論語「己立たんと欲して」

仁者は、己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す。能く近く譬(たとえ)を取る。仁の方(みち)と謂うべきのみ。

仁者というのは、自分が立ちたいと思えば人を先に立たせ、自分が達したいと思えば人を先に到達させる。人のことを自分のことの様に考える。それが仁の考え方というものだ。

雍也第六 30

よろしければサポートお願いします。