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不便益。人生を楽しむ視点。

私が好きな言葉に不便益という言葉があるのですが、この言葉は哲学的にも捉えられ人生を楽しんだりする上で重要だと考えています。この言葉についてはまた今度お話ししますが、ここで言いたいことは不便を楽しむということです。これは人生をより味わい、自分を成長させるための大事なマインドです。

例えばバリアフリーの老人ホームを想像してみてください。エレベーターもついておりお年寄りの人が苦労せずに移動ができる。これは素晴らしいことです。しかし、この便利さがお年寄りの体を弱らせていることもまた事実です。あえて階段を使わないといけないような不便な老人ホーム。それがお年寄りの方にとって不便だったとしても、結果的にお年寄りの足腰を鍛えて、健康寿命を伸ばすことに貢献します。つまり不便は長期的に、俯瞰して見るとメリットがあるわけです。これが不便益です。もちろんこれはバリアフリーがダメと言っているわけではありません。バリアフリーにすることでお年寄りが転倒したり怪我をするリスク、不便だと思うことが減り快適にすることももちろん大切だと思います。私がここで言いたいのは不便なことは一概に悪いとは言えないということ、そして便利なことも一概に良いとは言えないということです。

人生においても今楽するよりも今苦労した方が長期的に見た時に得をすることがあります。
仕事やプライベートと面倒だと思うこと皆さんにもあると思いますが、短絡的に「不便で非効率だからムダ。」と考えるのではなく、 その行動や物事には本当にメリットが全くないのか考える必要があると思います。そしてそのメリットが自分にとってどう考えても必要ない場合、それは改善すべきことだと思います。物事を多角的に見ることで、少しでも皆さんの生活の捉え方が変わると嬉しいです。

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