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第4回 ももの前の筋肉を使うと・・・

「走る時、どこの筋肉を使いますか?手でちょっと触ってみて下さい」

と言われたら、あなたはどこを触るでしょうか?
膝の少し上?脚の付け根あたり?
陸上競技に精通した人でなければ、ももの前真ん中あたりに手を置く
のではないでしょうか?

無意識に手を置いた所は大まかには大腿四頭筋と呼ばれ、太腿の挙上が
主な役割になります。
しかしこの大腿四頭筋、走る際には推進力を得るどころか逆にブレーキすらかけてしまう事があるんですよ。


「え?走る時、もも挙げるじゃん?」
「もも挙げが重要だって言われてドリル練習もやったことあるし・・・」
わかります。わかります。
しかしこの陥りやすい誤解を解き、解剖学的に正しく認識する事で、
”走る” という事について、どの筋肉を使えば良いのかという理解、
またその奥深さについても感じてもらえると思いますので、今回はそのあたりをテーマにお話ししていきましょう。

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