見出し画像

Shonan BMW港南支店グランツーリスモ体験に講師役で行ってきました

どうも、岡田です。
先週末11月2日・3日は、神奈川県のBMWディーラー『Shonan BMW港南支店』の、グランツーリスモ体験コーナーにレクチャー講師として行ってきました!

その時の報告と、レクチャー時に気を付けた点など書き記しておこう…という投稿です。


■Shonan BMW港南支店eモータースポーツ体験

今回お邪魔させていただいたのは、神奈川県にあるBMWディーラーの「Shonan BMW 港南支店」で行われたeスポーツ体験企画です。

スポーツモデルのM2・M3・M4の試乗会イベントが行われていて、その連動イベントとしてe-DGMSも主催しているダイワグループさんが持ち込んだ企画として行われました。

店内にダイワグループさんが社内で持っているNext Level製のシム用フレームに、スラストマスターのT-GTの組み合わせでグランツーリスモ7が遊べる筐体を2台用意されました。

僕はここで、朝一にタイムアタック内容の基準タイムを出して、来ていただいたお客様をご案内し、上手く走れるようレクチャーを2日間やらせていただきました。

体験者は2日で30組ほどでしたが、1組当たり20分程と結構長い時間乗って頂いたので、慣れないうちに終わってしまう…ということは無い体験会になりました😆

■レクチャーで意識した点

今回自動車ディーラーにシミュレーターを置いて体験会を行っていましたが、試乗会とセットだったこともあって来ていただいた方は大半が初めてシミュレーターに触れる、中高年の方でした
あとは、好奇心あるお子様

慣れてない人にいきなりシミュレーターを案内しても、なかなかうまく走れないものです。
という事で今回レクチャー役で呼んで頂いた訳ですが、まずは「曲がらないと感じたら、ステアリングを切り足すのではなく、ブレーキでスピードを落としてくださいね」という話から始めさせてもらいました。

どうしてもマリオカートや、ゲームセンターのレースゲームのイメージで最初はプレイされるので、アクセル全開で、ハンドルだけで曲がろうとする方が多いです。

曲がるときに最初に使うのはハンドルじゃなくてブレーキですよ!
という事を刷り込ませてからプレイして頂くように意識していました。

あとはステアリングの持ち方。
画像のように「9時15分」の位置から、基本的には持ち替えないように走ってください、とレクチャーしてました。

サーキットを走ったことが無く、一般道の経験しか無いと、曲がるときに持ち替えて一気にハンドルを切ってしまう傾向があります。
交差点を曲がるようなイメージで、90°以上ハンドルを切らないと曲がらないイメージなんだと思います。

ステアリングは必要以上に沢山切ってしまうと、フロントタイヤのスリップアングルが付きすぎてグリップを失い、意図に反して曲がれなくなります。
更に、仮にコーナーを抜けられたとしても、ステアリングのセンター位置を見失い、右に左にステアを振ってとっ散らかってしまう…という事も起こります。

サーキット走行では「9時15分」の持ち手の位置で切れる範囲でだけステアリングを切ってください…というのが狙いのレクチャーです。
今回の体験コースは富士スピードウェイでしたが、一番キツいダンロップコーナーでも正しい荷重のかけ方とスピードで走れば、9時15分の持ち位置で曲がれます。

これが結構事前にレクチャーしていても、走ってるうちに持ち替えてしまう方が多く、「無意識にやっちゃうわ…なるほど~」と気付きを得てもらう機会が多かったように思います。

■やっぱりグランツーリスモは優しい!!

走り出してもらってからは「どうすれば安全に速く走れるか」をレクチャーするフェーズに入る訳ですが、グランツーリスモはゲーム内で手厚いアシスト機能が充実しているんで、非常にレクチャーしやすかったです。

ブレーキングポイントで路面が赤くなる「ブレーキングエリア」

特に有難かったのが「ブレーキングエリア」というアシスト。
ブレーキングポイントでコース上に「明らかにブレーキしないとダメそうな表示」が出てきてくれるので、「ここでブレーキ思いっきり踏んでください!」という分かりやすい案内が出来ました。

あとは「ドライビングライン」もONにして、黄色いラインに添えるように走ってくださいね~というレクチャーの仕方が出来ました。

また、車のセッティングに関してもグランツーリスモは初級者向けに振ることが出来るのが扱いやすいですね。

今回はダイワグループさんより、BMW M2を使ってほしいという希望がありましたが、M2 CS Racingというレーシングカーに近いタイムが出せながら、タイヤのグリップはとにかく高く、ダウンフォースも高く、パワーは落として、ブレーキはよく効くように調整していました。

グランツーリスモはステア操作に対してのレスポンスがリアルよりダルい印象があるので、切り出しの反応は「レーシング・ソフト」タイヤが一番リアルっぽく思いますw

非常にグランツーリスモは優しいです。
iRacingやアセットコルサがどれだけリアルでも、シムを始めるならグランツーリスモから始めるのがオススメになるのは、こういう所が充実してるからですね。

■レクチャーする内容はリアルと同じ

ある程度走れるようになった方から

「目線は遠く、次のコーナーを見ていくようにしましょう」
「ブレーキングが終わったらすぐアクセルを踏まず、フロントへの荷重を逃がさないようにコーナーリングしましょう」
「道幅を使ってアウト・イン・アウトのライン取りを心掛けましょう」
「高回転でパワーが出てないので、ショートシフトで加速していくと良いですよ」

という風に段階を踏んでレクチャーしていきましたが…
これってもう、教えてることがリアルの走行と全く同じで「グランツーリスモだから」っていう内容はほぼ話してないです。

家庭用ゲーム機のグランツーリスモでも、しっかりシミュレーターだなと再確認しました。
題材的にサーキット走行のレクチャーではありますが、目線だったりシートポジションだったり、ステアリングの持ち方なんかは一般道の運転にも通じるところが多いと思うので、シミュレーターが普及していけば一般道での事故が減るというのも、あながち絵空事ではないのでは無いのかなと思いました。

そんな感じで、今回グランツーリスモを使ったeスポーツ体験のレクチャー講師をしたお話でした。

突然の告知ですが、本日11月4日20時20分からは、今回eスポーツ体験企画を行ったダイワグループさんのeモータースポーツ大会『e-DGMSテクニカルカレッジシリーズRd.4』が開催されます!

GT7世界選手権日本代表プレイヤーのたくあん選手をゲストプレイヤーに迎え、専門学生の参加者が走るレースになります。

↑より生配信が行われますので、是非観て頂きたいと思います!

今回は以上!
岡田

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?