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ぼくは魔法使いになりたかった(全52話)

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お金もない、力もない。 そんな自分にも夢があった。 人をたすけたい。 魔法が使えたら出来る? ゲーム世界で極めた絶大な魔法力。 役にたつ世界なんてあるの? ちょっとだけ働きながら…
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#発想の転換

ぼくは魔法使いになりたかった44

同じ場所でありながら、あまりにも悲惨な現状に3人は頭を痛めた。

「なんてことなの。あの子まで」立っているのさえやっと、美しい髪までざわついている。

「隣国に赴き、事情を聞きましょう。」土龍が決意を秘めた表情を浮かべる。

だが、その瞬間にたった今消えたばかりの可愛い息子から、隣国にいると連絡が入った。まるで、キツネにつままれたような表情の3人。

わざわざ会いに隣国に入った。周辺の国々は戦争か

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