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あぷりが考える高齢者の“未来”とは…

八尾市の介護施設「あぷり」の経営理念は『高齢者の未来にとびきりの笑顔と感動を添える』です。
その一節にある『高齢者の未来』とはどういう意味があるのでしょうか。
今回は高齢者の“未来”について記していきます。

“未来”は何色?

皆さんにとって“未来”を色で例えると何色でしょうか?
赤、黄、橙、ピンク、パステルカラー、レインボー……いずれにしろ明るい色であることは間違いないかと思います。
では、「高齢者の未来」という言葉を聞いて想起する色は何色でしょうか?
多くの方は「グレー」「ベージュ」「茶」といった、落ち着いた、言い方が悪ければ、地味でぼやっとした色を想像されるかと思います。

高齢者の未来は何色?

高齢者に“未来”はあるのか?

そもそも高齢者に“未来”はあるのでしょうか?
“未来”と言えば、「○○大学に入学し、▲▲株式会社に入社して、バリバリ仕事をして……」などといった人生設計を指す言葉だと思います。
つまり、これからの人生・時間が“未来”と言えます。
高齢者という言葉から“これからの人生・時間”がなかなかイメージできない方も多く、「高齢者の未来」という言葉にピンと来られていないのかもしれません。

高齢者にだって必ず未来はある。

話は少し逸れますが、皆さんは骨折をしたことがありますか? 腕や脚を骨折するとギブスで固められ、動けなくなりますよね。
すると、反対側の腕・脚と比べて明らかに細くなってしまいます。これは「使わない(使えない)」から細くなってしまうと言われています。つまり、「使わない(使えない)」機能が衰えていってしまうのです。
これを高齢者の方に当てはめてみますと、歩くのが億劫だという方は日がなお部屋に佇んでしまいます。
するとどうなるでしょう。機能が低下し、歩くことがままならなくなってしまいます。
「高齢者の未来はない」というのは、もしかすると「そんなものはない」という思い込みなのかもしれません。

高齢者にも“未来”はあります。

では“未来”とは?

では、高齢者の未来とは何でしょうか? 当社が考える高齢者の未来とは「できなかったことができる」ということを指します。
例えば、「昔みたいに旅行に行きたい」、「ゴルフのラウンドに出たい」、あるいはもっと単純に「歩きたい」。
「なんだ普通のことではないか」と思われるかもしれません。

しかし、少し考えてください。
若い皆さんでも「腰が痛い」、「足が痛い」ということがありますよね。そんな時、不自由を感じませんか? そして「いつもならすっと立てるのにな……」「スタスタ歩いているのにな……」と思いませんか?

つまりその「普通のこと」が高齢者の皆さんにとっては「普通のことではない」場合が多いのです。

その「普通のことではない」=「できないこと」を「できる」にしていきたいと考えています。

「自分の足で歩きたい」も立派な「未来」

最後は“志”

「高齢者の未来」を明るくしていきたいと思っていますが、そのためには高齢者の皆さんにとって過酷なリハビリがあります。(あくまでも「高齢者の皆さんにとっては」です)
このリハビリ、私たちが代わることも手助けできることもありません。高齢者の皆さんが思い描く“未来”に対する強い“志”が原動力となります。
「“未来”を実現するんだ」という強いご意志があってこそです。寝たきりだった方がリハビリを経て、徐々に歩かれることもあります。
提携している医療機関の先生方は「これは魔法か?」と驚かれていますが、魔法があるとすれば、やはりご本人様の“志”の強さだと思います。

私たちあぷりはこの“未来”を思い描き、実現させたいという高齢者の皆様の思いに力を添えたいと思っています。

どんな些細なことでも、“未来”を諦めない志が大切。