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Spineでキャラクターのコントラポストを意識してボーンを組んでみる。

コントラポストってしってます? 腰と肩を反対に傾けるとカッコイイ立ち姿になるっていうバランスの話です。

美術関係、お絵かき界隈だと最初に行き着く小技って感じの立ち位置です。Spineでは強力なコンストレイントによってこれを表現できるんじゃね? と思ったのでやってみようと思います。

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というわけでジャン。適当な素材サイトを探して「棒立ちの男性」っていう条件ででてきたカメラ小僧です。パシャパシャ。うーんダサイ! 君もコントラポストでかっきょくなれるのか?

適当にメッシュ、ボーン、ikなんかを割り当てていきます。

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なんかこう、じわる。

さらに、肩、足の付け根にコントラポストを表現するためのポイントを仕込みます。

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足の付け根、肩はポイントとしてのボーンを打ちます。

コントラポストをコントロールするためのコントローラーを担当するボーンを2つ作ります。1つは位置を担当し、もう1つは回転を担当します。別々にする理由は、混ぜると回転させたくない物まで一緒に回転してしまう可能性があるからです。

まず各ポイントから位置コントローラーへトランスフォーム・コンストレイントを割り当ててみます。片方をプラス、もう片方をマイナスに設定します。

さらに、実際の手足からもポイントへとトランスローム・コンストレイントを割り当てます。こっちは追従するように。

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動作テスト。

・・・・(笑)

肩と足の付け根がやばいのでボディのメッシュウェイトに肩と足のポイントを割り当てて変形するようにします。

とりあえず納得したら次は背骨にとりかかっていきます。背骨には回転コントローラーを割り当てていきます。

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体全体が弓なりになるように調整していきます。

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というわけで最終版。縦に回転コントローラーのみによるコントラポストポーズのアニメーションです。カッコイイ…気がする!


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