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就活生ドラフト会議2021 【高校生の就活革命】

【 御礼という御礼を狂うほど言いたい 】

無事、就活生ドラフト会議2021を開催することができました。
見学に来ていただいた方、お手伝いいただいた方、参加いただいた企業のご担当者様、プレゼンした地元高校生の方々、本当にありがとうございました!

【就活生ドラフト会議について】 
※私が人前で泣いた理由含む

就活生ドラフト会議とは、高校3年生を主役にしたイベントです。自己PRをプレゼンテーション形式で地元企業の人事の方に聞いていただき、気になった学生と1対1で面談をするという形式で行いました。

学生にとっては思ってもみなかったところから話が聞けますし、企業にとっても自社を知ってもらう機会になります。しかも無機質なWebや求人票などの情報ではなく、対面形式ですので人選びがお互いにできます。(ドラフト会議のように契約交渉権はなく、単に面談するだけですけどね)

この就活生ドラフト会議をやろうと思ったきっかけは、高校生にとっては人生で初めての就職なのに、「1人1社しか受けることができない」「学校の推薦経由でないと就活できない」「内定辞退できない」という極めて不自由な制約があると知ったことでした。

恥ずかしながら、昨年、知りました。それまでは人材業界のプロだと自負していたのに、何を分かったつもりになっていたのか。今でもアホすぎる自分が信じられません。昇竜拳をくらってKOされた気分でした。

調べていけば、何故そうなったのかはわかりました。効率的にも、公平性を考えても、理にかなっている面もあります。そのやり方が合っていた時代もあったと思います。

でもそのルールができたのは、1950年代です。もう、70年も前なんです!!化石ルールやん。

考えてみてください。日本は今、高度経済成長してますか?バブル期ですか?人口増してますか?
合ってないんですよ!誰が見たってそう思います。文化の違う春麗ですらそう思いますよ。

政府も、分かっているようです。2019年にようやくそうした提言があり、2020年2月には文部科学省と厚生労働省は見直しを求める報告書をまとめており、各都道府県の教育委員会などで話し合いが行われたようです。まだ救いはあるなと思いました。

しかし現実には、大阪府は見直し凍結を決定しました。来年度まで先延ばしです。なぜか?
ルールを変えることで内定率が下がるから、だそう。(もちろん他にも黒い理由があると思います)

え?
アホなん?
アマゾンで育ったブランカでも分かるくらいシンプルに、大人の都合やん。

選考で落ちることが悪いことって考えてるなら、本質を全く理解してません。適材適所じゃないと意味ないんですよ!何社でも、納得いくまで受けてお互いのことを知って自分軸で選べないとうまくいかないですよ。だから大学の新卒よりも離職率が高いんです!感想とかじゃなくて事実としてデータにも出てるんだからいい加減分かれよ!

もちろん、ちゃんと分かってる方々もいます。秋田県はそもそも1人3社制ですし、めちゃくちゃ流れに抗ってます。他の都道府県でも変えようとしている方々と意見交換させていただきました。私なんかより行動してる方々も多いです。

でも、まだ現実には大勢は変わってません。変わるのを待ってたら、何年かかるかわかりません。
だったら、小さなことかも知れないですが、私ができる方法で目の前にいる方々だけでも変えたいと思ったんです。

そして、イベントを企画しました。それが就活生ドラフト会議です。何やら変なこと初めたなと思われたことでしょう。そんなことできるの?とか、内定率は高いんだからやる意味あるの?とか、休みの日に学生が1日拘束されるのなんてあり得ないとか、他の都道府県がやってないことやって大丈夫なの?とか…

無限に出てくるネガティブな意見に辟易としました。なんだ、求められてないのか?とか不安にもなりました。帝王ベガでもシャドルーを解体して1人になりたくなるくらいのショックです。

でも、ここは意地です。独りよがりと言われても、変えたほうがいいという信念のもとに断行しました。おかげで応援してくださる方も出てきて、すごく勇気づけられました。

昨日のイベントでは途中トラブルがあり多くの方にご迷惑をおかけしてしまったり、暑さや疲れで集中を欠く環境になってしまったり、とてもうまくできたとは言えません。私の不甲斐なさです。

準備も不足しており、結局塚田がやりたいことはこんなものかと笑われても仕方ない出来でした。
本当に申し訳ございません。泣いた理由はこれです。1人だったらもっと泣いてました。悔しくて。笑ってもらえれば救われます。エドモンド本田みたいに豪快に。

でも、私には使命感だけはあるのです。
選択が不自由なことは、歴史的に人材業界では最もタブーなことだと私は考えています。高校生の就活に関する慣行は、本人の意志を削ぎ落として権力者の思い通りに働かせる奴隷制度にも似た面があるとさえ思います。

その点、自由の国アメリカはさすがです。生徒が能動的に動くことが大前提です。高校卒業の要件にも最低75時間のボランティア実施、200時間のインターンが必要とされていて、そのボランティア先やインターン先も学校がお膳立てしてくれることはなく、自分で探して遂行することになります。

こうした作業を自分一人で黙々と能動的にやらないかぎり、何一つ先には進まないし、現状は変わらないということを嫌というほど分からせてくれる大勢になっています。アメリカでは生まれた時から個人の尊厳が大切にされているということなのでしょう。ガイルもあんな髪型になる理由がわかります。

そんなところまでもっていくには私には力がないかも知れませんが、今後も変わるまでやり続けます。別に高校生の子どもがいるわけでもないし、誰か特定の人を救いたいとかではないです。ただ、人材派遣業を長くやってきたことで積み重なった私の中にある「不自由さの解放」へのこだわりは誰よりも強いので、少なくとも岩手県の教育委員会へ意見提言できるくらいには頑張りたいと思います。

誰か、繋いでいただける方がいれば、お願いしたいです。とりあえず昨日来ていただいた岩手県庁の方に挨拶に行くかな。

自分の人生くらい、自分で選びたいよねっていうことが伝わればいいな。

#Aqsh

握手で、きっかけを。

#ラストで嗚咽するほど涙を流した私が見れる特典付き
#スライドがオタク過ぎたけど後悔はしてない
#就活生ドラフト会議

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