解体新書の各種反論、質問、感想に答える

謝辞

下記記事に対する危機感から「新有安杏果実論」を記述し、特に拡散もしてなかったのだが、大手掲示板に掲載されたことを皮切りに。ある程度関係ファンの間で拙稿をご覧頂いたようで、深く感謝したい。

あくまで表に出ている拙稿の感想の多数は「概ね考えてることと一緒だ」「スタンスや細かい点、認識と違う部分があるが理解できる」といった概ね好意的な内容で、筆者のような市井(しせい)の素人の論考に賛同いただき、その点にも深く感謝したい。

また、記事が出て危機を抱いてから2日間のスピードで書き上げたこともあり、改めて見てみると公開前に一度見直したものの、文章の書き方が分かりにくかったり、誤字があったり、論理展開が甘かったりなどもあり、至らない点は恐縮している次第である。

一方、拙稿が「アンチや狂信的なファンの極端な言説には与しない」とするある程度の中間派/静観派とでも言うべきターゲットにはある程度受け入れられていると感じるものの、そうでない「スマイルーマー」「アプリコッター」からはあまり論理的な反論が出てこず、「偏見の塊」「感情的に気分が悪い」「駄文」「こんな奴はファンではない」「無視が一番」など、感情的な反論や個人の思い込みに近い反論が多く見られ、そこに関しては大変残念であった。

筆者としては是々非々の議論が起こることを望んでおり、反論者達の中には文章記述で名をなした人物などもおり、拙稿に対して大いに論戦を仕掛けて頂ければと思う。もちろん、下記のような有安擁護の論陣が大炎上した事件などもあり、なかなか今の有安に対して全面擁護の論戦を仕掛けるのが酷な事情もあるとも筆者も承知しているのだが、是々非々の反論であれば受け入れてもらえるのではないか。

とは言え、今回のちょっとした拙稿の拡散で、いくつか意見や感想なども見られたので、それに対しての筆者の見解を下記に記述して行きたいと思う。

1.論理構成が雑、偏見も入ってるのでは

特に拙稿の「問題点」に関して上記批評は当てはまってる部分があると感じている。言い訳になるが、冒頭で記述したように、記事が出てから2日間のスピードで書き上げたこと、ある程度明らかになっている部分からの類推などもあり、特に問題点の記述に関して丁寧さを欠いているのは筆者も認める。

ただ、現在明らかになっている情報の量などからすると、ここからある程度丁寧には書けるとはいえ、現在の筆者の筆力では大枠では拙稿のレベルの考察/論理構成になってしまうのも否めない。

また、どちらかと言うと筆者としてはここでは正確性や丁寧さを優先させるよりも議論のためのフレームワーク、たたき台を示しておきたかった意図もある。

なので、この点に関しては筆者の筆力不足を申し訳なく思いつつ、議論のたたき台として、様々な論者の批判的考察を持って、よりクリティカルな問題点や今後の対処に肉薄して行ければ幸いである。

2. 前所属事務所の問題点の記述がほとんどない

拙稿の論考はあくまで「有安杏果の人気がどうしてここまで低下したか?」である。よって前事務所の時代から人気が急下降しているならともかく、前事務所時代はむしろ有安推しが隆盛を極めていた現実から、分析の対象としては重視していない。

筆者も有安杏果が事務所に「何らかの」不満があったとは考えている。全く事務所に不満がないのであれば、契約違反等で契約解除の場合以外に退所することはありえない。
有安推しが前事務所時代に隆盛を極めていた定量的な情報は、グッズ売上や会員数の実数を筆者が知らないので正確には分からないものの、補完的な情報として、定量的にはソロコンの他メンバーに比べた動員数、定性的には会場で緑推しが増殖し続けてるように見えたことから、卒業間際まで実質的な推し数はメンバー間でトップクラスだったのではと考えている。

人気の下降の原因という1点から考えると、人気の上昇、ダメージコントロールも含めて、実は前事務所の手腕の良さに対する記述になってしまう。「前事務所の記述がない」とした方は「事務所が悪い」と言う論法に持っていきたいようだが、人気と言う視点で考えると事実は逆で、前事務所のマネージメントはむしろ良かったのだ。

繰り返しになるが、これはあくまで「有安の人気度合いの変遷」と言うバロメーターからの視点である。「なぜ有安が前事務所をやめたか」は拙稿の主要な分析対象ではないので、ご自身で分析して頂ければ幸いである。

3.ファンの人数は関係ない、有安は数百人単位のライブで十分満足だ

筆者はその考えには賛同しかねる。PSZツアーが仮に全部スタンディングだとすると27000人のキャパシティーだと言われている。

つまり、有安側で「1回に2000人程度の観客を入れてライブを行う/行える」と言う明確な計算があったと言わざるを得ない。

ただ、実際に現時点で販売されているチケット数はどうか。販売総数が7000枚程度と推定され、現時点では、実際にライブが開催されるとほぼ推定通りの結果になってるではないか。

当初スタンディングを中心にしたライブが、あまりのチケットの販売不振で椅子席に変更された事実も見逃してはならない。

27000人の最大キャパシティーで7000人レベルの販売だとすると、販売率25%で大惨敗も大惨敗である。もちろん「"自分"は数百人の規模で見られれば良い」という「自分」が主語に来る考えなら理解できるが「"有安"は数百人の規模で問題ない」と「有安」を主語にして語る場合は、PSZツアーの有安側が意図していたことと、現実の集客数からすると完全に誤った論だと言わざるをえない。

4.「有安のクリエィティブ能力やプロデュース能力がない」は無根拠

クリエィティブ能力が「ない」ということ関しては定量的に提示するのは確かに難しい。それは、クリエィティブ能力が「ある」とする根拠を示すのが難しいのと同じことだ。なので、ここに関しては各人の判断に委ねたいと思う。

とは言え、SNSの反応などからすると「ない」と判断している人の方が多い気がしている。また「人気分析」という観点からは有無の絶対論よりも「ないと思っている人が多い」というマーケティング的な視点の方がより重要である点は指摘しておきたい。

プロデュース能力に関しては定量的にはPSZの観客動員数の大惨敗、定性的には「何か発表する度にやらかして炎上」と言う現実をみて頂ければ傍証となるだろう。拙稿でも数々のプロデュース上の失態を指摘したが、それから一ヶ月程度経過したが、相変わらず物議をかもす失態を毎週のように繰り広げている。

5.パフォーマンスもそんなに高いもんじゃないよ

これに関しても定量的に提示するのは難しい。子役時代は各証言にあるように「オーディションキラー」で「エグザイルキッズ特待生」で、ももクロ加入後は「アイドル歌唱ランキングで常に上位」などの傍証はあるにはあるが、ある程度、各人の判断に任せたいと思う。

そうは言っても、程度はあれ、「有安がパフォーマンスに秀でている」と考えている人の方が多いのではないか。

6. お前のような奴はファンではない

こちらに関しては、筆者では判断できない。拙稿に対して「愛のある記述」「有安のことを真剣に考えてる」という感想を書いて頂いてる方もいらっしゃったり、ネガティブの反応ばかりでもない。逆に感情的な部分でもいいので、様々な感想を聞いてみたいものだ。

筆者がトラッキングした限り好意的な記述の方が多く見られていることもあり、批判は大いに求めている。特に議論を深められるような批判的な考察は大歓迎だ。

7. PSZの最中にこんなこと記述するとは何事だ

時系列で言えば、拙稿が公開されたのは6.29であり、記事が大手掲示板に掲載されるなどで拡散が始まったのは7.19である。拙稿は下記記事による有安に対する見たことのない炎上を憂いて約2日間で書きあげた論考である。

よって、PSZに合わせて有安をさらに貶めたり、PSZを盛り下げる意図を狙って書かれた論考ではなく、PSZの最中にたまたま論考が発掘されただけである事実はここに記しておきたい。

8. 大手掲示板の情報などからの記述も含んでおり、読むに値しない

最初に申し上げておきたいのは、大手掲示板の情報の中に、ファンからは見るに絶えないだろう記述があるのは事実だ。またSNSなどでもファンからは見るに絶えないだろう情報が出回ってることも事実だ。アイドルやアーティストの応援は趣味・嗜好の話なので、個人として「不快なものや見たくないものを見ない、ブロックする」と言う選択は尊重されるべきものだ。

ただ「大手掲示板の情報も含んでおり読むに値しない」と言う思考態度には真っ向から反対させて頂く。

同時に、筆者は下記理由から、有安がフライデーされて以降、大手掲示板の内容も定点観測をしていることは初めに表明しておく。

第一の理由は、現在の有安のネガティブ情報拡散の経路として大手掲示板のは重要な位置を占めているという点である。現在有安の情報は一部twitter、もしくは大手掲示板に掲載、あるいは少数のラインのグループチャットなどを経て、大人数のグループチャット、twitterなどに拡散されると言う経路を辿っていると思われる。

拙稿も6.29とかなり前に書かれたものであるが、拡散したのは7.18に大手掲示板で言及されて以降だ。それまでは拙稿が極小の1部を除いて言及されることはなかったし、拙稿のアクセス数からもそれが伺える。

第二の理由は、表に出てきずらい感情がダイレクトに現れている点である。現在、大手掲示板のももクロ関連のスレッドの中で、有安関係のスレッドが最も消費量が多い事実はご存知であろうか?これは単に「アンチの愉快犯だけ」が書き込んでると言うだけでは説明がつかない。有安に対するネガティブなファンが基本的に書き込んでるであろうことは否めないものの、表にできない自分の感情吐露を掲示板で表している者も多く、SNSグループなどから見ても、大手掲示板をウォッチしている者に至ってはかなりの数に登っていると考えている。

筆者も一般の人にも目に付くSNSをしているが、元緑推しと言う筆者の属性もあり、フォロワーやグループには極端な有安アンチも極端な有安ファンもおり(もちろん中間派/静観派がほとんどだが)、現在の有安に関しては公式のリツイート/いいねを行うくらいやライブの簡単な感想程度以外を投稿することはない。これは様々なフォロワーやフォロワー以外も内容が見れてしまうSNSでは無用な議論や炎上を避けるためであり、大手掲示板でも「SNSでは言えないからここで言う」と表明して書き込んでいる者も見られる。
大手掲示板の影響力、拡散能力のベンチマークとして拙稿の拡散状況の時系列を大手掲示板やSNSでトラッキングしていたが、アプリコッターと呼ばれている者の中にも、明らかに時系列的に大手掲示板で拙稿が言及されたのを見て論評している者がいくつか見られた。アプリコッターの中でも定期的に大手掲示板を見ている者もそれなりにいるのではと勘ぐっている。

第三に、大手掲示板の情報は誹謗中傷やガセネタばかりではないと言う点だ。一番分かりやすい例は「PSZの観客動員予測情報」。結果的にこの大手掲示板に上がっている情報は現時点では概ね推測通りであり、他にも有安の今後を占う上での重要な情報が掲載されていたりする。

以上見てきたように、有安杏果の問題点と対処を考察する際に、大手掲示板の情報を定点観測することは有用であると筆者は考える。

「大手掲示板の情報を元にした記述もあるから信用できない」と言う論者は、イメージだけで物事を判断する反知性的態度だと筆者は見なしており、そのような態度は仲間内で「大手掲示板の誹謗中傷など相手にしないようないい人」として持ち上げられるには良いのだろうが、知的には極めて怠惰であると考える。

筆者は「リアリズムで有安杏果を分析することで光明が得られるのではないか」という立場をとっており、このような反知性的な態度は厳しく非難しておきたい。何となくの印象による思い込みがどのような悲惨な結果をもたらすかは、下記論考に詳しい。

繰り返しになるが、筆者が痛烈に批判しているのは、あくまで「大手掲示板の情報だから信用できない」と言う知的に怠惰な態度である。大手掲示板にはファンにとって見るに絶えない記述があることも確かで、筆者は「大手掲示板のネガティブな記述は見たくない/見ない」と言う考えや「見たくないSNSをブロック、ミュートする」と言う個人の感情や感覚に基づく自由意志は絶対に尊重されなければならないとする立場であることは、改めて強調しておきたい。

9. アカウント名「apricotor」を変更しろ、「市井さん」

拙稿のコメント欄で筆者「apricotor」というアカウント名を変更しろと言う記述が見られたが、こちらは拒否させて頂く。何か公序陵辱に反するアカウント名であることなど相応の理由があれば対応させて頂くが、「アンチブログがapricotorと言うファンの総称を使うのは気に入らないから変更しろ」とは一体どう言う了見なのだろうか?

コメントを読む限りこの方は「アプリコッター」らしいのだが、あなたのような自分の感情だけを頼りにした行動は、今後戻ってくる可能性のある中間派に更なるネガティブな感情を与えるだけではないのか?筆者はこのような身勝手で、周囲の影響を何も考えてない主張に対しては痛烈に非難をしたい。

そもそも「apricotor」は単なるアカウント名である。アカウント名変更の要求は筆者には相当斜め上の要求に思え、正直相当に当惑している。

また、この方は私のことを「市井(いちい)」と言う苗字だと勘違いしているようだが、拙稿は「市井(しせい)の素人」と記述しており、つまり「一般に生活している素人」と言う意味で書いている。もし「市井(しせい)の素人」という日本語の言葉使いが難しかったなら、そこに関しては筆者の配慮不足であり、その点はご容赦願いたい。

また、表明しておくと筆者の本名の苗字は「市井(いちい)」ではない。もし市井さんというモノノフさんがいらっしゃったら、拙稿とそのコメントであらぬ誤解や迷惑を与えてしまったかもしれない点についてお詫び申し上げる。

10.お前の文章は不愉快だ

これに関しては、個人の感想なので筆者としては特に何も言うことはない。繰り返しになるが、個人の感想や感覚は尊重されるべきだ、と言うのが筆者の立場である。

最後に

以上、ざっとトラッキングした中で拙稿について目についた意見について筆者の見解を述べてみた。PSZツアーも始まり、集客的な苦戦は想定通りとはいえ、ツアーはまだ始まったばかりだ。スタイルブックの写真撮影者について物議を醸したりもあったが、いずれにせよ、有安においては体調を壊すことなく、無事にツアーを完走できるように願っている。

追記:

筆者の拙稿が「承認欲求により書かれた駄文」的な会話があると知りその会話内容を見に行った。

承認欲求があるかどうか本人は特に考えてなかったが、あえてここは筆者が「承認欲求の塊である、自分の承認欲求のために有安を貶める記述をして悦に浸っている」としてみよう。

筆者が見た限りその会話の中に「評論家」と「有安の記述で金銭を得ているセミプロ」が含まれていることを見て、思うところがあるので追記としておきたい。

「評論家」も「有安の記述で金銭も得ている者」も文章を書くことや意見を表明することで金銭を稼いでいる。なるほど、筆者は承認欲求の塊で有安を貶める極めて卑しい最低な人間である。だが「文章や意見を表明する行為で金を受け取ること」と「市井の卑しい素人が承認欲求で雑文を書くこと」は果たしてどちらが高尚なことなのか?

もちろん意見を表明することで金銭を稼ぐ「プロ評論家」やアマゾンで「有安論」を有料で販売するような高質な文章を書く「セミプロファン」の方が当然偉いと言う考え方もある。ただ私が知ってる限り専門家なり知見を持った方であればこそ、間違いや認識違いがあれば誠実に文章で反論する方の方が多いこともあり、その点、筆者を「気分悪い」「面白くない」などの感情や意見ではなく、「妄想」「傲慢」と一言だけで切り捨てる「プロ」や「セミプロ」に対しては腑に落ちてないと言う点は追記としておく。


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