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IT思い出話(39)

古き良きインターネット接続 

90年代の終わりごろの話です、当時私の使っているWindowsマシンをインターネットに直接接続して使っていました。グローバルIPアドレスを振ってです。

今なら、10分もしないうちに攻撃を受けて何かしらのマルウエアを埋め込まれて他のマシンを攻撃する踏み台にされてもおかしくありませんが、当時はまだまだのどかな時代でした。

もともとは研究者ばかりがユーザだったインターネットですが、商用化され、時代が下るにつれて性善説ではとても利用できなくなってしまいました。もう、がちがちのセキュリティをかけておかないと怖くて使えない時代になってしまったのです。

とはいえ、一般に市販されているルータを適切に運用していればそうそう恐れることもありません。私がネット接続を始めた頃はまだ技術が成熟していなくて、いろいろな選択肢がありどんな方法でセキュリティを保つかということが管理者にとって悩ましい問題でした。

高価な機器を買ってきて使えば安心を買えましたが、費用対効果の点で疑問だったり、安物のPCにUNIXとフリーソフトを載せれば意外と使えるファイアーウォールが作れたりと選択肢がたくさんありました。

おもえばいい時代になりました。家電量販店で販売されている数千円で買える無線LANルータをながめるたびにその思いが脳裏をよぎるのです。

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