見出し画像

あなたが職場の「根」になる時が来た。

「何をしても否定してくる人」
こういう人はどの職場にもいますよね。多分、若い人じゃないですよね。やっぱり世代が上のベテランたちです。

僕の職場にもやっぱりそういう人がいて困っています。だって僕が提案することをことごとく否定してくるんですから。

それでも僕は、ある裏技を使うことにしました。
一番反対する人のところに、一番先に計画を持っていくようにしたんです。
「先輩。今度こういう訓練の計画を考えているんですけど、一度目を通して意見をいただけませんか?」と。
さらにこのように言います。「訓練の計画っていろんなところに目を配らないといけないのでとても難しい。先輩から見ると穴だらけだと思います。」
そういうと必ずこのように返事をしてきます。
「ちょっと見せてごらん。」と。

そして、”この部分はこのようにしなさい”とか、”ここは削除した方が良い”とかアドバイスがきます。そのアドバイスは悔しいことにどれも的確なんですよ。つまりこの先輩は、何でもかんでも否定しているわけじゃないということだったんです。

そのあと、「先輩ありがとうございました。大変勉強になりました。」と行って、修正したものをまた持っていく。これで8割は大丈夫です。さらに1割を詰めたかったら、この先輩とのやりとりを繰り返します。

「これなら通るんじゃないか?」と言ってくれれば9割です。
この状態で会議に臨みます。

するとどうなると思いますか?
普段はここでいちゃもんつけられるんですが、その先輩が手をあげて「これはいい計画です」と発言する。その一言で全部通るんです。

僕はこの裏技で大切なことを学びました。それは「根回し」です。
「根回し」は世の中を動かすためにはものすごく大事なことなんだということを学んだんです。

ポイントは、誰にでもするのではなくて、”一番反対しそうな人”に”真っ先に”持っていくことです。そして「アドバイスをいただけませんか?」と言う。

これまでの僕は、この計画に賛同してくれた仲間たちを集めて、「なんでこの計画を理解してくれないのか」「いつも否定ばかりしやがって!」と文句ばかり言っていました。でも、文句を言うだけでは職場は変わりません。そうではなくて、反対する人の懐に飛び込むのです。そうしたら世の中が変わるようになっているんです。それを「根回し」と言うんだと僕は職場で学んだのです。

なので、「組織、会社」の要となる人が誰なのかがわかれば、その人のところに行って話をする。何回かそういう機会を見つけたら意気投合します。どうしてもこいつとは合わない!と思うような先輩でも、意外なことに共通点があるものです。これは本当に不思議なことです。

「根回し」
そんなの当たり前じゃんと思う人はきっと多いと思います。でもこれを正しく使えている人は意外と少ないと思っています。
やっぱり気の合う仲間内で、嫌いなあいつの文句を言うのが楽しい。

でもそれでは何も解決しません。
どうでしょう。ここは一歩前に進んで、あなたが職場の「根」となり職場を回してみませんか?


こんにちは!あぽです👩‍🚒✨いつもサポートありがとうございます。いただいたお金は、「書籍購入」と「救急救命士としての研修費用」に充てさせていただいており、職場内での勉強会に活用しています✨ みなさまのサポートが地域の消防力に繋がっています。本当にありがとうございます❗️