KOKAGE

2018年7月note開始。(同年5月から一つ小説を書いてます。)文章を書くこと、光る…

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2018年7月note開始。(同年5月から一つ小説を書いてます。)文章を書くこと、光る言葉を見つけることが好きです。読書、映画鑑賞、音楽鑑賞が趣味。興味の関心は広いです。noteを通して色んな文に触れる喜びと様々な感情の共有や理解を増やしたい。素直にさらけ出し、たまに毒吐きます。

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    真夏と絵都のものがたり。 とあるカフェで出会った24歳のふたりの女の子。 以前から書いていた小説の中に登場するカフェの名前から、note名をつけました。

記事一覧

パン屋さん

なんと、つい最近日記に書いた近所のパン屋さんが閉店してしまった。 去年引っ越した新しい家の近くにはあまりお店がなくて、小さなカフェとパン屋さんと、ラーメン屋さん…

KOKAGE
15時間前
8

おいしいご飯

(下書きからの救済note) 最近、美味しそうな映像を観るのが好きだ。 かわいらしい3人が登場する映画『かもめ食堂』の二回目を観て、美味しそうなお弁当のシーンがある『ち…

KOKAGE
5日前
16

おなじ時間

「なんだか、独特な文章なんです。」 わたしの文章を昔から読んでくれている人にお会いしてみた。 自分の文章がそう思ってもらえているとは、これまで気づかなかった。人の…

KOKAGE
4週間前
49

深夜、急に書きたいことがたくさん。
あれもこれも、今までは書けなかったのに。。
また書こう。

KOKAGE
4週間前
12

春の声

春は毎年、わたしにとって曖昧で淡くて、ぼやけた風景を運んでくる。 昔はそんな春って心がどこか宙を浮くようで、ただ苦手だった。 大切な人と離ればなれになって、新しく…

KOKAGE
4週間前
13

音楽のこと

「なぜ、このタイミングで?」って感じることってけっこうあるような。 私にとっての最近のそれは、チバユウスケさんのROSSO「シャロン」を聴いたことからだった。 シャ…

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4か月前
31

まっしろ

2023年も、もうすぐ終わろうとしている。 今年は色んなことがありすぎて、なんだか濃いなぁって感じる一年だった。 暮らす環境が変わり、生活が変わり、変わらない友が残り…

KOKAGE
4か月前
24

5月とわたし(台湾旅行)

長らく一緒にいたキャノンの相棒が逝ってしまってから、新しいフィルムカメラはお迎えしていない。 シャッターが切れなくなってしまったから、まちの写真屋さんへ持って行…

KOKAGE
11か月前
29

春の道を歩いた。

今年春を一番に感じる瞬間があった。 それは仕事に向かう朝に吹いた一瞬の風だった。 その刹那、ふんわりと風に舞う花の香りを届けられた。 見渡すと花壇に綺麗な赤と黄色…

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1年前
37

日々のこと

最近、何気なくスマホの写真を眺めながら、この一年間の出来事を振り返っていた。 私はふだん写真を撮ることが好きで、なにげない瞬間も写真を撮ってしまうことがある。 …

KOKAGE
1年前
31

ひと夏の海

(下書きから救済した小説です。) 千秋と孝春の出会いは、ひと夏のあのパソコン教室だった。 千秋は幼子の真夏を連れて、これからどうやってシングルマザーとして育てて…

KOKAGE
1年前
21

香川の旅エッセイ③小豆島

今回の旅のもう一つの目的は小豆島へ行くことだった。 以前から角田光代さんの小説が原作の映画『八日目の蝉』の舞台にもなった小豆島へ、人生で一度は行ってみたいとずっ…

KOKAGE
1年前
35

あっという間の日々が過ぎていき、それでもその日々に抗うように流されて、気づけば遠く遠くまで来ていた。
空白のように感じていたものは、本当は色付いて。一度染まって秋になり、また真っ白な冬に戻されて。

KOKAGE
1年前
18

最近のこと 

この夏はいろいろな出来事があった。 月初めに、例の流行病にかかった。 もともと旅行で仕事はお休みしていたが、家に戻ってきてすぐ発熱したので、バスの中、飛行機の中…

KOKAGE
1年前
26

夏の雲も、海も

この夏の言葉を何か自分なりに残しておきたくて。何を書こうか考えている。 今年の夏の日常のこと、まだほとんど書けていない。 私の大好きだったnoteの書き手さんも、た…

KOKAGE
1年前
22

香川の旅エッセイ②

香川県に着いた初日、夜にワインバーに寄った。 黄色い扉がかわいくて、吸い寄せられるようにして入っていった。 バーのママは気さくな女性でお綺麗だった。 よそから来た…

KOKAGE
1年前
21

パン屋さん

なんと、つい最近日記に書いた近所のパン屋さんが閉店してしまった。
去年引っ越した新しい家の近くにはあまりお店がなくて、小さなカフェとパン屋さんと、ラーメン屋さんに薬局。
パン屋さんのクロワッサンと、チェリーののったパン、イチゴとホイップクリームのサンドイッチがだいすきだったのに。
30年以上、地元の人たちから愛されていたパン屋さんだった。最後にクロワッサンを食べながらお花見の思い出ができてよかった

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おいしいご飯

(下書きからの救済note)
最近、美味しそうな映像を観るのが好きだ。
かわいらしい3人が登場する映画『かもめ食堂』の二回目を観て、美味しそうなお弁当のシーンがある『ちひろさん』、ふわとろのオムライスが登場する、ドラマ『ランチの女王』を息抜きに続けて観ていた。
『ランチの女王』は、当時竹内結子さんファンだった友人に、「絶対観て」と言われてたのに、当時は飲食店で働きながら、デミグラスソースを毎日見て

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おなじ時間

おなじ時間

「なんだか、独特な文章なんです。」
わたしの文章を昔から読んでくれている人にお会いしてみた。
自分の文章がそう思ってもらえているとは、これまで気づかなかった。人のことを観察していると思っていたわりに、自分のことはあまり見えていないのかもしれない。
ただ、そう思ってもらえることはとても光栄でありがたいことだと感じた。その人は、何度もわたしが書いたおなじ文章を繰り返し読んでくれているとのことだった。

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深夜、急に書きたいことがたくさん。
あれもこれも、今までは書けなかったのに。。
また書こう。

春の声

春は毎年、わたしにとって曖昧で淡くて、ぼやけた風景を運んでくる。
昔はそんな春って心がどこか宙を浮くようで、ただ苦手だった。
大切な人と離ればなれになって、新しく知り合う人との出会いで忙しく、過去をじっくりと振り返れないくらいの猛スピードで進んでいく。

眠るとき、わたしの夢にはあまり身近な人が出てくれなくて、いつも全く知らない人たちと親しげに会話してる。
そんな風に毎年春は、まるで夢のような、ぼ

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音楽のこと

「なぜ、このタイミングで?」って感じることってけっこうあるような。

私にとっての最近のそれは、チバユウスケさんのROSSO「シャロン」を聴いたことからだった。

シャロンはもともと聴いて知っていて、歌詞が良いなぁ、好きだなと思っていた曲なんだけど、最近はさらにチバさんの声が好きになってきた。

この歌詞とこの声、素敵だな。

私の知人で西城秀樹さんが旅立った後に、西城秀樹さんのファンになって、そ

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まっしろ

2023年も、もうすぐ終わろうとしている。
今年は色んなことがありすぎて、なんだか濃いなぁって感じる一年だった。
暮らす環境が変わり、生活が変わり、変わらない友が残り、新しい歳の離れた歳上の友も出来た。

一般的に平凡で幸せなのだろう。
だけど、不思議な孤独感も増した。
歳を重ねたからなのかな?なんて思ったり。

作家の友人が詩集を創っていた。
私は印刷されて出来上がるまでの工程をただ眺めて、また

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5月とわたし(台湾旅行)

長らく一緒にいたキャノンの相棒が逝ってしまってから、新しいフィルムカメラはお迎えしていない。
シャッターが切れなくなってしまったから、まちの写真屋さんへ持って行っていつものおじさんに見てもらったが、また少しなおってからすぐにダメになったりを繰り返した。

まるでポンコツの、書いたりまたすぐに手が止まって書けなくなったりする自分のようだった。フィルムカメラの起死回生は果たしてあるのだろうか。

数年

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春の道を歩いた。

春の道を歩いた。

今年春を一番に感じる瞬間があった。
それは仕事に向かう朝に吹いた一瞬の風だった。

その刹那、ふんわりと風に舞う花の香りを届けられた。
見渡すと花壇に綺麗な赤と黄色とピンク色のチューリップやパンジーが並んでいる。
あたたかな光を体いっぱいに感じた気がした。

この一瞬を久々に言葉にして表現してみたくなった。
けれど、ずっとモタモタして何も書けないまま、あっという間に3月になってしまいました。

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日々のこと

日々のこと

最近、何気なくスマホの写真を眺めながら、この一年間の出来事を振り返っていた。

私はふだん写真を撮ることが好きで、なにげない瞬間も写真を撮ってしまうことがある。
でも、ゆっくりじっくりと撮った写真を振り返ることは最近はあまりしてこなかった。

2022年12月、あっという間にまた一年が終わろうとしていて、この一年で得たものがわりと多かったことに気づいた。
それは特に人間関係の面での変化が大きくて、

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ひと夏の海

(下書きから救済した小説です。)

千秋と孝春の出会いは、ひと夏のあのパソコン教室だった。

千秋は幼子の真夏を連れて、これからどうやってシングルマザーとして育てていくか、そればかりを考えていた。

色々考えた挙句、パソコンを使いこなせる女性になり、資格を取ってパソコン一台があればどこでも逞しく生きていける女性になろうと、そう決めたのだ。

その人を一目見た瞬間、千秋は「あ、この人と将来結婚するか

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香川の旅エッセイ③小豆島

今回の旅のもう一つの目的は小豆島へ行くことだった。

以前から角田光代さんの小説が原作の映画『八日目の蝉』の舞台にもなった小豆島へ、人生で一度は行ってみたいとずっと思い焦がれていたのだ。
わたしはこの物語のファンだ。
内容は決して明るくはないが、最後には涙がとまらないほど、眩しさと希望で溢れている。
どこか幼い頃の自分と重ねてしまう部分、母という存在や母との関係、母性について考えさせられる作品で、

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あっという間の日々が過ぎていき、それでもその日々に抗うように流されて、気づけば遠く遠くまで来ていた。
空白のように感じていたものは、本当は色付いて。一度染まって秋になり、また真っ白な冬に戻されて。

最近のこと 

この夏はいろいろな出来事があった。
月初めに、例の流行病にかかった。

もともと旅行で仕事はお休みしていたが、家に戻ってきてすぐ発熱したので、バスの中、飛行機の中、国際線ターミナル、思い当たる場所は様々あったし、もう考えても意味のないことだと感じた。

10日間は外出せずに、細々と備蓄してきたツナ缶などの缶詰や、母が玄関越しに置いていってくれた段ボール箱の食べ物をありがたく頂いた。

39度の熱が

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夏の雲も、海も

この夏の言葉を何か自分なりに残しておきたくて。何を書こうか考えている。

今年の夏の日常のこと、まだほとんど書けていない。

私の大好きだったnoteの書き手さんも、たまにスキを残してくれるが、更新頻度はどんどんなくなり、その人特有の視線から紡がれる美しい文章もついに読めなくなってしまった。

わかっている、誰かの為に文章を書いたり、残すわけじゃないってこと。それは少なくとも私に向けられてるものじ

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香川の旅エッセイ②

香川県に着いた初日、夜にワインバーに寄った。
黄色い扉がかわいくて、吸い寄せられるようにして入っていった。

バーのママは気さくな女性でお綺麗だった。
よそから来たばかりの私たちにも優しく、旅の周り方をちゃんと決めてないことを話したら、こういう乗り物で行くと景色もよく見えるし、旅の途中あの有名なおうどん屋さんもあるから立ち寄ったら良いよ、そうそうゴールドタワーもね、と旅の行程を一緒に考えてくれた。

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