この夏、研究室のポジションを貰いました(笑顔)

春になりまして、木や花の芽が咲き始めました。
色とりどりの季節がやってきて、冬のモノトーンな世界から脱却できることを嬉しく思います。

私は、現在トロント大学の三年生、化学専攻環境化学副専攻宗教学副専攻を受講している者です。

現在、4/27にすべての試験が終え、リラックスしています。
あれだけ病んでた精神も、いざ山場が過ぎると落ち着いた気分になります。

先月の、焦燥感はかなりつらかったです。
試験の勉強もしなくてはならないし、就職活動に向けて、履歴書(ここではレジュメ、カバーレター)を作成して、当たり所に申請しました。

僕は、主に三つのタイプの就職先を用意しました。
私の、目標はトロント大学院に進学することです。
なので、現場経験や化学実験の積み重ねを何よりも重要視されます。

1つ目は民間会社のインターンシップ
残念ながら、確率はかなり低いです。
私は、家族のコネで親戚中に連絡し、どこか未経験でも入れるインターンシップ先はないかと探していました。
製薬会社で働きたかったのですが、運よく地方の有名な製薬企業に勤めている知り合いがいて、インターンシップの相談をしました。
その方によると、今のカナダ/アメリカは経済状況が良くなく、化学製造などニッチな人では募集していないとのことです。
しかし、一応インターンシップの申請はできるので、私は臨床試験のポジションを申請しました。マウスに投薬し、過程を見守る実験です。
やるだけやって出来なかったら仕方ないで、片付けられます。

2つ目は、教授のボランティア申請で、教授にメールを送信して無給で働かせてくれとお願いする方法です。
日本にいたとき、この存在を知らなかったのですが北米では一般的な行為で、私が知る限り結構な人数の学生がこの方法を利用して、研究経験を積んでいます。これはコールドメールと呼ばれるものです。
私は、3人の教授に申請しましたが、諦めました。
まず、不確定要素がかなり多く含んでいます。
ある教授は、ボランティアは取らないと言い、ある教授は、既にボランティアを取って席がないと言いました。
違う教授ごとに毎回履歴書を書き直しているので、非常に手間がかかります。
しかし、大学院を目指してるものにとっては魅力的なポジションです。
教授の指導の下懸命に働けば、紹介状が貰えて、就職でも大学院でも申請に大きな差が付けます。
夏だけでなく、秋、冬にもあるので、今回はこのポジションを断念しました。

3つ目は、現実的で、チャンスがある方法です。
僕はこれで研究仕事を貰うことが出来ました。
大学のサイトに仕事募集のページがあり、そこでは木の葉集めなど簡単な仕事や生化学実験など医学部が主導する本格的な実験があります。
膨大な量の募集欄があるので、大量に申請すればチャンスは大幅に当たります。履歴書も少し変えるだけでいいので、私はこの1か月、この方法で研究実験の応募を物色していました。
私は、3年目で分析や環境化学に興味を持っているので、主に環境系の実験に申請しました。
例えば、水質の調査や、土壌の汚染度、空気の汚染物質を調べて、生態的にどのような影響を与えるかということです。
そしたら、一人の教授が僕にメールをくれて、興味があるならやらないと誘われました。
このポジションでは、時給16.55ドルなのでひょっとしたら民間のインターンシップより給料が良いかもしれません。
何がともあれ、これで私は未経験という不名誉な立場から、履歴書に堂々と教授のもとで研究経験ありと書けるわけです。

この方法の存在は前から知っていましたが、物理的に精神的に1,2年生が楽に応募できるものではありませんでした。

別の記事に書きますが、1,2年生の授業量や学習量は尋常ではなく、極めて多忙な状況に置かれるわけです。
これで精神を壊す学生が続出についには大学による、メンタルヘルスサービスが無料で提供されるようになりました。

今の、私は希望が見えてきたので安堵しています。

この夏では、運転免許を取ったり、勉強会リーダーに参加したりと、これまで出来なかったことに挑戦したいです。

来年は4年生ですが、気を抜かずに引き締めます。

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