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<号外>ジュール・リメ杯を勝ち獲るために

’98フランスワールドカップ初出場から7大会連続出場を遂げるも
ベスト8の壁を未だ突破できていない我らが日本代表。
今回はワールドカップを獲る為、つまり優勝するために必要な条件を
3つのポイントに絞ってまとめてみましたので、皆さんも考察してみて下さい。

Top of Top of Topプレイヤーの存在

掛け値なしの真剣勝負で頂点に立つ為には?
結論から言ってしまえば、Top of Top of Top、トリプルトップの存在が
不可欠です。この ”トリプルトップ” とはCLでベスト4常連、そのチームの
エース、という水準です。
ハッキリ言ってしまえば世界No.1の選手が必要だという事です。
’23 WBC日本代表の中心には誰がいたでしょうか? そう大谷翔平です。
’22カタール大会においてはそれは誰に相当するでしょうか?
勿論メッシ、エムバペです。

万人が認める ”突出した個” を日本は生み出せるか

彼らレベルの選手が日本に現れるのは未だ想像し難いですが、
頂点をリアルに狙っていくというのはそういう事でしょう。
その想像のしづらさ、臨場感の薄さが、もしかしたらベスト8の壁を破れない日本代表の現状そのものなのかも知れません。


あらゆる局面で充分に戦える

4局面(攻撃、ネガティブトランジション、守備、ポジティブトランジション)、対3or4バック、1or2点差で勝っている/負けている、退場者が
自チームor相手チームに出た、延長戦、PK戦、システム対応…etc
サッカーには様々な局面、要素があり、しかも時々刻々変化していく事もあって、議論のネタには事欠きません。フットボールで最も求められる力、と同時に我々日本人に欠けている特質として時折指摘される臨機応変、というワードも鑑みながら、”サッカーを戦う” を2つ目のキーワードとして挙げたいと思います。

昨今のフットボールシーンではオフェンス、トランジション、ディフェンスというカテゴライズも意味をなさない程、ゲーム展開はシームレスなものに
なっていますし、ゲーム中のフォーメーション変更もあと出しじゃんけんの
応酬の様相です。リスクを最小にする為の対応策の共有、チーム戦術レベルでの落とし込みまで、準備のレベルも日進月歩で高まるばかりです。これらの事象は何を意味するのでしょうか?

厳しい環境で揉まれ、生き抜いた”個”こそが輝く



即ち教科書通りに、マニュアル通りにプレーしていれば良し、という基準を遥かに超えた状況適応力が最先端のゲームにおいて選手は求められているのです。

目下の代表の課題として取り上げられる、格下相手に対する戦い方や体格で劣る相手のパワープレーなど、今後も突きつけられるであろう課題を克服していくのは当然の事であり、最先端の戦術をキャッチアップしつつ、苦手な局面をなくし、メンタル、フィジカル、チーム戦術等どの側面でもあらゆる状況や戦局において十二分に戦えるという地平にまずは立つ事が、頂点を獲る為の大前提になると思います。


勝利の女神に微笑んでもらうために

3つ目はシンプルになりますが、
”最後まで走り抜く能力、覚悟”
です。

’22カタール大会決勝、アルゼンチン代表の選手達の走り抜く姿をご覧になったでしょうか?メッシという唯一無二の攻撃力を最大限に引き出す為に、献身という言葉が陳腐に感じてしまう程、局面での球際の激しさはすさまじく、自陣にスペースが生まれようものなら、戦術度外視で脚が攣ってでも走り切るアルゼンチン代表の選手達に、スポーツという範疇を超えた人間性、魂を見せつけられた気がして、まるで映画でも観ているかのように胸を熱くした記憶が今でも残っています。

戦力は互角、3対3というスコアの熱戦を見守った勝利の女神は、
”死力を尽くした戦士達” に最後は微笑んだのではないでしょうか?




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