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食事中パソコン触ってたら褒められる我が家のカルチャー

昨年の年の瀬に、描いたnoteの続きを書きたい。

今住んでいるシェアハウスに住み始めてから、生活が豊かになったと感じる。その要因としては

・絶対に肯定する
・小さな幸せを何倍にもする
・ハッピーのシェア

いろいろなパターンがあるが、住民たちは暮らしながら上記を実践している。今回は絶対的肯定に関して書いていきたい。

豊かさ要因1:絶対的な肯定

シェアハウスに住む人たちは、絶対に肯定してくれる。場そのものや住民が、住む人、訪れる人の肯定感を確実に上げている。

例えば、昨日課題が終わらず、お箸を持ったままPCをいじっていると、
母は「お箸持ったまま、お仕事かっこいい~!!!」
というのだ。

ふつうのお母さんであれば、「お行儀悪いからやめなさい!!」
とでも言いたくなるようなシチュエーションである。
なんなら、「そんなに直前までバタバタするくらいだったら、早くやっておきなさいよ!」とでも言いたくなるし、文句を言うならいくらでもいえるような場面を目の当たりにして、母は褒めるのだ。

なんだか、こちらが申し訳なくなってくるくらいに褒める。
これが絶対的肯定である。何をしていても基本的に褒めてくれる。
かといって、正しくない時をしたときにはきちっと怒ってくれるのが母である。命かけて愛してくれない男に涙する女の子がうちに来た時には、当事者よりも母が怒っている。

母だけでなくほかの住民も、
「毎日頑張っているね」「すごいな」「えらいよね」と
素直に相手のすごいと思ったところを褒められるのが
我が家のすごいところだと思う。

また別の日

住民にはときどき、絶対に寝坊したくない日がある。
そういうときはシェアハウスのライングループに起きたい時間を連絡する。
そうすると母はいつも4時にぱちっと目が覚めるらしいから、母が「○○さん~、何時ですよ~~」と起こしてくれる。私もよく起こしてもらう。

ある日母が、住民を起こすのを忘れてしまった。
だけどその住民はちゃんと、その時間に自分で起きてきた。(よかった!)

その人に対して母が「起こすの忘れていてごめんね」というと、
「起こしてもらうのに、慣れてしまってはいけないと思ってね」と答えた。

ここでなんで起こしてくれなかったの?と怒ることもできる中で、忘れてしまったことも肯定できるのはすごいことだと思う。余裕のないとき、切羽詰まったとき、そういう安心なひとことを選べる住民がいることは豊かさ要因の1つだ。

住民きつねさん

きつねさんという住民も、我が家の安心感に関して語ってくれた。

きつねさんはお仕事を辞めてから、今は絵を描きながら、バイトでお金を稼いで暮らしている。絵を描くために、新卒で入った会社を辞めた。夜遅くまで働いていたこともあったし、ほぼ毎日絵画教室に通い詰めながら働いていた月もあった。自分のペースでしっかりすすんでいる、強い人だ。

そんなきつねさんが言っていたのは「仕事を辞めても、組織に属していなくても、昼夜逆転しても社会に置いていかれない安心感がある。」

それぞれが「こうしなきゃ、こうあるべき、が存在しない関係性」を保ちながら生活していることがその安心感を作っていると思う。

自分のすることを肯定してくれる、否定もしない、そういった自由さが、それぞれの心地よさを作り出し、安心して暮らせているのが住民同士で伝わっている。それが、この家の雰囲気なのだと思う。

ふとした時の一言一言やみんなの暮らしぶりから、このおうちのやさしさや肯定される雰囲気が醸造されている。

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