サラダをバクバク食べる人に悪い人はいないって。ねっ、お父さん？

♪あ～　父さん母さん～

この歌がすぐに浮かんできた人は、私と同世代なはず。

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さてさて、今日は仕事でのお話。

少し前の話だけど、職場であった新卒者懇親会とその後のお食事会に参加した。

そこで私の目に止まったある1人。彼はなんとなく、まわりをスカして見ているようだった。懇親会中のやる気も感じられず「この子、春から社会人になるのに大丈夫かな？」と思った。

きっと彼の趣味はゲームだろう。薄暗闇の中で夜中もやっている、ような気がした。勝手にそう思った。

そんな彼のお食事会の席は、まさかの私の目の前。私が質問を投げかけても、キャッチボールを続けようとしない。やっぱりね。そっちにその気がないないならよろしい。ってな感じで、私は隣の子と会話を楽しんでいた。

しばらくすると一品目のサラダがやってきた。彼は「ポテチしか食べません」みたいな偏食な気がしたのだが（またもや勝手な偏見）、一応「食べる？」と聞いて「はい」と言ったから取り分けた。

普通に食べていた。そりゃ食べるだろ（笑）
そして驚いたのはここから。まだ大皿に若干残っていたサラダを、彼は次から次へとおかわりするのだ。

これは個人の意見だけど、私はサラダを好んで食べる人は少ないと思っている。（私は好きだけど。）特に男性は、お腹に溜まらないし。

サラダを自らバクバク食べるなんて、きっと子どもの頃から親に言われてきた「健康のために野菜を食べなさい」を忠実に守っているに違いない。

えっ、この子ええ子やん。親のしつけ、今でも守ってるやん！？

と思ってしまったのだ。（偏見part3？笑）

いや、でもこれはもしかしたら野菜しか無理という逆パターンの偏食かもしれない。そう思ってしばらく彼を観察していたのだけど、たこ焼きに唐揚げ、そしてサーモンのカルパッチョもちゃんとモグモグ食べている。

サーモンのカルパッチョに至っては、彼の席からは遠いのに、一生懸命に手を伸ばしながら、箸からスルスル滑り落ちそうになるサーモンをしっかりつかんで取っているのだ！

これには驚いた。同期の子と絡もうとする積極性さえもなかった彼が、まさかカルパッチョにここまで前のめりになるなんて…。

サラダは食べるし、カルパッチョには積極的だし、この子、もかしたら思ってるよりいい子かもしれない…と心がソワソワした。

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さて、4月から彼はどのような活躍をしてくれるのだろうか。今度、機会があれば上司に報告しておこう。「あの子はサラダをバクバク食べるから、悪い子じゃないかもしれない」って。