これぞ昭和のドラマ!幸子を死なせないで!!『赤い疑惑』
『赤い疑惑』をはじめ、「赤いシリーズ」のTBSドラマ、見てたなー。泣いたよなー。
BS-TBSで『赤い疑惑』の再放送が始まったのを知って、録画をビール片手に飲むのが1日のシメ(の始まり)。百恵ちゃんがキレイだ、とっても。今と比べると確かに大人っぽくもあるのだが、これが正しい女子高生であって、決してJKではないんだな~。
とにかく不幸を背負いまくっている大島幸子を百恵ちゃんが、その相手役の光夫さんは三浦友和が演じる。当時、人気絶頂の百恵ちゃん。三浦友和はその相手役俳優というイメージだったが、改めて見てみると超イケメン俳優ではないですか! 背も高く、長い脚にベルボトムのジーンズがよく似合う。そして、見れば見るほどお似合いの二人。百恵ちゃんが恋人宣言(←こんなんしたんですよ、当時は!)したとき、日本中が納得したはず。
幸子は、大学病院の爆発事故で放射能を浴びてしまい白血病になる。そのとき助けてくれたのは医学部の学生の光男さん。二人はひかれ合いやがて恋人同士になるが、実は幸子は光男さんの父親とパリのおばさまこと、理恵との間に生まれた子供。光男さんとは異母兄弟ということだ。白血病だわ、両親は実の両親ではないわ、恋人とは異母兄弟だわ、かわいそうでかわいそうで、胸が押しつぶされそうだった。今見ても、かわいそうすぎると思う。
時代は、こんなストーリーを求めてたんでしょうかね? 当時、白血病といえば不治の病といっても過言ではなかった。今と違って、本人に告知なんてもってのほか、周囲は寄ってたかって病名を悟られないようにしたものです。20年くらい前、韓国ドラマの『冬のソナタ』というのが日本で大ヒットしました。あたしもご多分に漏れず、食い入るように観ておりました。『冬のソナタ』は、たぶん『赤い疑惑』と系統が同じなんですね。冬ソナが流行っていたとき友人が「オレは、冬ソナは観てない!赤いシリーズも嫌いやった!!」とドヤ顔してたことを思い出しました。
そして、光夫さんのお母さんがめちゃくちゃ意地悪なんすよねー。本当に、憎ったらしいったらありゃしない!原佐知子さんという女優さんなんですが、あの実相寺監督と結婚されてたんですね。でも、原さんがいなかったら、あそこまで百恵ちゃんてか、幸子はかわいそうじゃなかったですからね、脇役って本当に重要な存在です。
来週は第9話から。全29話というからまだまだ楽しめる~♡
それにしても長門裕之って、ほんといやらしい役がハマってる。
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