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名言採集18

これまでの人生の中で、元気になったり印象に残った言葉をご紹介します。これを読んでくれた方にとって、ひとつでも「いいな」と感じることがあればうれしいです。


●言葉は私の思考の機械の中では何の役にも立っていない。働いているのは、記号やイメージである。
アインシュタイン


●読書は単に知識の材料を提供するのみで、これを自分のものにするのは思索の力である。
ジョン・ロック


●自己懐疑は、強敵よりさらに手に負えない。
ビヨルン・ボルグ、テニスプレーヤー


●本当においしいものを知っていなければ、マズイものもわからない。本当に美しいものを知っていなければ、醜いものもわからない。私は助手に、とにかくいいものを見ろと、そればかりを言っている。  

●観察の努力を惜しまなかった人だけが、のびのびした発想を手に入れられるのだ。 

●プロフェッショナルというのは、毎日同じことを、同じようにやれることかもしれない。偉大なるマンネリズムか、嘘っぽい変化や進化か。現代はそういったことを十分承知した上で歩いてゆかなければならない。 
以上、田中一光 「デザインの仕事机から」


●あんまり仕事ができちゃったりするのは問題なんだもん!と、小生は思うのである。バカの方がいいんだーい!と、小生は思うのである。

●「差別はいけない」という言葉できめている人々は、この「フリークス」という映画を在るべきでない映画とするだろう。見世物を、見物の優越感、五体満足の満足としてしかとらえ得ない貧しい人々である。また、笑いとか面白さというのを、なぐさみとしかとらえられない気の毒な人々である。
以上、南伸坊 「面白くっても大丈夫」


●ぼくはとても豊かな教養なんて身につけていないけれど、しかし、たくさん読んで、たくさん書いたよ。物書きになるには、ひたすら書くことだけが必要なんだ。
トビアスのセリフ アゴタ・クリストフ 「昨日」


●(人間が)出来てしまったというのは、人間、不幸なことなんだよ。型にはまってしまうのだ。鋳型がなくても、自分で固まっている。

●淋しい。それでいいんだ。その中から新しい力が湧く。人情でごまかしている間は、何も生まれてこない。

●自分にまで錯覚を起こして、何か偏見を作り上げたら、もうおしまいなのだ。
以上、大沸次郎 「冬の紳士」


●本当に必要で、本当に何かが欲しければ、それは手に入る。
クシシュトフ・キエシロフスキ 「デカローグ」パンフレット

●『冬の陽ざしの』 
冬の陽ざしのおだやかな 明るい海の波打ち際 瀬戸やガラスが くりかえし しずかにもまれて居りました。 

水際に ほっそり丸い青い石 実はガラスでありました。洗われても高雅にやせたかけらでした。

かけらにも することがあったなんて。

そういえば とんがった 若い気鋭のかけらたちも 美を専念の声あげて 波にもまれておりました。

かけらでおしまいになれないなんて それでおやすみできないなんて。 

こわれるとすぐに 未来がふりあてられ すぐに未来に引き渡されて またすることがあるなんて。

へんに倫理的な浪や風から 慰撫され彫琢され 気遠い美をそそのかされ。

こわされても こわされてもそのたびに かけらには 新しい未来がふりあてられ おだやかな冬の陽ざしがまた こぼれ落ちてくるなんて。
 
吉野弘詩集「幻・方法」


言葉との出会いで、あなたの人生がより良くなりますように。

それではまた…。


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