日記でGO 5月31日

5月31日

6時過ぎに起床。歩いて我が家に帰り、車に乗って近所の商店に行くがまだ開店していない。車内でKindleを開く。磯崎憲一郎『世紀の発見』から「絵画」を読み、感銘を受けた。

7時。商店で、煙草と野菜ジュースを購入す(健診でビタミンが足りていないと指摘を受けたから)。帰りの車内でKeven Abstract の新譜を聴く。超ポップ。

寝転んで読書。翻訳家の柴田元幸が編集の雑誌『MONKEY』から、ブライアン・エヴンソン「レイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』」を流し読み。

8時。今日は準夜勤なので、出勤まで4時間もある。どうしよう。Amazonを徘徊し、『ゲンロン β 37』を購入す。読む。

東浩紀「ニセコの複数の風景(スケープ)」がおもしろかった。以下、そこからの引用👇

ひとつの町が、言語により、また検索者の関心や欲望により、異なった複数の顔を見せる。それは、グローバル化と情報化が進む二一世紀においては多くの土地で起きていることである。ニセコはその先進的な例のひとつにすぎない。

それゆえ、ぼくたちは、この時代に「本物の風景」を発見するためには、つねに複数の検索ワードを使って、できれば複数の言語を使って、複数のインフォスケープを手に入れてそのあいだを往復しなければならない。

大山顕『スマホの写真論』も相変わらず最高だった。以下、引用👇

今回の元号発表をはじめ、Twitter にたくさんアップされているテレビ画面を写真に撮ったものを見ていると、人はネットワークの利用者ではなく、ネットに奉仕する存在なのではないかと思えてくる。権利によって断絶しているテレビとSNS を、せっせと写真によってつなげる人間たち。風景写真や人物写真も同じだ。今日の写真撮影とは、ネットワークから隔たっている物理世界の風景をデータ化してネットワークに流す作業である。ネットにつながったスマホのカメラは、人をいわば 「ネットワーク機器 」にした。

と、ここまで読書しながら聴いていたKeven Abstract の新譜ですが、はやくも今年のベストに決定します。しました。むちゃくちゃいい。死ぬほど素敵。クソ最高。鬼のように聴きます。ジャケもかわいい😍





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