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どうも、岡田です。
明けましておめでとうございます。2020年初投稿ですね。
タイトルが分かりにくいですが、今回は今年初めからずっとプレイしてた「iRacing」の初期インプレッション的な記事です。

◼️「レースシム」に持ってた印象

「eスポーツ」はゲームを扱った競技を指して、その中でも僕がやってるのは車のレースゲームで競う「eモータースポーツ(造語)」です。
しかしeモータースポーツの中でも更に細分化できて、僕は「グランツーリスモSPORT(以下GTSport)」というタイトル専門で、他のタイトルは同じeモータースポーツでも全く知らなくて専門外でした。
しかしeモータースポーツ大会は全てがGTSportで行われている訳ではなく、去年iRacingで競われた大会もあったことから、自分の守備範囲を広げる目的もあって今回iRacingを始めてみてます。

この「iRacing」ですが、厳密にはレースゲームというよりは「レーシングシミュレーター(略称レースシム)」で、実際マックス・フェルスタッペン選手などのF1ドライバーがレースの練習に使うようなソフトです。
そんな訳で「グランツーリスモなどのレースゲームから、ステップアップした先がiRacingなどのレースシム」とよく言われています。

僕はこの意見に凄く違和感がありました。
確かにゴールを実車でレースすることとするなら、そういう考え方になるかもですが、最近は"iRacingで競う"賞金付きの大会もあり、eモータースポーツの種目としてみるならGTSportとiRacingはソフトが違うというだけで優劣は無いんじゃないかなと思ってます。
実車で言えばヴィッツレースに出るかマーチカップに出るかくらいの違い?笑

また、iRacingプレイヤーの方は過去にグランツーリスモシリーズを触ってた方も多いかと思いますが、移行した理由が「グランツーリスモは敷居が低いゆえに荒れたレースになりがちで、敷居が高い(≒大人が多い)ソフトでやりたかった」というのをよく見かけましたが、いくつかのGTSportの大会に出て、GTSportでもレベルの高いレースは出来るじゃないかと思ってたり・・・

なので「レースシム」と言うとレースゲームより敷居が高く聞こえますが、実車に繋げる手立てが無い僕的には同じゲームのタイトルという感覚でした。
また、GTSportもかなり実車に近いと聞くので、GTSportで得たものはiRacingでもある程度は応用できるだろうとも思ってました。

◼️iRacingを実際やってみて・・・

実はiRacingをプレイするのは今回が初ではなく、昨年の夏頃「道場レーシング」のeスポーツトレーニングの一環として、大阪府堺市にあるレーシングシミュレーターショップ「LAPS」で体験していました。

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しかしシミュレーターショップはちゃんとした物凄くリアルな設備が整っていて、めちゃくちゃ楽しいし良い体験でしたが、環境が違いすぎてiRacingがGTSportとどう違うのかは良く分かってませんでした😅
ちなみにLAPSでのトレーニングは、家にはない右手で操作するHパターンシフトに慣れずシフトミス連発してしまって、あまり上手く走れませんでした笑

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そんな訳でGTSportと同じチープな環境(言うて15万くらい掛かってるけど)でiRacingをやるのは初。
始めた初日に撮った動画がこちらです↓
https://youtu.be/mOOM6PXOvFY

結構まともに走れてませんか(自画自賛)

思ってた以上にこの環境ならGTSportと変わらない感じでした。
一番違うのはレースで使ってるマツダ・ロードスターは3ペダルで操作する必要があり(厳密にはオートクラッチ機能あるけど、多分遅い)、GTSportでは左足ブレーキしかやってなかった為ヒール&トゥに慣れる必要があったことです。今ちょっとヒール&トゥ上手くなってしまったかもしれない笑

◼️iRacingで学べること

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家でならGTSportと同じ感じで走れることが分かったiRacingですが、このソフトの特徴として車同士の接触にめちゃくちゃ厳しいことが挙げられます。
元がNASCARを題材としているソフトの為か、当てられるのが横からでも後ろからでもとにかく車がスピンしてしまいます。追突する側も当たり所によっては回ってしまいます。
自分はリアルで車同士接触しながらレースしたことはありませんので、リアルがこういう感じかはちょっと分かりませんが、GTSport以上に他車との接触を避けたくなる挙動です。

また挙動以外にも、iRacingには「インシデントカウンター」みたいなのがあって、コースアウトは1、単独クラッシュやスピンは2、他車との接触は4とカウントしていくものがあります。
公式戦ではこれが17溜まると強制退場です。
また後に書くKMRカップというイベントでは10で退場です。
接触で4なので、当てても当てられても双方4溜まります。
なので当てられてもキレてる場合ではなく、避ける技術も必要だし、当然自分から誰かに当てない技術もより大事になってくるソフトです。

正直GTSportでの自分のプレイは、どちらかと言うと積極的にバトルを仕掛けていくスタイルで、合わない人にはダーティだと言われる事もあったりしましたが、iRacingではそういうスタイルだと厳しそうなのでその辺りの矯正ができそうだなと思ってます。
ちなみに今のところ、強制退場は受けたことありません笑

◼️iRacingのトッププレイヤー

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初日からある程度は走れましたが、それがiRacingの世界ではどのくらいのレベルで走れてるのか分かりませんでした。
そもそもiRacingは日本人の人口はGTSportに比べたらかなり少なく、「iRacingのランカー」的な方はどんな方か知りませんでした。
・・・唯一LAPSの白石さんは相当上手い方だというのだけ...w

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そこで1月5日に、eRacer部で繋がりがあったシミュレーターショップ「KMR」が主催している「KMR CUP」というものに参加してみました。
日本のiRacingオンラインイベントとしてはかなり有名なイベントらしく、3クラスの参加者全員で36名も集まってました。
GTSportでも滅多にそんな集まりませんけど笑

ここには軽く確認しただけでも日本人の中でiRating(GTSportで言うDR)上位の方が何名も出ていて、自分がiRacingトップクラスのプレイヤーと比較してどのレベルかを確認するのに持ってこいなイベントでした。
また先程書いた通り、このKMRカップは公式戦以上にインシデントに厳しいイベントなので、アグレッシブさを抑えながら戦う練習にもなるのかなと。

そんなレースの決勝オンボードです↓
https://youtu.be/75QL0GuhGTk

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結果は予選・決勝共に5位
3クラスある中自分は中級クラスですが、その中ではクラス優勝でした🏆
iRacingを始めて5日にやったイベントとしてはかなり上出来ではないのかなと自画自賛してますが、動画見てもらうと分かる通り自分より上の4台には全く歯が立たずドンドン離されていってしまいました。
またこの4台はほぼインシデント無しで終えてます。
やはりどのタイトルにも極まってる人はいるんすねぇ~

GTSportで得たものでiRacingはある程度走れますが、トップに通用する為にはやはりiRacingならではのコツを掴むのも必要ってことですね。
・・・当たり前か笑

このKMRカップは全部で5戦あって、今回のは開幕戦でしたが、最終戦の時にはトップ争いを楽しめるポジションに行くのがiRacingでの目標かな?
また、今まで「GTSportの人」としかレースしてなかったのが「iRacingの人」ともレースする機会が出来て、そういう意味でも幅を広げることができそうですから、楽しみですね❗

そんなiRacing初期インプレッションでした。
言うてまだ一週間しか遊んでないし、ロードスター以外の車をまだ使ったことがないので、何も分かってないに等しいですけど😅

iRacingやりすぎてGTSport下手になってないか心配になってきた笑

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