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Global Health Crisis で感じた英会話を学ぶ喜び

こんにちは。
長いStayHome期間、どのように過ごされましたか?

あっぷるは、この期間,『時間ができた!チャンス!』と思い、頻度を上げてオンライン英会話を受講していました。

日本だと、特に仕事でもプライベートでも英語を使う機会がない、明確な目標はない、でもいつか話せるようになりたいなどと、特に具体的な必要性がないまま勉強してる人って一定数いると思います。
具体的な目標がないと,伸びにくいと言われて落ち込んだり,実際モチベーションを維持するのが難しかったりしますよね。

今回は,非常に些細なことですが,あっぷる自身が改めて感じた英会話、外国語を学ぶ価値についてシェアしたいと思います。

コロナ禍の中でのオンライン英会話

『How are you doing?』
オンライン英会話の冒頭,これ絶対聞かれます。
あっぷるの場合,パンデミックが世界に拡大してから、スモールトークのネタは決まってお互いの国の感染状況一色になりました。
チューターと、感染者の推移はどうか、行動制限はかかっているかなど、それぞれの国の日々刻々と変化していく状況を共有します。
天気,食事と並んで,コロナはもはや世界共通言語なんじゃないかと思いました。

チューターを通して知るフィリピンの状況

コロナを巡るリアルな状況について、チューターから沢山のことを学ぶことごできました。

もちろん、日本と同様に,マニラのような都市部なのか、郊外なのか,一言でフィリピンと言っても状況は場所によって異なるでしょう。
また、あっぷるの英語力が理由で,100%正しく聞き取れていない部分もありましたし,そのチューターの俗人的な見解という場合もあったと思います。

なので,客観的な事実としてではなく、単にあっぷるが理解したこと前提でお読みいただければと思います。

Quarantine (隔離)に耐性がある
皆さんご存じのとおり,日本では、緊急事態宣言で国全体がパニックモード。当初マスクやトイレットペーパーの買い占めで社会が混乱気味になりました。
しかし、フィリピン(マニラ?)では、噴火などで政府による行動制限がわりと最近でもあり、Quarantineという事態に日本ほどの衝撃を受けていない印象でした。
買占めも社会問題にはなっていない様子。
慣れている?
何事も初めてってパニック起こりがちですよね。

強い行動制限
『緊急事態宣言』、『ロックダウン』と一言で言っても、どうやらその中身は国・地域によってずいぶん違うようでした。
フィリピンの行動制限は、日本に比べて相当きついようで,「日本は,仮に政府の要請を守らなくても罰則はないし,仕事に行くことも,場合によっては旅行に行くことも法的には可能だよ。」というと,
「それは果たしてQuarantineなの???」
とびっくりされました。

それもそのはず。
フィリピンの最も厳しい条件下では、“Quarantine Pass”という通行手形のようなものがが家族に一枚発行され、外出する際には携行する必要があること,外にはチェックポイントがあり、Qurantine Passがないと通過できないことを説明されました。

また,少しずつ状況が改善した後でも、子ども、妊婦、高齢者は外出禁止とされているという声もありました。
しかも,公共の場ではマスクしていないと罰金。周りに人がいなくても、どんなに暑くても例外はない。

アルコール類も販売禁止されているとのこと。お酒を飲むと,みんな騒いで感染を広げるリスクが高まるから。食料品店では、アルコールの棚にテープが貼られていて購入できないようになっているらしい。

フィリピンはキリスト教国なので,クリスマスは大切な日。
にもかかわらず,公務員はファミリーの集いに出席してはいけない。なぜならば,公務員たる者,国民の模範たるべきだから!!!

日本でこんなことしたら,
「国家による人権侵害だ!!!!」
と,ものすごく強い抵抗が起きて大変なことになりそうですよね。
いやはや,国民性によって,政府からの制限に対する反応って違うものですね。
もちろん政府の方針については,今もなお様々な批判があるということは承知していますが,フィリピンの状況を聞いていると,マイルドな要請だけで概ね通常の生活を維持できている日本は,もしかしたら相当恵まれているのかもね,と思いました。

オンライン教育
日本では、感染リスクを踏まえて,子ども達は早期に学校へ戻すという方針でしたが、どうやらフィリピンは違うようでした。
本業で幼稚園の先生をしているチューターによれば,今年(2021年)はずっとオンラインになることが決まったとのこと。
実際オンラインで未就学児をどうやって授業するんだろう?
集中力は持つのだろうか?
親同席みたいだけれど,仕事はどうしているんだろう?
謎でした。
しかし,一方で,チューターからは,日本の状況がとても不思議に映るようでした。
「日本では,大学生はオンライン教育が続いているのに、なぜ小学生は学校に行って良いの?危険ではないの?」と強めの疑問が呈されることも。

国によって何を重視するのかって,本当に違うんだなーと思いました。

英語を学ぶことの意味とは

日本では,フィリピンのコロナウイルス関連の状況は、盛んに報道がされたわけではなかったで、あっぷるがもともと持っていた情報はほとんどありませんでした。
しかし,チューターを通じて,意図せずフィリピンの状況についてたくさんの情報を直接得ることができ,驚かされました。
コロナをめぐる状況,政府の対応,それに対する国民の対応。
一つの国だけ見ていては,気づけないことがたくさんあります。

そして,もう一つ気づいたこと。
私が得ている最も価値のあるものは,単に“フィリピンの状況”とか,“フィリピンと日本との違い”という情報そのものではなく,“学んできた英語によって,直接情報を得て,自分自身で世界を広げられる”という体験だったのではないかと思います。

コロナ禍では,みんながStay Homeで家の中にこもりがち,世界が狭くなりがちにだったと思います。
その中でも,あっぷるは,あまり世界が閉じた感じがしておらず,むしろ世界に道が開けたような感覚を持つことができており,自分でも不思議でした。

その理由を振り返ってみると,おそらくそれは,自分の培ってきた英語というツールを使って,自分自身の力で世界を広げられている実感をオンライン英会話を通じて得ることができていたからであり,また,物理的には閉じられがちな世界で生きていたがゆえに敏感に気づくことができていたからなのではないかと思います。

とかく英語を学ぶことの意義は,「受験に必要だから。」とか「仕事で使うから。」とか,極めて実用的なものに集約されます。
しかし,今回あっぷるは,「自分の幅を広げる。」とか「自分自身の力で何かを知る。」というさほど実践的・直接的ではないかもしれないけれど,自分自身の中では確かにそうだったと感じられる体験が得られただけでも,英語を学び続けた意義が十分にあったなぁと感じました。
そしてそれこそが,何かを学び続ける意義なのではないかと思います。

学ぶのは英語じゃなくて他の言語でもいいし,別に言語でなくてもいい。
しかし,「世界を広げる」ツールとしての英語は,とてもパワフル。
英語は世界を制している。
接触できる情報量が全然違う。

「日常的に英語を使う必要性はなかったとしても,これからもずっと英語を続けていこう。」

改めてそう思い,モチベーションが上がったGlobal Health Crisisでした。

ではでは。

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