カウンセリングを受けながら、一進一退の日々、結婚をゆめ見る

こんにちは。

少しnoteを書いていない間に、焦げ付きそうな夏になりましたね。

水分補給しながら、身体を大切にしてください。

 前回の続き。

退行催眠療法の先生のもとへ、

カウンセリングには、二週に一度ほど通っていた。

退行催眠療法は、毎回毎回、間を詰めてはなかなか出来ない。

受けた後に色々思い出したり、

見に行った小さい自分の記憶を味わったりするので、

その後は感情解放が起こり、ぐったりと疲れてしまうのだ。

疲れるだけなら、まだいいけれど、

受け入れがたい感情、例えば、今までの怒りなども湧いてきて、

情けなくなったり、悲しくなったり、

絶望感も感じたり、はたまた、少しずつ楽になったり、

一進一退のような感じだ。

でも、必ず、自分は楽になるし、幸せになるのだと、

もう元には戻らないのだという、決心と希望もあった。

 並行して、新しい精神科にも通いはじめてみたが、

抗鬱剤や抗不安薬を飲んでも、楽になる感じは薄くて、

わたしは、治療の主軸は、

民間の退行催眠療法の先生のカウンセリングに置いていた。

 恋人も、昼間は仕事、夜は学校と忙しい生活を送りながらも、

平日は学校帰りにうちにきて、

わたしが作った夕食を一緒に食べたり、

休日には必ず遠出のドライブに出かけたりして、

楽しい時間を過ごしてくれた。

そのことが、わたしを一番支えてくれていたと思う。

家族以外で、一番わたしがリラックスできる相手、

この人に会うために生きていたんだと思っていた。

(これがすでに共依存の恋愛ですね)

 日を追うごとに彼と結婚したい、

この家を出て、母は大好きだけれど、

離れたいという気持ちが大きくなってきた。

彼が学校を卒業するまで後三年、

実家暮らしの彼は、彼の母に溺愛されていたし、

実際に彼は家が居心地も良さそうに見えた。

 現実に、わたしは仕事ができていないし、

先立つものもないし、

彼の学費、二人の生活費を考えれば、

二人で暮らすというのは、夢のような話だった。

好きは決して嘘ではない感情だけれど、

わたしは、共依存の母から離れるために、

健全な家族を作って暮らすために、

「結婚」というものにすがっていたのだと思う。



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