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ひとりぐらしはじめました。

やってきたぜこの日が。

モラハラ夫から逃げました。所謂『昼逃げ』を敢行しました。すげぇ。よくやったわたし。

大雑把に流れを掴んでみましょう。
5月 家族と同居再開
6月 脱出を遠く夢見てパート開始、資金を得る方法を考える
7月 個人事業主としての仕事がなかったことから社会福祉協議会にて緊急小口資金など生活支援のためのまとまったお金を借りることに成功。無利子で保証人不要。また、占いで「今すぐ動き出すべし」との忠告を受けて本腰を入れる。
8月 物件探し、不動産問い合わせ。訳ありすぎてまともに対応されない悲しみを知る。
9月 拾ってくれた担当のいる不動産にて賃貸契約成立。希死念慮すごいけど生きた
10月 アホみたいに時間指定を駆使してこっそり買い物をした時期。20日に鍵をもらう
11月12日 たくさんのものを抱えて(物理)(心理)新生活開始

合流してわずか半年で出て行った杏子さんの行動力たるや。(大草原

でもさ!人生有限ですから!双極性障害は一般に短命ですし、無理して我慢しながら命をすり減らす時間は少ない方がいいに決まっている。ただでさえデフォルトで人生ハードモードなんだからさ。障害抱えちゃってさ。せめて「自力で変えられる部分」を楽しくしなきゃね。その部分をいかに自分らしく彩るかが、その人の生き様になるんだと思うなぁあ、寝不足で早朝にアジカン流しつつタイピングしてるハッピーな頭がそう言うよ。テンション高め。だってあの家じゃできなかったことができるんだから。寝不足はよくないけどさ。だから午前中仮眠をとるって決めてる。

こんなこと言うけど、前日夜からちょいちょい泣いてた。息子が心配すぎて。ほんとは息子と離れたくなくて。お風呂でわんわんしてましたよ、こっそりとね。オフィシャル別居じゃないからなんでも隠さないといけないのもキツかったな。

当日も、そう。朝からクローゼットをほぼ空っぽにして荷造りして車に詰め込んだりしてたけど、なにもない空間を抱えたクローゼットを見て悲しくなったし、学校から帰ってくる息子を家で待って、iPhoneを渡して、「ありがとう、、」と驚く息子に「・・・というのもさ」と明後日の方向を見て切り出さなきゃ耐えられなかったりしたし、家から市内に向かうバスに揺られながら友人から「無事◯君に会えてよかった。さみしくないかな」とLINEが来て決壊したりした。息子に頭ぽんぽんしかしなかったことを今すごく後悔している。もうわたしと身長があまり変わらず体もガッチリしてるから気恥ずかしくてギュッとできなかったけれど、彼はまだ10歳の少年なんだよなぁ。うー。

まぁ一生の別れではないので次会えたら嫌がられても飛びついてやろう。ドギマギさせてやる。へっへ。

そして最大の問題は、夫が仕事から帰ってくる17時以降のこと。

いつも退勤するときに電話が来るのだが、それを無視したあと着信拒否。しばらくしてLINEが来ていた。通知もあらかじめOFFにしていたから気づかなかったけど。何がなんだかわからない、頼むから話を聞きたい。

わたしは心身ともに消耗しているから話したくないと返し、しばらく往復したら。

父親から着信。

あーーー実家に早速連絡してるあのやろう。母の険しい表情を思い出して足がすくんだけれど、とりあえず電話は落ち着いて話せる気がしないので父の電話も無視。

その後LINEで「どこにいますか?心配しています」と。

ひとりになって心細いとか、いろいろの緊張して疲れてるとか、そういうところに「2大相手したくない相手」から連絡が来てもうほんとにつらかったけれど、占い師が事前にアドバイスしてくれたことを思い出す。「心配してるって言ったら、安心させればいいし、怒ってたら迷惑はかけないって伝えればいい」

なるほど心配しているので、たぶんわたしが失踪して自殺でもするんじゃないかと思ってるかもしれんな、と思った。なので、

「今は市内にいて、無事に過ごしています。危ないこともしないです。今日は疲れてたり周りの人への影響を想って消耗しているので、できればまた落ち着いたら話せればと思います」

というようなことをそれぞれに送った。そこは気が利かなくてすまんかった、と思った。

おそらく夫はボッコボコに凹んでいる。あんだけひどいことされて家を出ることになったけれど、やっぱり自分のしたことで、一度は愛した人間がひどく傷ついて心を痛めたりしてるとつらいし、心配になる。これが洗脳なのかなと考えるけど、わたしはたぶん、この心の動きを持ったことがちょっと嬉しかった。冷酷になれないやわやわでお人好し、みたいな。

わたしがわんわん部屋で泣いていたら、バスで遠隔で泣かせた友人が仕事の後かけつけてくれた。びえええんって泣いてるわたしをよしよししながら「時間が解決するんじゃないかと思うなぁ」って言ってくれた。そうだなぁ、時間かけて、わたしと家族のベスト距離感を見つけたらまた笑えるのかなぁ。

倍にして返すくらいの文章を書くよ!!!!!