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桜を纏いたい


日本という国で生まれ、日本という国で育ち、日本という国で暮らしているわたし。四季が巡ってくるのはあたりまえになってしまっている。

3月になると春が来る!と直感で理解するのと同時に、桜を纏いたくなる衝動に駆られる。わたしが纏いたくなる桜は、咲き誇る満開の桜というよりは、蕾からぱっと咲いたあの瞬間の桜のことだ。花吹雪のような大胆なドレスも素敵だけれど、指先にそっと秘めた繊細なフレンチネイルの方がわたし好みといったところだろうか。

だから、この季節はコスメポーチやドレッサーを桜色が染める。美容好きはそんなわたしの衝動を加速させる。


昨年の春は桜色で頬を染めた。さりげなく咲く桜は魅惑の瞬きを宿す。力強く咲く桜は新たな1ページをめくるときに背中を押してくれる。

さて今年の春はどんな桜を纏おうか。


2024年・春 桜を纏いたい計画始動中。
心揺れ動く桜の香りを振り撒いて全身で春を演出しようか、マスクを脱ぎ捨てて大好きなひとたちと語らうひとときに満開の桜を咲かせようか、まだまだ夢は広がるばかり。


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