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やっぱワーママは辛いっておかしい

今月から私が5年前にいた課の後輩が現在の私の課に異動してきた。

その後輩は会社の中で一番仲良くさせてもらっており、一緒にいるだけで面白いので、プライベートでも仲良くさせてもらっていた。

その後輩も私と同じワーママ&時短勤務者で年長の娘さんがいる。

私の息子よりも2歳年上だ。

旦那さんは単身赴任なので、後輩はワンオペ育児だ。

後輩は前の課では通勤時間が1時間半ぐらいだったので、今の課に異動になって通勤時間が短くなる点は良かったなと思っていた。

5年ぶりに一緒に働く後輩は電話対応も私より流暢で、話しながらキーボードも打てるので、「私よりも仕事が早そうだな」と思った。

私は後輩の隣の席に移動となり、日々、後輩に課のルールなどを伝えたり、相談に乗っていたりした。

でも最近はコロナの影響で、出社日が合わないことが増えてきた。

私には無理だと衝撃を受けた話

今週、私の保育園の職員さんがコロナになって、登園自粛になったので、私はテレワークが増えて、後輩とは会えなかった。

自分のテレワークが増えると自分宛の電話が出社組の方々に沢山入るので、申し訳ないと思った。

後輩に謝りと共に最近どうかとLINEをしたところ、衝撃の返事が返ってきた。

仕事が回らなさ過ぎて毎日娘の保育園のお迎えは19時半になってます。娘も元気なくなってきました

19時半?! いくら何でも遅すぎやろ…?! 娘さんは恐らく1日の半分とは言わないが、11時間ぐらい保育園にいることになる。

いくら年長さんでも疲れるやろ…しかも毎日…。

全然時短勤務じゃないやん…。

私はどんなに遅くても毎日17時には保育園に迎えに行っていたので19時半には衝撃を受けた(私はたぶん3歳児にしては早い💦)。

私は娘さんと後輩の体調が心配だった。後輩は「やっぱ今の課の方が前より基本的な仕事量が多い」と言っていた。この状態が続いたら精神がおかしくなると…。

後輩は元々仕事ができると思っていたし、異動してまだ1ヶ月も経っていないから慣れていないせいだろうと思っていた。

でも、まだ1ヶ月経っていない時点で悲鳴を上げている。慣れていくのかもしれないが、毎日19時半お迎え、ワンオペ育児は想像以上に辛いのではないいか。早く手を打った方がいいと思った。

そう思ったのは周りのワーママ全員辛そうだったから

後輩が辛そうにしていて、早い段階から何か自分にできることはないかと思ったのは、元々うちの会社のワーママは全員辛そうだったからだ。

時短勤務だったら、フルタイムの人から「仕事が少ないから楽やな」と言われるが、年々時短勤務者に与えられる仕事は増えていっている。

私は2年前に仕事が全く回らない大爆発を起こした。そこからコツコツと仕事をしていって何とか回せるようになったのは最近のことだ。

私は不器用だから2年もかかったと思うが、ここ半年、noteでアウトプットしていたら、自然に読書などのインプットが増えて、最近急に仕事が落ち着いてきた。

毎日忙しいから席は隣の人以外あまり話をしない。今月、席が離れている時短勤務のワーママ後輩(上記とは別の人)と話す機会があった。その人も仕事が非常に早くて優秀な人だ。

「先月、仕事が多すぎて帰りの電車で自然と涙がこぼれていたんですよ。家でも持ち帰って仕事をしていたら子どもに”また~?”と言われて、子どもにどう接したらいいのかなって」

この人以外にも社内で仲良くさせてもらっているワーママはみんな辛そうにしていた。

私たちの仕事は、うっかりすると自分の生活そっちのけで仕事に飲まれやすい。そして「他の社員に迷惑をかけてはいけない」という雰囲気があるので、時短勤務とか関係なく、残業や持ち帰りが多い。

え、ちょっと待ってよ。私ら家事も育児もあるから時短勤務じゃないの?

家事育児も立派な仕事やねんから、会社での仕事に全力注いでたら体もたんに決まってるやん。

こんな思いが頭の中で常にグルグルしていた。

今こそ周りのワーママをサポートしたい

私は2年間仕事が回らない状態から抜け出して、最近では「自分の時間を作りたい」がために早起きして読書とヨガなどに充てている。

私の周りの後輩ワーママはみんな自分の時間というか休息の時間もままならない感じだ。

私も現状、決して余裕はないが、心身の健康を壊すまで仕事をするっておかしくない?と思った。

最近こんな本を読んでいる。

今の会社は長時間労働を求められる場所なので、数年後にはそんなに時間をかけずに仕事ができて、もっと家族のサポートをしたり、勉強したりする時間を作りたいと思っていた。

この本では「週80時間労働して得るお金以上に大切なものは時間だ」ということを600ページ以上にわたって何度も説いている(私は全然読み終わらない💦)。

時間もだし、自分や家族の心身の健康以上に大事なものって何?という考え方を辞書並みの分厚い本を毎日読んでインストールしている。

周りの後輩ワーママはこういう発想は全く持てず、「とにかく自分の仕事を回さないと、会社に迷惑をかける!」という気持ちで一心不乱に仕事をしている。

でも、自分も子供も「その時にしかできない」ことがあるのに、「今」頑張りすぎたら健康を害する可能性もあるのに、何でそこまで頑張るの?

私も仕事が回っていない時はこういう発想は持てなかった。でももう、周りを見渡したら社内のワーママみんな辛そう…やっぱ絶対おかしい!

私はまず身近な後輩からサポートをしていきたいと思った。

じゃあ、どういうサポートをするんよ?

今は19時半お迎えの後輩の仕事をほんのちょっと手伝ったり、「こうしたらいいよ」というアドバイスをしたりしている。

最初は、その後輩の仕事を取り上げたり、近道を教えるのはその後輩のためにならないかなと思った。

でも、今後輩は異動したてで一番忙しい時だし、現に毎日19時半お迎えで、コロナも流行っているのに母子ともに疲れ切っているんだから、仕事の絶対量も減らしてあげないといけない。手伝うと言っても微々たる量である。

1人でも多くのワーママが辛くなくなるように、「その人のためにならない」とか思わず、自分が培ってきた経験や知識は惜しみなく後輩にお伝えしよう。

後輩の様子もこまめに確認しよう。


最近ワーママはるさんの新著を読んで、「インプットとアウトプットのコツ」という話で目から鱗が落ちた。

アウトプットは、インプット情報をnoteを板書するように出すことではありません。あなたのフィルターを通すことが、アウトプットの醍醐味です。

私は最近、別のメルマガで「読書をしても身にならない人が多いのは、本当の意味で本が伝えたいことを吸収していないから」という話に衝撃を受けて、まさに本で印象に残ったことを「板書」していた(笑)

「板書」も自分の中に染み込んでいく感じはするが、それを活かすには「自分を通したらどのように行動できるか?」を考える必要がある。

自分が辛い仕事の経験や空き時間に読書などのインプットをして、自分なりに解釈してワーママ後輩に伝えていく。

「あなたのフィルターを通す」って難しいが、それが後輩のためにもなるし、ゆくゆくは自分のためにもなる。

私は「ワーママは辛い」というのをこれ以上見たくない。

私は会社勤めは好きじゃないし、もう辞めたいと思っているが、現在会社にいる以上、周りの人をサポートしたり、いいチームを作ることが会社にいる意味なのかなと思う。

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