Kigisuで選べるお着物の洗いや加工
前回の記事「リクチュール前のお着物について」の続きです。
Kigisuでは、リクチュール前のお着物に施せる洗いや加工として、下記の4種をオプションとしてご用意させていただいております。
①水洗
京都・桂川の潤沢な伏流水を使用し、経験豊富な職人の確かな目利きによって商品に適した洗浄方法を選定し、手洗いをします。全ての素材にご対応可能です。(お着物の状態によってはお断りさせていただく場合がございます)
②湯のし
反物に蒸気をあてて生地を柔軟にし、シワを伸ばしつつ、たて糸とよこ糸の繊維を均等にして幅を整える作業です。生地を柔軟にするだけではなく、発色をよくする、光沢を与えるなどの作用があります。
※①水洗・②湯のしはセットになります。
③防縮加工
生地の風合いや本来の機能性はそのまま維持し、保管時や洗濯時の生地の縮みを防ぐ加工です。化学薬品・樹脂を全く使用せず蒸気と水の力だけで半久的な防縮効果があります。正絹と綿のお着物に加工ができます。(金彩が施されているものは熱を加えるので剥がれる恐れがあり、刺繍が分厚いものなどは型が跡になる場合があるので、お着物によってはお断りさせていただく場合がございます)
※防縮加工の工程に①水洗・②湯のしが含まれますので、防縮加工をご希望の場合は①水洗・②湯のしの選択は不要です。
④撥水加工
水や油の汚れから守り、保管中のカビ発生防止への効果があります。また、帯電防止やシワ防止の効果もございます。加工後も水を使ってのお手入れが可能です。
①水洗+②湯のし及び③防縮加工のオプションとしてお選びいただけます。
以上、Kigisuでのリクチュールのオーダー時に選べるお着物の洗いや加工になります。
お着物によっては既に防縮加工、撥水加工が施された物もあるかと思います。上記オプションを選択されなくても、丁寧にお着物の解き、アイロンがけをした後、職人がリクチュールさせていただきます。
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