音楽のこと

「なぜ、このタイミングで？」って感じることってけっこうあるような。

私にとっての最近のそれは、チバユウスケさんのROSSO「シャロン」を聴いたことからだった。

シャロンはもともと聴いて知っていて、歌詞が良いなぁ、好きだなと思っていた曲なんだけど、最近はさらにチバさんの声が好きになってきた。

この歌詞とこの声、素敵だな。

私の知人で西城秀樹さんが旅立った後に、西城秀樹さんのファンになって、それから西城秀樹さん一色になっていった人がいた。
西城秀樹さんの良さをずっと語って話してくれて、わたしも秀樹さんの曲をたくさん聴いたりしてみたんだけど、子どもの頃から色んな場所でなんとなく聴いていた音楽だったのに、知人の熱量のせいか少しまた違って聴こえ出したり、珈琲でいうと深みやコクが増したように聴こえ出した。

今までなんで好きなのに、世界にもういないの？と後悔した存在ははっぴいえんどの大滝詠一さん。
もしも生きてたら…、一度は生で聴いてみたい歌声だ。

私は音楽は好きだけど、そんなに浅く広く詳しい方ではない。
今CDを買い続けたいと思うアーティストも、たまたまコンビニで流れていたラジオの声を聴いて好きになったし、たまたまYouTubeや何かでおすすめが流れて、この声と音楽いいな、好きだなってところから聴いてみるから、だいたい、アーティストが人気が出て時間が経ってから知ることが多い。

それに、そのアーティスト沼にはまる経験も少ない。
だから、ハマれるということはわたしにとって希少価値が高いし、なかなかアイドルにもハマれない自分だけど、色んな体験や経験、思い出と重なったタイミングでピタってくる「好き」を求めているのだと思う。

シャロンは、今までもずっと聴いてたこともあって、カラオケで歌ってる人のシャロンも聴いて、わたしも口ずさんでたことあるのに、なんで今更かはわからないけれど、自分の中で今必要な音楽に、改めて今出逢えた気がする。

あと、最近はもう一曲、この曲ばかりエンドレスで聴いてしまう。Conton Candyのファジーネーブル

やる気が出ない日に、やる気を不思議と出してくれる曲で、この曲をエンドレスで聴きながら作業に没頭できる。
可愛らしくてテンションが上がるし、飽きることなくずっと聴いていられる曲。
なんでファジーネーブルなんだろう？
もっと色んなカクテルの曲も聴いてみたい♬

あとは生のライブを観てからずっと、ROTH BART BARONも大好き。ROTHの曲は、一曲が好きというより、曲全体の世界観が好き。

特に「赤と青」「King」は思い出したら聴きたくなるし、「氷河期♯1」と「氷河期♯2」は冬になると毎年聴きたくなってしまう不思議な曲。

まだまだ、他にも羊文学とかVaundyとか、ちゃんと色々聴いてみたいなって思ってるのに、なかなか音楽を聴くこと自体から遠ざかっていることが多くて。

これからも沢山の素敵な作品やアーティストの中から、自分なりの出逢えたタイミングと好きを発見できたら、大切にしていきたい。