クリープが沁みる

ローカル電車に揺られながら

桜の散り際って儚いよなぁって
風に舞う桜を眺める

クリープハイプの栞

今朝から何度も何度もリピートしてる

まだ別れ話はしていないけど
もうじき別れが来るだろうっていう
事実上の彼氏がいる

冷めたのか何なのかわからないけど
文面から伝わってくる

付き合っているのに片想い状態


クリープの栞に

ぴたりと重なる部分があって

それが痛くてむず痒い
でも心地よかったりする

気持ちを代弁してくれることに
安心感をおぼえたりする

自分はたしかに失恋をしたんだという事実に
信じられない
まだどこかで期待してる自分がいる

桜散る 桜散る お別れの時間がきて
ちょっといたい もっといたい ずっといたい のにな…
うつむいているくらいが 丁度良い
地面に咲いてる…

夏、海にいったら
水着を着てはしゃぐカップルではなく
きっと静かな海を眺めながら
他愛もない話をして
写真を撮って、浜に絵を描いたりして
夕陽が海に沈むまでゆったり時間が流れるのを楽しむだろう

波の音に耳を傾けて
何も話さない時間が心地良い

居心地の良さに

ほほが緩む

もうじき夏がくる
海に行ったら
なんて想像をしてしまった

きっと彼とはそんな過ごし方をするだろうって
そう思った

叶うことはないのにな

好きな人に愛される幸せを噛み締めた
頭の片隅から記憶を辿って
彼以上に自分に合う人はいるのだろうか
なんて凹んでしまう

きっともう会うことはないだろう

会ってしまっては自分がダメになる

私の中で綺麗に咲いてる彼が
とても愛おしくて苦しい


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