西洋占星術 個人鑑定 依頼の品

まず星の４属性の偏りを見ますが、知性やコミュ力を示す風が６つ、感情や優しさを示す水が１つ、勢いや攻撃を示す火が１つ、お金や物を示す土が２つになります。風に偏っていてコミュニケーション・お話重視型です。

目立つ部分から見ていきますが、ステリウム(天体の集中箇所)は水瓶座になります。新しい物、風変りが好きで自由を愛しています。山羊座の太陽は仕事や奉仕を表す6室に入っています。働き者で人に尽くす傾向がありそうですが、孤独や革命や直感を示す天王星と難しい角度を取っている為、組織で働く事は苦手かも知れません。ただ、山羊座は真面目な性格をしている為、滅多な事では投げ出す事はないでしょう。続いて、水瓶座の水星も６室に入っています。水星も天王星と難しい角度を取っていますが、これは天才や政治家に多い角度にもなります。頭はキレる方だと思いますが、６室の太陽と同じく仕事の事で考えすぎてしまったりオーバーワークに注意が必要です。ちなみに６室付近にディセンダントと呼ばれる場所があるのですが、対人関係でどういう風に出るか？と読めます。恐らく水瓶座の金星が乗っているので対人関係ではＡ様は風変りな面もありそうですが、それ以上にあらゆる人に親切に接してあげる事が出来ると思います。

続いて、対人関係や結婚を示す７室は水瓶座で美的センスや価値判断を見る金星とその人にとっての幸福を示す木星が入っています。金星は好みの女性像としても表れます。水瓶座は変わった人を好むので老若男女問わず変わった魅力を放つ人物に惹かれるかも知れません。社交上手・法律関係への詳しさと強さと解説書には書かれています。水瓶座の木星は他人への親切さ、政治的な考えをしっかり持っている、何事にも縛られず自由である事を好む、他人を差別することなく接します。人類愛とも取れますね。恋愛や仕事に於いて優れたパートナーと出会える可能性があります。木星は感情を示す月と難しい角度を取っている為、わがままや逆恨み、いつまでも執念深く恨んでエネルギーを使ってしまう事には要注意が必要です。また良い人過ぎて他人からたかられたりする可能性もあるので気を引き締めた方が良い角度を取っています。

続いて魚座の８室(先祖や親から受け継ぐもの、墓守、結婚後の生活)を見ますが、ここには天体は入っていません。天体が無い場合は魚座を示す天体である海王星で判断します。海王星は５室(娯楽、子供)の場所に入っていました。海王星は幻想や無かったものを示す星なので引き継ぐもので特殊な物は恐らくないと思います。

続く魚座～牡羊座の９室にはトラウマや心の傷、自分の傷は治せないが他人の傷は癒す事の出来るキロンという解釈が難しい天体が入っています。９室は学問や高度な勉強、宗教や哲学を示すのでそれらへの恐れや傾倒を表しています。また牡羊座は勢いがあり、攻撃的な星座な為、いつも心のどこかに理由の分からない怒りを溜め込んでいる可能性があります。また争う事が極端に嫌いかも知れません。自己嫌悪しやすい場面もありそうです。他人を癒す方向に使う場合、働き過ぎや何らかのトラブルで疲れてしまった人に的確なアドバイスを与える事が出来そうです。

続く１０室には牡牛座の火星が入っています。牡牛座は職人気質で仕事は早い方では無いけれど、確実に良い仕事をこなしていく印象があります。手先の器用さやモノづくりとして発現する可能性もあります。１０室とＭＣと呼ばれる星占いの図に於いての頂点は天職やライフワークを見るのですが、そこへ近い天体は牡牛座の火星と９室の牡羊座のキロンとなります。他人と交流を持ち人生相談に乗ってあげたり、社会でバリバリ働いて活躍したり、また牡牛座は自然や土地関係や不動産関係での仕事や収入も示すのでそれらを狙っていくと良いと思います。また１０室の火星は父親との決別や不和を表す事があります。牡牛座の火星は７室の水瓶座の金星と難しい角度を取っている為、働いたり、ライフワークに打ち込んでいる間は友人関係や人との縁が切れやすいかも知れません。また、金星と火星のスクエア(90度、困難)は恋愛面で本命と中々結ばれなかったり、仕事か恋愛の二択を迫られるとも取れます。

続く１１室には双子座の土星が入っています。土星は成長する為に必要な困難や苦手分野、制限やブレーキを示します。友達を沢山作ってお話がしたいけど、どこか躊躇もしてしまう…そんな印象があります。肺が弱点らしいので喫煙は控えた方が良さそうです。また双子座は神経系も示すので考えすぎからくるノイローゼ等にも注意が必要です。また１１室は友人関係を表していて、土星は困難を示しているので対人関係のトラブル(お金の貸し借り等)にも気を付けた方が良いでしょう。基本的に土星は鍛える天体なので多少の困難があったとしてもうまく乗り越えてアップデート出来ると思います。それと双子座の土星と３室天秤座の天王星が120度(良い角度、吉角)を取っている為、困難やトラブルが発生した時に咄嗟に回避出来たり、うまく対策を取れるとも見れます。またドラゴンテイルと呼ばれる前世でやり遂げた事やカルマを意味する感受点も土星とぴったりくっついています。この事の意味合いとしては更に土星を使って、星座や天体を強くするという意味合いらしいです。

続く蟹座の１２室(トラウマ、他人には言えない秘密、病院や牢獄を示す)には天体は入っていませんが、一応蟹座の天体である月で見ます。月は４室の蠍座に入っています。１２室は秘密を示すので世間一般や近所の人には言えない、隠したい趣味を持っていて楽しんでいるかも知れません。

続いて星座や天体が入る部屋は１２個までなので、リセットして１室から再度見ていきます。外見を示すアセンダントは獅子座で堂々とした雰囲気や俺様気質がありそうです。１室には天体は入っていないので空の室ですが、太陽の位置で判断します。太陽は６室に入っているので働いて成果を上げて目立つ事が好きかも知れません。獅子座は支配や命令される事を嫌い、自分自身がリーダーや主導者を率先して行う星座なので明るく熱血で体もそこそこ丈夫なイメージがあります。

続きまして２室(お金を稼ぐ能力や元々所有していた物を見る)は同じく獅子座となります。これも獅子座の支配星である太陽で判断するのですが、金銭を引き付ける能力がある、また良家の出身であったり、成功した両親の元に生まれた可能性もあります。

続く３室(初等教育や国内旅行、文章や喋る能力、兄弟姉妹との縁)の乙女座にあります。ここには天秤座の冥王星が入っています。話したり、物を書いたりして他者に理解して欲しい！という欲求が強いです。心の叫びを誰かに聞いてもらう必要があります。兄弟姉妹と妙な関係性だったり、学校を中退したりしやすい配置でもあります。この冥王星と５室の海王星と７室の金星で小三角(星々が絡んだ幸運を示す角度)を持ってます。冥王星が効いているのでマニアックだったり、人に言えない趣味か研究や探求分野でそこに夢やロマンを見せる海王星が絡んでいて、更に金星も絡んでいます。少女趣味だったり、可愛い物や優しい雰囲気の物が好きで収集したりする事が好きかも知れません。

続く４室(幼い頃育った家庭や晩年を示す)は天秤座～蠍座に位置しています。天秤座の天王星はＩＣと呼ばれる幼少期の家庭を示す軸に乗っかっているのですが、解釈としては引っ越しが多かったり、家庭内に風変りなルールがあったり、ご両親が変わっていたという印象があります。次に同じ４室に蠍座の月も入っています。月は～８歳くらいまでの出来事やご本人の感情面、母親からどう扱われたかを判断出来ます。蠍座の月の性格としては、感情は激しく、欲望が強く、短気で傷つきやすい性質を持ちます。また１２星座中、蠍座は最も執念深く、受けた攻撃は絶対にやり返すし、恨みを溜め込む傾向があります。暴走しやすい感情をうまく自己コントロールし、着実に欲しい物や人間関係を手に入れる事でしょう。またこの月の配置を持った子供は母親が過干渉だったり、支配するタイプで親子関係がこじれやすいとも読めます。この蠍座の月をネガティブに使った場合、性的に依存してしまったり、性的倒錯、睡眠薬などの飲み過ぎ、アルコール中毒になってしまう恐れがあります。自分の中の負のエネルギーは小まめに発散すると良いと思います。

続いて最後に５室(娯楽、遊びや子供を示す）を見ます。星座は射手座になります。射手座の性質としては、束縛を嫌い、思い立ったら即行動であちこち遊びに行くような感じです。外国の歴史や生活に興味があるかも知れません。５室の海王星の意味合いとしては、ロマンを持ち創造的潜在力が豊かです。愛する人々を過剰に美化してしまう傾向も…。俳優、ミュージシャン、画家に向いている海王星の配置です。ドラゴンテイルと反対になる、ドラゴンヘッドもここに入っているのですがドラゴンヘッドは今生でやった方が良い事を示しています。つまり人と交流して仲良くしつつ、沢山遊ぶ事が大切なことになります。

長々としてしまいますたが、これにて大体の生まれ持った性格は判断出来たと思います。Ａ様は現在ＡＡ歳で天体ごとに区切られた年齢域というのがあるのですが、今は木星期にあたります。生活したり、人と関わる中で木星の影響が出やすい年齢になります。Ａ様の木星は水瓶座なので昔よりもより公平・寛大に人とコミュニケーションを取り、楽しむと良いのかな？と思います。ちなみに木星期は５５歳までで、その後は土星期になります。土星期は５６歳～７０歳になります。

最後にＡ様の生まれた時の配置図と現在の星の動きで運勢を読むと、トランジット(今リアルタイムで動いている天体)の海王星が魚座に入っていて、Ａ様の４室の蠍座の月と120度(吉角)を形成しています。メンタル面が多少疲れても海王星の夢見る力や癒しで回復出来るかな？と思います。次に運航している牡牛座の天王星が水瓶座の土星に対して、９０度(凶角)を形成しているので土星は人生で学んだ常識を意味するので、そこに破天荒な天王星が角度を取るという事は自分が持つ常識や知識が通用しない何かが起きたりする可能性があります。次に今動いている土星ですが、水瓶座金星の真上に乗っています。これは金星がしたい遊びやお買い物や贅沢が土星が乗る事によって制限されてしまうと読めます。遊びに行きたいけど、遊べなかったりそんな感じがします。要注意して欲しいのが、Ａ様の山羊座の太陽に同じく山羊座の冥王星が乗っている状態です。冥王星は破壊と再生を司り、強制的に環境を壊して変えてしまったり、１か０かの選択を迫る星なので仕事や私生活で生まれ変わるような変化があるかもしれません。冥王星は１０年～２０年くらいで１星座をゆっくり移動する星なのでしばらくは働いている場合、沢山仕事を振られすぎたりとか色々事件があるかもしれません。

ここからはおまけですが、木星の周囲をうろうろしている小惑星で少し癖なんかを見る事が出来ます。まず養育や育てる事を意味するセレスが太陽と近ジャンクション(０度、吉凶混合)、会社や友人グループの中で初心者が居たら優しく面倒を見てあげる…そんなイメージがあります。山羊座のセレスなので職場においては頼れる先輩や上司でしょう。またはお母様から可愛がられたとも読めますね。手先の器用さや対人を示すパラスも山羊座、結婚後に物申す星であるジュノーも山羊座に入っています。パラスに関しては山羊座は骨格を示すので姿勢矯正や自己マッサージ能力、彫刻や建築への知識、政治や法律面での強さを意味します。ジュノーは対等な関係(主にパートナーに対して現れる)のですが、生真面目な山羊座型なので仮に結婚や同居をする場合、相手に対しても自分と同じくらい頑張って欲しいと思う傾向がありそうです。最後に義務や相手に従う事を意味するベスタですが天秤座にあります。一人で作業に取り組むよりもみんなと協力して仕事や作業を片付ける事を好みます。小惑星はギリシャ神話かな？の女神の名前から来ているのですが、セレスはお母さん星で養育を担当、パラスは女戦士で中性的で物作りを担当、ジュノーは別名ヘラで主神ゼウスの正妻なので権利を主張します。ベスタはかまどの女神か何かで協力したり、奉仕する傾向があるのですがここが注意ポイントで自分のベスタの上に個人天体(太陽と月と金星と火星)を乗せてくるお相手はなるべく避けた方が良いです。私の周囲で起きた出来事ですが、ベスタの上に何らかの天体を乗せられた場合、とにかく協力して貢いでしまうという傾向で出た事がありました。

非常に長くなってしまいましたが、調べられる部分はお調べ致しました…！もし当たっていたり、何かの役に立てばうれしく思います。