(雑文)目黒駅のハト


 昔、廃ブログに書いたのだが完全に記事を消失したので、簡単に。

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 今はもういないが、以前、目黒駅にはハトがいた。

 ある日、拙者はポップコーン状のスナックを食べながら、目黒駅
のホームで電車待っていた。そして、数匹のハトが拙者に寄ってき
たのだ。

 まあ、こうなると人情としてエサを与えたくなる。そこで、少し
ポップコーンをハトに与えてみたのだ。すると、その中の一匹がす
ごかった。拙者の目の前に飛び上がると、拙者の胸の高さでホバリ
ング=停止飛行を始めたのだ。ようするに、拙者の投げるポップコ
ーンをゴールキーパーよろしく残らずキャッチしようとしているの
だ。

 さて、ホバリングする鳥としては、ハチドリが有名である。その
他としては、カワセミ、ヒバリ等も行うらしい。しかし、ハトも行
うとはその時、はじめて知った。ちなみに数匹のハトがいたが、ホ
バリングを行ったのは1匹だけだった。その後、どの文献をみても
ハトがホバリングする、などと書かれたものを見た事はない。

 こうしてみると、
おそらく普通の鳥はその気になればホバリング可能なのであろう。
ただ、その必要がないからやらないのだ。
もちろん、数匹のうち1匹だけが行ったところを見ると器用、不器
用の差はあろう。

 例えばもし、宇宙人が地球人を遠くから観察すると、
「地球人は逆立ちして歩かない」
という結論になるであろう。しかし実際は器用だったり、訓練すれ
ば可能である。必要ないから逆立ちで歩かないのだ。言ってみれば、
これと同じ事だろう。

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 最近、スズメがホバリングやっているのを見て、上記思い出した。
鳥に関する本にはホバリングする鳥は限られている、ような事が書かれているが、身近に本に書かれていない事実などいくらでもあるという例である。

 しかし、ポップコーン1ヶにホバリング続けるなんて、エネルギー
効率的にどうなの?
と当時思った事は秘密。


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