Vol.1 『あれ、ここはどこだ?』
香港出身の生徒さんに聞いた話です。
高知県で開かれるワークキャンプに参加するため、
大阪から高知まで電車で行きました。
途中、電車の窓から景色を見ながら、ワークキャンプに参加している自分や友達を想像していました。
約束していた駅に到着すると、そこには誰もいませんでした。
時間と場所を確認しましたが、
『自分は間違っていない、きっと皆んなが遅刻しているんだ』と思って、
本を読んで待っていました。
しかし、
約束の午後4時になっても、誰も駅に来ません。
みんな、大丈夫かな?田舎だから迷っているのかな?どうしよう…。
そんなことを頭の中で考えながら、外はどんどん暗くなっていきます。
『他のワークキャンプ参加者が来なかったら
駅の近くにあるバスターミナルで寝よう』と思ったとき、
1台のバスが目の前に止まりました。
バスの運転手が降りてきて、
運転手『何かお困りですか?』
私 『助かった…さぁなんて言おう。』
『ここに行きたいです。』
とワークキャンプの資料と地図を出して、運転手さんに見せました。
運転手さんは助けてくれそうな様子でしたが、日本語が全然わかりませんでした。
一度、バスターミナルの事務所に一緒に行って、運転手さんは他の事務員さんたちと地図の場所を見ながら相談をしていました。
『どうやら今日行くのは難しいようです。』
近所にある地元のレストランと民宿を手配してくれました。
運転手さん『今晩はここに泊まって、明日の朝向かうといいよ。』と言いました。
翌朝、バスの運転手さんは手作りのおにぎり2個🍙🍙と缶コーヒー🥫を持たせてくれ、『バス代は払わなくていいよ』言ってくれました。
私は彼に感謝しながら、電車に乗って、
無事に目的地のワークキャンプ会場に行くことができました。
と、こんな話をしてくれました。
レッスンで生徒さんから話を聞いている途中、
どうなることやらと思いましたが、素敵な出会いがあってよかったなぁと思いました。
バスの運転手さんにお礼が言いたいと本人は言っていました。
いつかこの記事を読んでくれるといいなぁ〜
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
では、また👋✨