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ヨーロッパで気道過敏性になって喘息の吸入器を使った話

今日は、私がヨーロッパに住んで気道過敏性になったお話をします。

私はヨーロッパに引っ越すまで、一度も喘息になったことはありませんでした。小中高12年間皆勤賞だったし、日常生活でしょっちゅう風邪を引くことは、そこまでありませんでした。

しかし、私がヨーロッパに引っ越したことで、体調に変化が起こります。

それは、突然咳が止まらなくなったことです。

人生で初めて海外に引っ越したのが、2021年8月中旬。
日本の東京だと、体感温度35~40度くらいはある時期です。

しかし、ベルギーでは、当時最高気温が25度前後で、夜には15度ほどまで冷え込んでいました。

私は8月末にオランダに一人旅をしたのですが、その時宿泊したホテルには掛布団1枚のみ。
パジャマは薄手のものだったので、かなり体が冷えました。

そして、その日の深夜に、突然咳が止まらなくなりました。

オランダには数泊したのですが、お昼の比較的暖かい時間には咳は出ず、
夜になると咳で寝付けない。

日本から持ってきた風邪薬の咳止めを飲んでも、一向に体調がよくならないので、ベルギーに戻り次第、GP(家庭医)に行きました。

GPでは「原因がわからない」と突っぱねられました・・・
その後も咳は止まらず、トローチを舐めたりして過ごしました。

もう一度、別のGPに相談しに行きましたが、そこでも様子見と言われてしまい・・・

加湿器を購入してなるべく乾燥しないようにしたり、
部屋も2日に1度のペースで掃除してハウスダストを減らしたりしましたが、
夜中になると咳が出始めます。

自分なりに色々情報を集めた結果、
「寒暖差アレルギー」を発症しているのではないか、という結論にたどりつきました。

もう一度GPの元に行きましたが、
「寒暖差アレルギーなんてものはない!」と鼻で笑われました。

そこからGPに行くのは止め、
日本の寒暖差アレルギーに関するWebサイトを読み、
自分なりにアレルギーの症状を発症しないにはどうしたら良いか対策しました。

まず、私は夜に冷気を吸い込むことで、咳の症状が出るので、
厚手のマフラーをベルギーで購入しました。
(日本から持ってきたマフラーは薄手だったので、あまりベルギーの寒い気候では役に立たず・・・)

ユニクロでウルトラライトダウンも購入したり、
ニット帽も目深にかぶったり、
とにかく冷たい空気を吸い込まないように徹底しました・・・!

私の当時住んでいた部屋が最上階にあったので、部屋の中もかなり寒い状況でした。
掛布団を何重にも重ねて寝るようにしました。

そうこう工夫するうちに、だんだんと咳をする頻度は減っていき、
夜中に咳が続くのは2週間に1度ほどのペースになりました。

日本に帰国したときに内科医に行き、正式に気道過敏症と診断され、喘息の吸入ステロイド薬を処方されました。

その後、ベルギーより緯度の高いイギリスに引っ越しましたが、案の定咳が出始めました。

しかし、日本から持ってきた吸入ステロイド薬のを使用し、咳の症状を抑えることができました。
吸入ステロイド薬のおかげで、生活の質が上がりました!

そして現在ですが、咳の症状は完全に出ていません・・・!
自分でもなぜかわかりませんが、もうすぐヨーロッパ在住4年目を迎える中で、
ヨーロッパの寒い気候に自分自身が適応してきたというのを実感していたり、
気温に合わせた適切な服装を心がけたり、
現在住んでいる家が比較的暖かいことが関係しているかなと考えます。

私は日本の寒い地域に住んだことが無かったので、ヨーロッパの寒い地域に行ったことで気道過敏性になり、喘息症状を発症しました。
自分でもまさかこのような症状に罹患するとは思っていなかったので、びっくりでした。

皆さんも違う環境に引っ越される場合は、気を付けてください!

PS. ベルギーの医者は信用できない!笑



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