アトピーの重度を伝えるには?を考えてみた〜まずやりたいこと〜

アトピーを診察してもらう、特に今まで行ったことがない病院に行って皮膚科医に診てもらうときは、医師とは初めて対面で会っているので、アトピーどころか患者のことをまったく知りません。

そうなると、医師から見て患者については以下のようなことがわからないかと思います。

・普段はかなりおさまっているけど、来院時や最近になって急にひどくなった。
※この場合は、患者が説明をすればわかるケースはあるかと思います。

・過去のひどい時と比べて、今の状態はさらにひどいかどうか。

この場合について考えてみました。
観点は患者視点としてで、目標はアトピーの重度を伝える案を考えます。

アトピーの重度とは?

まず前提となるアトピーの重度をおさらいします。

日本皮膚科会の記事では、以下のように制定してるようです。

ただし、これだとよくわからないと思います。
重症のような?中等症のような?という場面もあり得ることと、過去には重症になったけど今は中等症?みたいによくわからくなるとおもいます。

この事態になってしまう理由は、お肌の状態で考えるからだと考えます(定性的評価)。
ここから考えると、以下の2つで回避できるかなと考えられます。

①当てはまる症状を具体的に書く
②数値化する(定量的評価)

①については、さらに具体的に書かれても、わからないことには変わりなさそうで、すでに具体的に書かれてると感じます。なので、今回は②の方法で書くこととします。

アトピーの重度を教える方法

②数値化するは、簡単に言うと『検査を定期的に行う』という行動が合いそうです。検査結果は、Yes or No、アレルギー度合い・ランク分けするためです。

では、検査にはどういうものがあるか?を調べてみます。観点は、『アレルギー全般の検査』と『アトピーの検査』です。

アレルギー全般の検査

以下の記事はアトピーに限った話でなく広義のアレルギーとしての話になります。

Q2.アレルギーかどうかを判断するには?
外来でできる検査には血液検査と皮膚テストがあります。

Q3.血液検査でどんなことがわかるの?
IgE(免疫グロブリンE)という免疫に関わるタンパク質の数値などで、アレルギーの有無や程度がわかります。

この文章からわかるように、検査方法は血液検査によるIgE検査と、皮膚(パッチ)テストによるアレルギー反応検査がありそうです。

アトピーの検査

こちらはアトピーに特化した内容になります。

アトピー性皮膚炎の状態を把握する手がかりとして、血液検査を行います。アトピー性皮膚炎に特有の血液検査として、TARCという皮膚の細胞から作られる物質の量を検査するものがあります。

文章から、TARCという検査をすればいいかと考えます。

アレルギーとアトピーの検査は?

これらから以下検査で数値化できそうなことがわかりました。
①血液検査(IgE)
②皮膚(パッチ)テスト
③血液検査(TARC)

これらの検査は一括してすべてやることが多いと思います。わたしの場合はそうでした。なので、検査をしたい場合はそれらの検査ができるか?どの内容を提供してるか?を聞いてみてください。

①はメジャーな検査なことと、数値を出すのみのシンプルな検査のため提供してるか皮膚科は多いと思います。②もメジャーな検査ですが、検査項目数が異なるので、10 or 30 or 50種などあるので、気になる項目が入ってるかを聞いてみてください。この中では③を提供している医院は少ないかと思います。ここはインターネットなどで検査を提供しているか調べてから行くことをオススメします。

これらの検査を受ける場合の注意点は、検査のみを受けることは難しい場合が多いです。
定期的に診てもらってる医師から提示されて行う場合がほとんどなので、外来で初来院でも受診可能かは聞いてみてください。基本的には、主治医の方に相談して進めてみて欲しいです。

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