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甘美なる 愛

彼のなにもかもが
私を捕らえて離さない
私は捕囚 かれのとらわれ人
朝も昼も夕方も かれを恋うている
夜は 彼に抱かれる夢をみて
ひとり 孤独にもだえる

朝が来て 鳥が鳴くとき

ハッとわれに返る寂しさ

鳥の鳴き声は優雅で

音楽そのもの

真夏の空気を裂いて、一陣の風をもたらす

ああ、恋人よ、わたしを憐れんでください

神よ 聞し召せ

 永遠に彼を愛する約束を

甘美な 約束 この世の終わりまで 愛が保たれることを


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