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消防署見学🚒担任だった先生がやってきた

👮‍♂️「今日は、小学校の消防署見学です。対応よろしくお願いします」

この時期はシーズンなので、1週間に2回のペースで小学生が見学にやってくる。準備はもう慣れたもんだ。救急車と消防車、救助工作車を車庫から出して、試着用の防火衣を5組準備する。空気呼吸器も忘れずに。今日はどんな体験をしてもらおうかな。

👮‍♂️「あぽ君。さっき学校の先生から電話があって、1名到着が遅れるそうです。引率の先生と一緒にくるそうです。対応お願いします。」

👩‍🚒「はい。了解です。」

職場見学は時間にして90分くらい。防火水槽や消火栓を見たり、通信指令室を見学したり。仮眠室も見たり。

🧒「へー!ここで寝るの?家に帰らないの?」
👦「お風呂はいっているときに火事があったらどうするの??」
矢継ぎ早に寄せられる質問に答えながら、庁舎見学が進んでいく。

30分くらいした後、遅れてくる子供と先生が到着した。
👨‍🏫👦「すいません!遅れましたー!」

👩‍🚒「はーい!すぐいきまーす!!」
👨‍🏫「お世話になりますー。」

👩‍🚒「ん? せんせ?? え!!H先生!!!!!」
👨‍🏫「!!あぽ君!!!!」

なんとなんと、遅れてきた先生は僕が小学校の時の担任の先生。一度退職して、今は再雇用だそうだ。

👨‍🏫「消防士になったって聞いてはいたけど、ここだったの?」
👩‍🚒「先生・・全然変わってないですね。懐かし笑!」

職場見学が進行する中、遅れて到着した先生が小学校時代の担任だと分かると、小学生の雰囲気は一層和やかなものとなった。

🧒「あぽ隊長、先生にいたずらされたことある?」

👩‍🚒「いや、いたずらじゃないけど、先生が授業中に面白いことを言うのが好きだったよ。」

👦「僕の先生って、どんなだった?」

👩‍🚒「優しかったさ。今はどう?怖い??」

見学が進み、子供たちも興味津々で質問を連発してくる。

子供たちは夢中で僕と先生の会話を聞いており、先生も懐かしさを楽しんでいるようだった。

👨‍🏫「あぽ君、元気そうで何より。喘息は大丈夫?」

👩‍🚒「だいぶ良くなりました。先生、あの時は何度も病院にきてくれてありがとうございました。」

👨‍🏫「あのあぽ君が消防士だもんな。しかも隊長さんって・・・涙。頑張ってるね。すごいよ!」

先生との再会は、驚きと懐かしさが混ざり合った素敵な出来事になりました。見学が終わり、子供たちに手を振ると、先生も満足げな笑顔で大きく手を振り返してくれたのでした。


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