オタ卒しようと思ったら推しを増やしただけだった話〜オタ卒しよう編〜
「推しは増やすもの」という指原莉乃氏の名言があるが私は今それを体現している。
ここでさっしーのオタクという流れになるかもしれないが、申し訳ないが違うのでここで先に謝罪させて欲しい。ややこしくてごめんなさい。さらにオタクって気持ち悪いなって改めて自分に思ったのでここで謝罪する。ごめんなさい。
私は数年前にとあるK-POPグループにすっかり沼落ちし、ハッピーオタクライフを送っていた。仲良しなオタ友もたくさん出来たし、みんないい人達で本当に順風満帆なオタク生活を送っていた。そんな私が何故オタ卒しようとしていたのか。その過程はちょっと長くなるが書いてみる。
この一文でわかる人にはわかってしまうが、私が沼落ちしたグループは分裂している。何故だか分裂して数年経過していたのに、好きになってしまった。しまったと書いてるが別に後悔してる訳ではない。だって好きになってからずっとハッピーオタクライフを送っているのだから寧ろ世界中の神様に感謝している。分裂してもどっちも、それぞれ5人とも大好きなのだ。(何故好きになったのかは10時間以上は語れるのでここでは割愛する)
この界隈は実に複雑で、様々なアンチが蠢いている。アンチの種類がとりあえずどの界隈よりも多い。(アンチについても数時間語れるがここでは割愛する)とりあえずスルー技術が装備されたのは間違いない。別にアンチが多いことがオタ卒する原因ではない。
ここ数年はペン(韓国語でファンのこと)として何も出来ない歯痒さに何度もぶち当たった。推しがこの世から消えてなくなってしまうのではないかという不安が拭えない日々と、幸せになれるならアイドルを辞めてただの一人の人間として笑って暮らして欲しいと願う日々もあった。そんな日々でもオタ卒したいなんて思わなかった。
好きになって初めて知ったが、K-POPアイドルの世界は濁流である。私の推しは日韓で一つの時代を作り上げたグループである。もはやK-POPアイドルの歴史の教科書があったら載っちゃう位だし、それ程に次々に沢山のグループが生まれて時代が濁流のように変わっていくのだ。男性グループには兵役問題もあり、それに関連して契約問題がある。私の推しグループはこの二つの問題など複雑に絡まって分裂に至ってしまった。もうそれは今更仕方ない。20歳そこそこだった彼らには、それこそ最善であったのだ。分裂後に好きになった私にはそれをとやかく言う資格はない。(でもこの分裂問題についてのアレコレも数時間語れるので割愛する)
分裂後だって彼らはいつでもペンの為に、自分たちの最善を尽くして、素晴らしい活動を見せてくれていた。
5人が好きだけど別に2でも3でも1でも大好きなのだ。これはオタクの贔屓目として聞いて欲しいが、いや贔屓目でもないんだけど、こんなにカッコよくて一人ひとりの才能が溢れた人たち見たことない。主観が大爆発するが、5人のMelody and Harmony聴いたらもう沼から戻れない。こんなに5つの声を合わせただけで音楽になる人達もう二度と現れない。奇跡で運命の5人なのだ。じゃあ5人に戻れないから?そんなこととっくに色々割り切ってる。何度も言うが2でも3でも1でも大好きなのだ。暴走したが彼ら一人ひとりの人間そのものが好きなのだ。
じゃあ原因ってなに?ってここまで来るとキレたくなる。私もは?ってなっていた。
このコロナ渦でライブもないし日本に来る事さえも出来ない。すごく枯渇しているのにこんな大変な中でしてくれてる活動もあまり上手く追えない。ペン卒ってこうやって来るのか…熱しにくくて冷めにくい私が…。そうしてそっと動画を観る…2や3や5の動画を観て、最後に自分の気持ちをちゃんと受け入れようと思った。…いや大好きだわ。は?
こういう所オタクって気持ち悪いなって自分でも思う。わちゃわちゃ観ながら泣いてた…好きなんですって。5人それぞれの良さなんて1週間合宿しても足りない位語れる。一人ひとりの凄さなんていくらでもあるけど、その凄いアイドル達がわちゃわちゃしてるの観るの本当に大好物。アイドルの醍醐味なんですよね…わちゃわちゃ。いわゆるメンバー同士のカップリングとか踏まえて観るんですよ。そして考察するのが一番楽しい。オタクだから。
私の推しグループの過去のわちゃわちゃは無数にある。それこそ日本でも韓国でも充実するほどある。けど新しいわちゃわちゃはもうほとんど増えていかない…(2はわちゃわちゃしない所が最高にブロマンスだから)増えないことに一種の虚しさを感じた。過去に彷徨う亡霊みたいなオタクは何処に行ったらいいのだろう。才能に溢れた彼らを推すことはこんなにも誇れることで幸せなことなのに。
過去だけでも充分に幸せだった…そしてこれからも幸せだ。でも前を見て進んでいく彼らと過去を養分にする系のオタク。需要と供給がズレてるのかもしれない…そこはアイドルとオタクという関係性に必ず成立するものだと思っている。少しずつフェードアウトしていかなければいけないのか。
これが私のアナザースカイ。「アイドルのわちゃわちゃ」
そして私は途方も無いわちゃわちゃの旅に出た。