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ヤマト繋がるプロジェクト 「みんなと一緒にすごろくでGO!!」実施

ヤマト繋がるプロジェクト 企画学生の猪俣・高久・鈴木です!
1月13日(土)に、本牧和田地域ケアプラザにて『みんなと一緒にすごろくでGO!!』という企画を行いました。

ヤマト繋がるプロジェクトは、ヤマト福祉財団の助成の下、ヤマト運輸労働組合の社員の方々と大学生、横浜の福祉施設が一緒に福祉施設での企画を考え、実施するプロジェクトです。

そしてここでは、私たちチーム1の企画誕生秘話や準備から実施までについての詳しい内容をお話できればと思います。


企画誕生秘話

みんなと一緒にすごろくでGO!!

企画の流れとしては、オンライン上でヤマト社員さんがサイコロを振り、子どもたちと学生が出た数字の数分のマスに進みます。進んだマスの上においてあるカードをめくると、ミッションが書かれており、チームごとにそのミッションに挑戦します。すごろくとミッションを繰り返してゴールを目指します。

なぜ、すごろく?

企画が動き出してすぐのヒアリングでチューリップの保護者様から、普段できない体を動かす活動がいいと希望をいただきました。
チューリップさんの子どもたちの年齢差が大きいため、1つのスポーツをやり続けるのは困難であり、難易度の調整がしやすいものを目指すことに。
また、一緒に成功体験を積むことで一体感が生まれるのではないかと考え、すごろくを実施することになりました!

企画会議

・1つの目標を協力して達成することで、子どもたち同士がもっと仲良くなる
・今後の活動でも子どもたち同士が交流できるようにする

この二つを企画の目的としてチームで話し合いを進めていきました。
企画メンバー同士でアイデアを出し合いながら、すごろくの進め方やミッションの内容などをブラッシュアップしていきました。

事前訪問で視覚優位の子どもが多いと教えていただいたので、色やイラストを活用して目で見てわかりやすいようにしようなどといった話し合いを重ね、チームを色分けしたり、オンライン参加の方の背景をチームカラーにしたりしました。ミッションでは短い文で表すと共に何をするかわかりやすいようにイラストを添えるなどといった工夫をしていきました。

交流を深めるために!

チューリップさんでは子どもたち同士が話したり、コミュニケーションをとることはあまりないと教えていただきました。そこで、企画の目標を子どもたち同士がもっと仲良くなることとし、個人戦ではなく3人ずつのチーム戦を行うことにしました。
普段の活動では各々のペースで保護者の方と一緒に活動しているそうなので、円滑に進めるために子ども1人を学生ボランティア1人が担当することにしました。

みんなでグッドサイン👍

いきなり子どもたちにコミュニケーションを実践してもらうのは難易度が高いと感じたため、気持ちを共有するためのポーズを決めました。それがグッドサインです。その場にいないオンラインの人と会話することが難しいお子様もいらっしゃったので、会場参加者だけではなくすべての参加者でポーズをすることになりました!

カメラに向かってグッドサイン!

お互いを知るために!

学生がマンツーマンで子どもを担当することが決まり、学生が子どもに慣れることと、子どもに学生に慣れてもらうために、本企画までの間に計3回チューリップさんの通常活動に参加させていただきました。チューリップの保護者の方はもちろん、音楽療法の先生や絵画の先生、ボランティアとして長年携わっていらっしゃる方々からアドバイスを頂いたり、子どもたちとの交流の仕方を見学したりと、とても勉強になりました。

企画当日

本牧和田地域ケアプラザの多目的ホールをお借りし、対面ではチューリップの子どもたち11名・学生ボランティア13名、オンラインでは全国各地から6名のヤマト社員さんに参加していただきました。

顔合わせタイム

チームごとに子どもたち・学生・ヤマト社員さんで顔合わせをする時間では、お互いに楽しくコミュニケーションができ、明るい雰囲気で企画をスタートすることができました。

すごろくスタート!

赤チーム、黄チーム、緑チームの順で、すごろくタイム。
オンラインのヤマト社員さんには、サイコロを振っていただいたり、ミッションの一つとして、子どもたちとじゃんけんをしていただいたりしました。

ピンを倒そうミッション!
ねこさんに届けよう!ミッション

上の写真のミッションは、クロネコヤマトの箱を、司会の江口さんまでお届けしようという内容のミッションです。ヤマト社員さんのお仕事を子どもたちに体験してもらえるような、このプロジェクトならではの試みでした。ミッションができたら、みんなでグッドポーズ!子どもたちも最後まで楽しくゲームに取り組んでくれて、会場もオンラインも大盛り上がり、あっという間に楽しい時間が過ぎていきました。

みんなでグッドポーズ!

表彰式

企画の最後に行った表彰式では、今日の頑張りを讃えて、子どもたち一人一人にメダルが贈られました。実はこのメダル、各地のヤマト社員さんが事前に作成してくださったもの。メダル一つ一つ、とても素敵に作り上げてくださいました。その可愛らしい素敵なメダルに子どもたちも喜んでくれて、笑顔の絶えない1日となりました。

made by
各地のヤマト社員さん
表彰式の様子

ご協力いただいた方々について


今回の企画を一緒に作り上げてくださった皆様についてご紹介したいと思います。

中区地域訓練会チューリップ(連携施設)

発達がゆっくりな子どもたち(未就学児~高校生)を持つ保護者が自主的に集まり、音楽療法や絵画、創作活動などの定期的な活動を行っている団体。区内各所の地域ケアプラザなどで、障がいのある子どもたちについて知ってもらうための活動や障がいに対する啓蒙活動も行っています。

横浜市中区訓練会 チューリップ (grupo.jp)
https://www.instagram.com/kunrenkai_tulip?igsh=aHh2dDJ1aWw4bjAy

横浜市本牧和田地域ケアプラザ(コーディネーター)

平成16年に中区6館目の地域ケアプラザとして誕生しました。身近な地域で様々な福祉サービスを一体的に提供する施設です。地域活動・交流や、居宅介護支援、通所介護サービス、地域包括支援センターとしての機能を持っています。

本牧和田地域ケアプラザ | 社会福祉法人 横浜社会福祉協会 (yoko-fukushi.or.jp)

当日ボランティアの声

当日参加してくださった、学生とヤマト社員さんのコメントをいくつか紹介いたします。

学生
・Hさん
担当した子が、なんでなんでといろいろ気になっていた様子でしたが、ミッションやグッドポーズにノリノリで取り組んでくれて嬉しかったです。私が手助けする機会はほとんどなかったのですが、ふとしたときに手を繋いでくれて、心を預けてくれたことが嬉しかったです。いい経験が出来ました。
・Mさん
表彰後にはおともだち同士の会話もあり、子どもたち同士の関わりを深めるという目的も達成できたのかなと思います!また、グッドポーズを全員共通にしていたからこそ、一体感を醸成し子どもたちの笑顔を引き出すことができました。ボランティア学生としての参加でしたが、子供の目線に立ち会話のキャッチボールを行えたことが、企画の成功に繋がったと感じています。

ヤマト社員
・Nさん
普段関われない地域の方々や、同じ仕事をしている全国の仲間と企画に参加できて楽しかったです。
・Nさん
参加していた方々の笑顔に触れてこれからより一層身を入れて活動に向き合おうと思いました。現地で参加したいです。
・Tさん
初めてzoomでボランティアに参加させていただいて不安もありましたが楽しめました。参加してよかったです。

企画メンバー感想コメント

・江口さん(ヤマト社員)
この企画に携わって3年目、0(ゼロ)から関われた人生で数少ない貴重な時間と体験でした。普段出会えることのない人に出会い、対面参加でたくさんの笑顔に触れ、あの時間は私にとって一生の宝物です。企画制作はほぼ学生2人が頑張ってくれていて横槍程度のアドバイスしかできませんでしたが、楽しい時間と大成功ありがとうございました!

・菅野さん(ヤマト社員)
今回初めてヤマト繋がるプロジェクトの企画メンバーとして参加させていただきました。学生さんとチューリップさんなどみんなで1から企画を作っていく中で、学生さんの企画力や発想力などに圧倒されました。私が持っていない力を持っており、もっと頑張らないとなという気持ちにさせてくれました。企画自体もみんなが一丸となり取り組んだため、子供たちをはじめ全員が笑顔になりとても楽しい一日になりました。とても貴重な経験をありがとうございました!

・猪俣(学生)
半年もの長期間にわたって1つのことに取り組むのは初めてだったので、企画を成功で終えることができてほっとしています。子どもたちどうしがもっと仲良くなるという目標は抽象的でしたが、様々な方のご協力で達成できました。特にグットサインが皆さんにご好評で、当日は子どもたち同士でもポーズを取り合ってくれて、企画の達成を形として目にできてとても嬉しかったです。

・高久(学生)
今回は企画メンバーの学生2人をサポートする形での参加になりましたが、「子どもたちのために何ができるか」を一生懸命考え、チューリップさんやコーディネーターさんと連絡を取り合う姿が印象的でした。ヤマト社員さんをはじめとした、この企画に関わってくださった皆さん一人一人が、限られた時間を持ち寄って「繋がり」を再認識する時間を過ごせたことが、本当に良かったです。

・鈴木(学生)
幼い頃からの環境もあり、参加する側としての場面は多くあったものの、企画する側として作っていくのは今回が初めてでした。企画の裏にはこんなに見えない努力があるのだなということを身をもって感じることができ、大学生のうちの数ヶ月という時間のなかで、幅広く人と関わることができたのはとても貴重な経験でした。当日はその場にいた人全員の笑顔を見られたのが何よりも嬉しかったです。

最後に


企画が始まるまで、楽しめる企画になるだろうかと、不安でいっぱいでしたが、大きなトラブルもなく、大成功に終わることができました。
そして、当日の様子振り返ると、事前に立てた二つの企画目標も達成できたのかな〜と思います。
子どもたち同士はもちろん、今回の企画で生まれた全ての繋がりが、これから先もずっと続きますようにと願っています。

企画を一緒に作り上げて、お力添えくださりました皆様、ありがとうございました。



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