2022年3月25日。東京大学を卒業しました。 「4年間を一言で言い表すなら?」と問われると何も出てこないのに、思い出の粒を記憶の底から引っ張り出すと、目の前があたたかい靄で遮られてしまうのはなぜだろうか。 カッコつけてダダ滑りするのはまっぴらなので、等身大の偽りのない言葉でそれらをただ拾い上げていきたいと思う。 2018年 3月10日。東大の合格発表。 もう手触り感のあるたしかな思い出として振り返ることはできないけれど、自分の番号を見つけたときの瞬間最大風速的な感情のう