理付いてきた結果惨事を引き起こしましたが(^^;

今回は人数を絞った分過去パートでのそれぞれのキャラがしっかりと動いている感があり、ここは良かったと思います。そこにダイチがいないのが、この作品でのダイチの不遇さをそこはかとなく暗示させますが(^^;

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