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読書記録【WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方】

『WHOLE BRAIN(ホール・ブレイン) 心が軽くなる「脳」の動かし方』
ジル・ボルト・テイラー

どんな人におすすめ?
・人間関係に悩んでいる人
・心を落ち着かせる方法を知りたい人

著者は、左脳の脳出血により右脳しか機能しなくなったそうです。
それまでの認知機能、身体機能を失ったにもかかわらず、幸福感に包まれた彼女。
8年間のリハビリの末、全ての機能を取り戻したそうですが、このときの脳の中の実体験と神経解剖学の科学的見地から得た知見をこの本を通して教えてくれます。 

《右脳と左脳について》

右脳と左脳のそれぞれに「考える」役割と「感じる」役割がある。

左脳:キャラ1(思考)&キャラ2(感情)
右脳:キャラ4(思考)&キャラ3(感情)

この4つのキャラを理解するのがカギとなる

キャラ1:スケジュール帳のように几帳面。仮面の人格のペルソナ
キャラ2:ネガティブな考えを引き起こすキャラ。暗い人格のシャドウ
キャラ3:今ここでの歓喜に浸る。両性具有のアニマ・アニムス
キャラ4:自分の本質であり、哲学者であり、経営者であり、宗教家。真の人格であるセルフ
 
自分のキャラ1~4までに名前を付けて作戦会議を開く習慣をつける
すぐに落ち込む自分の中の<キャラ2>は要注意で、このキャラが前面に出てパニックを引き起こしたときは、「90秒ルール」を適用し、落ち着くのを待つ
それができたら今度は周囲の人々のキャラに注目しつつ、家族などがみな幸せに生きられるよう努力を続ける
 

《感想》
二重人格どころか私たちには四重人格であると気づかされた本。

キャラ1~4まで全てのキャラをどの人も持っていますが、
どのキャラが多く出るかによって性格や特徴が異なる。
自分の今の気分でも、今はキャラ1が出てきている、今はキャラ2が出てきたな…
など自覚できるようになることが大切。

自分の機嫌が悪くなった時、相手の機嫌が悪い時、キャラを理解して相手と接することが自分にとっても周りにとってもプラスになるとのこと。

自分の脳内でキャラ1~4で作戦会議を開いて冷静になれる習慣をつけたいところです…

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