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[無料記事]リココンは「方向」で覚えよう! "リコイルスムージング"の原理の解説

この記事の結論(具体的な説明を省略)

①リコイルの反対方向(リコイルの逆方向)に照準を動かすとき、要求される移動量は実際の反動に比べてかなり少ない(おそらく数分の1?)
②反動を大幅に弱めるリコイルスムージングはリコイルの反対方向のみ作用し、反動の方向側にはおそらく一切作用しない
③各武器のリコイルには ランダムリコイルを含めてもほぼ必ず左方向、ほぼ必ず右方向に逸れる瞬間があり、そういう時はリコイルの反対方向に操作するだけでほぼまっすぐ弾を飛ばすことが出来る (R-301などが顕著)

SMGで40m・ARで80m以上の距離を狙うとかしない限りこの情報は役に立ちません
※私の環境はマウスです。 多分コントローラ(パッド)も共通だとは思いますが、仕様が違うかもしれません

(広告等のシステムがある都合上 仕方のない事ですが)私が人の記事を見る時、自分にとって要らない前置きや余談・細かい理屈の説明が多くてオアアアーーー!!!(Alt+←)となる事が多いので、理屈を伴う必要が無い傾向のある記事に関しては 予め結論だけ書いた文章を載せています。
なお Alt+←カーソルキーは 多くのブラウザで、ブラウザバックのショットカットキーとしてサポートされているコマンドです。
はい。 こういうのが人によって要らない前置き余談細かい理屈の説明ですね。


⓪-1 ぼくは成長のおそいカスです

最近 30代の仲間入りを果たし、APEXでよく遊ぶ友人たちからオッサン呼ばわりされることが増えました。

エイムラボでは個人的にこのストレイフショット:精度がお気に入りです

一切やってこなかったFPSを初めて2周年を迎え ようやくエイムラボの一部のモードで上位0.01%の成績を出せる様になりました。

トラッキングに関しては 上位0.1%~1%以上の成績を出せるのが当たり前になってきましたが、フリックの成績は物凄く低く エイム練習ソフト:KovaaK'sでは かなりやり込んで漸く上位2.2%といった状態です。

元々 私は、FPSを始めた2年ちょっと前からゲームそのものを上手くなることより、基礎技術であるエイムを極める事を軸とすると決めていた為 APEXでは立ち回りが適当で30試合に1回もグレを使うかどうか分からないと ダイヤ帯の恥の様なゲームプレイをやっていますが、最近では 3Dの歪みについて調べ、視野角を70にし 割と高いヘッドホン(INZONE H9)を使う事でキルレを1.5倍ぐらいに上げる事が出来ました。
(視野角関連の研究は 視野角70を維持したまま、カジュアルのキルレが3以上で安定するようなシーズンがあれば 有償記事を書くかもしれません。 それは あり得たとしても1年後でしょうが……)

視野角70でやる様になった理由の「視野角70度の視界が、視野角110度における視界のちょうど縦横1/2になっている(画面外側が大きく膨張する)」という内容の検証。
ばいきんまんは射撃訓練場バグで同じ部屋に放り込まれた全く知らない人で、画面の検証中に正面に立たれてめっちゃ屈伸されたりしました。 でもそういう人は好きです
27000円ぐらいのヘッドホンから36000円ぐらいのヘッドホンに換えましたが、銃声とかで足音が聞こえないバグを除いて およそ最小の音量の足音でもほぼ必ず識別できる様になりました。
個人的に ゲームとしての立ち回りを上手くするにはエイムよりちゃんとした立体音響ヘッドホンが必要に感じました。 200時間練習するよりは その200時間を副業や内職に回してヘッドホンを買った方が何倍も効果的と思います

事業と並行しているとはいえ ある程度時間があったので、元々 1年あればプレデター、または エイムの上位0.001%に行けるやろと思っていたのですが、ふたを開けてみれば1年でソロダイヤ、エイムは 2年かけた上で、ごく限られた得意分野でようやく0.01%です。
おそらく エイムは何かで100万人中1人ぐらいの成績を出せ、プレデター2桁になるまでは一生懸命頑張るとは思いますが まあ最低でも12か月は後かなと思います。

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その昔、私は 元々ゲームを作る方ではあってもゲームを本気でプレイする人はあまり好きではなく、当時ゲームの いわゆる「ガチ勢」の努力というのは 仕事における努力には大きく劣ると考えていました。

私は 20代前半の頃、厚生労働省の発表する簡易生命表の概況から30までに1%の人間が死ぬのなら 命は消耗品であり、1%ぐらいは死ぬ可能性のある事をやって当たり前だと考える様になりました。
当時、自分が それまで当たり前に出来た仕事が出来なくなった事もあり、吐くまで(吐いても)働いたり、数十時間続けて働いたりする事で 自分の場合 どのくらいで限界がきて、限界が近づくと 体にどのような兆候が表れるかという記録を取りました。
(医者と政治家の家系だった事もあり 体の酷使についてアドバイスしてくれる身内にも恵まれました)

その効果は抜群で、限界を知る事で「今はまだ限界じゃないから大丈夫」という安心感を得られ、体に負荷をかける事に対する抵抗がなくなり 昔に比べて随分と働ける体を手に入れることが出来ました。
(今でも 仕事では、たまに睡眠時間を4割ぐらいに抑えて1~2週間働いたり 35~45時間続けて働いたりしています。 親からは「もっと働けるだろ」と言われていますが…)


これは 私自身がそういう仕事をしているのもありますが、生活に本来必要のない事を生業とする場合 トップ層/最上位層でなければ、およそマトモに人の幸せに貢献出来る人生にならないという観念があります。
この観念は自分の中でかなり強く 別に、誰かを積極的に攻撃する為に それを主張する事は無いのですが、友達とかの人付き合いにおいて そういう(トップ層/最上位層でない人と)関わり続ける事は無く、早めに関わりを断つ……というぐらいには、根強くある観念です。

そういう事情から 昔は、いわゆるプロゲーマーとか ゲームのガチ勢に対して「1位になれないのにアイデンティティを確立しようとする胡乱な連中」として見ていました。

ですが。
3年程前、一般的にクソゲーとされるとある対人ゲームに、プロゲーマー(配信者)が参戦して 結構話題になっているという記事を見つけました。

最初 記事を見た時は「しょうもない連中が しょうもないゲームで、しょうもない事をしているな」と思っていたのですが、記事を見ていて これまであった、私の観念が大きく変わりました。

そのプロゲーマー(配信者)が配信でやっていたのは、そのゲームの面白い遊び方(コンボ)を「どういう風に操作すれば、この面白い遊び方を誰でも真似出来るか」という事を丁寧に紹介するという事が中心で、そのプロゲーマー以外の普通のプレイヤー達も「このキャラにはこういう技があり、こうすれば誰でも出来る」という風にゲームの楽しみ方を共有し合っていたのです。

優れた技術を持って 人を魅せるのではなく、プレイヤー達に向けて 楽しい技術を共有し、皆で楽しみ合える様にする。 
それは ゲーム開発者が考えている事で、プレイヤーの考える事ではないと思っていたのですが そのプロゲーマーや、プレイヤー達は 開発者の様な目線で、「このゲームは こうすれば楽しく遊べる」という事を広め合うという空気が出来ていたのです。

この一件を経て 私はゲーマーへの認識を改め、特別優れた技術が無いとしても、自分が得た技術を 適切に、かつ丁寧に 誰かに渡すことが出来るというのは 人の間に生きる人間として、とても素晴らしい行いだと考える様になり それ以降、人のゲーム配信等を見る数が大幅に増えました。
(デマとか 理屈無く検証できていない記事はかなり嫌いですが)

開発者として過ごす時は別ですが、プレイヤーとして過ごすにおいて 私は、誰かと共有するというよりは 何か優れた技術を得て、それで悦に浸る様なタイプのプレイヤーです。
ただ、この「誰でも出来る事を、皆で楽しみ合う」というのが いかに素晴らしい事かはよくわかります。
これ以降 人がたくさんいるようなゲームを遊び、競い合ったり 誰かと楽しみ合うという事に対してかなり肯定的になりました。

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この2年間 私は自分が思っていた速度でゲームが上手くなれなかった事を知りました。
そして、その一方ゲームで学んだ事が、予想以上に 別の分野に転用できる事を知りました。

ぼくは高卒ですが、京都大学卒で 国家公務員試験で3位の成績を取った兄弟に対し
「この家系に生まれておきながら 日本の、しかも同学年ですら1位になれないカス
(家から受け継いだ才能に甘え 何も成せない人生を送っているカス)」であるとして
めちゃめちゃきつく当たり 何度か殺すぞボケ オレに関わろうとするなという旨を述べていました
(ぼくは 22の頃、技術力だけなら旧帝大生数十人分の力を個人で持つプログラマと言われたり、
20代後半の頃 Steamでのゲーム販売において、ものすごーく部分的にみたら
世界一位かもって成果を出しましたが 明確な証拠は無く、しかも色々な人の協力があっての事で
くだんの兄弟は30代以降は毎年個人で最低4000万以上稼いでいるそうです)

これは 25ぐらいからそう思ってはいましたが、とくに感じる様になったのが1年の重みの差は子供の時の重みの差と同様で、25才と30才の能力の差は 小学1年生と小学6年生の能力の差と同様であるという事です。

20代の頃、私は 大義の様な理想や、人生の目的を探し「自分は こういう風に生きたい」と考えたり その過程で事業をおこしたりしてきました。
しかし、その多くが 上手く行かずに終わってきました。

20代で 私にとっての人生の目的や理想は定まりましたが、目的を果たすために 具体的にどのような行動が必要になるか という所で、私は何度も失敗してきました。
仕事において 何か企画を起こそうとしたり、起こしたりしても人の心を読み取れなかった結果、私がやりたい事と 同僚や、消費者がやりたい事が違ったために 上手く行かないという事が何度もありました。

(やる気が続けば)次回更新予定のシーズン15のシナリオ解説でも言及しますが、とくに Steamにおいてアメリカ人の文化と日本人の文化や思想が違い、それを理解するという事が本当に難しく、自分と違う文化や思想を理解し、それに沿う行動を考え抜くというのは 私にとって大変な事でした。

不安定だった子供の頃から なにか自分の生きる目的を見出すというのは、大きな成長です。 ですが その一方、目的を果たす為に、具体的に何をするかという所で 20代の頃の私は躓き続けていました。

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最近 私と同年代以上の人間だけが入れるというAPEXのDiscordサーバーを見つけ、入ったのですが そこで強烈に感じたのは、「1年1年の時の重さ」は、私だけでなく 他の人間にも通じる事でした。

数年前まで 私にとって、同年代の人間とは その多くが物事をまるで成すことが出来ず、失敗に不慣れで すぐへこむ為に、行動を起こさず 経験も積まず、能力を伸ばす事の出来ない存在でした。

ところが 30代になった今 同世代(以上)の人々は、少なくない数が様々な成功と失敗をしてきて その人にとっての(その人だけの)経験を重ねた人間になっていたのです。

十で神童、十五で才子、二十過ぎれば只の人という言葉があります。

ある意味では、20前後の私は 天才だったのかもしれません。
ですが、「何も成していない人間」だった昔の私の同年代は 時を経て、「何かを成してきた人間」になっていたのです。
そして、「何かを成してきた人々」がありふれた今 自分の中の理想を追ってきた私もまた ありふれた、ただの人になったのです。

2年かけて ごく狭い分野ですら上位0.01%にしかなれなかったのは当たり前で、私の能力は伸び続けていますが同年代の人々もまた能力が伸び続けており、私が それに追いつけていないというだけの事でした。
二十で神童、二十五で才子、三十過ぎて只の人になったのです。

同年代以上の知らない人とVCをかわし 個人的に興味を持ったのが、仕事の勉強の為 十代に単身で渡米し、成功もしているっぽいのに 一切APEX以外の話題をしなかった人と「もうすぐ出張なので落ちますね」と言った後めちゃめちゃ面白そうな仕事の話をしてきた電気技師の人仕事で海外に在住しているAPEX女子でした。 「お前らこそ自分語りしろや!!!」と思いました。

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もちろん おとなになってもまるで成長をしない人間というのは居ます。
最近では"結論や意図が無く、ただ口をついて出るだけの会話"の話しかけ方を何度もし、会話の3割が「楽して稼げる仕事をしたい」「努力は絶対無理」で構成され 半年程度の安い努力を「絶対に捨てたくない必死の努力」と言い張る頭が激ローの人とVCをさせられゲボを吐きそうな気持ちになった事がありました。
半年よりはるかに長い9年間の義務教育を経て 様々な人生経験を経てもまるで学習の出来ない人間は居ます。


人には否定するより、肯定する方が 楽で、幸せな時が多々あります。
「新しい何かを認め(肯定し)、始める」というタイプの肯定には エネルギーが必要ですが、「既存の何かを否定し、別の何かを模索する」というタイプの否定もまた エネルギーが必要なのです。
既に何かをやっている誰かを見て、「この人は今を変え、こうするべきだ」なんてことを考えるより「この人はそのままでいい」という風に考える方が、エネルギーの要らず 疲れもしない、楽な選択と言えるでしょう。

何か面白そうな事をやっていそうな相手も 深く知れば「なんだ 大した事やってないじゃん」なんて思う事もあるのかもしれません。

ただ、そうだったとしても きっと、世の中は 私が考えていたより「何かが出来る様になった」人間で溢れていて、私に必要なのは そういう世界でもなお何かが出来る様にあろうとする勤勉さなのだと思います。

今後も 成長のおそいカスは、何かが出来る様になった人々から その才能を吸収し、仕事も趣味も 重くて尊い1年1年を大事にしてゆこうと思います。


さて、そこで 今回この記事を書くに至った問題と向き合いましょう。

⓪‐2 ファッキューネメカス

ネメカスバーストAR。 カスです
このカスのせいで我らが英雄ヘムロックはケアパケへと埋葬される事になりました。 カスです。

……なんて言っても何が何だかなので、順を追って話してゆきます。

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⓪-1で書いた通り、私は とくに中遠距離のエイムではかなり射撃を当てられる様になりました。
とくに 私が練習したのは小さい的への射撃で、最近では KovaaK'sのFar Long Strafesというモードをやり、小さい的を狙う練習をしたり マウスを物理的に改造し、小さいトラッキングがやりやすい様に形を整えたりしています。

今使ってるマウスよりちょっと軽いマウスみたいなのが売られてたんで それを買って、ぼくが施していた立体マウスグリップの移植手術を行いました。 手術は成功しました


これに加え 中遠距離の射撃において、あるテクニックを用いる事で 等速で進む敵に対し、かなり高い精度で射撃を当てられる様になりました。
(これについては 今後、記事を書くかもしれません)

ハッキリ言って、シーズン15はヘムロックのあるなしでキルレが40%ぐらい違い 行きつくところまで行っていました。

しかし、シーズン16。
赫々と私を照らした燦爛たる光ことヘムロックが無実の罪で処刑され、弾速が違えば リコイルもカスネメカスが登場しました。

Wikiによると アサルトライフルの銃弾は重力係数が1.3ですがネメカスはボルト同様重力係数が1.0の為遠距離を撃っても弾がほとんど落ちず、抗力係数もないため 他のARと違って偏差射撃(誤用)があまり必要ないというカス性能をしています。

この為 私が一方的に打てていた距離からこのカスが飛んできて、私が一方的に倒せていた距離からこのカスがワンマガをして来る様になりました。

もちろん 私もこのカスを手に取ればある程度戦えるのですが……。


①リコイルの反対方向に照準を動かすとき、要求される照準移動量は実際の反動に比べて少ない

最近9つぐらい年下の友達から「オレンさんが持ち込むネタすべてが古い」と言われました

APEXの反動(リコイル)には、必ず同じ跳ね方をするベース反動と、毎回ランダムに変わるランダム反動とあります。
ネメカスの最も大きな問題はバースト数が4発もありながら、ランダム反動によって 反動の方向が左右どちらにもなりうるという事です。

これら反動を弱めるアタッチメントとしてバレルスタビライザーがありますが、実はこれ 殆ど弱めません。
Wikiによると 紫バレルですら縦横のベース反動を15%しか弱めず、横方向のランダム反動は20%(縦は30%)しか弱めません。 白バレルに至ってはベース5%、横ランダム10%(縦は20%)です。 後述する反動の解説も含め、ぶっちゃけ縦方向を弱めるだけのアタッチメントです。

おまけに このゲームの敵の横幅は基本的に40㎝前後で、これは 10m距離において2.3度、100mにおいて0.23度分の厚さと言えます。

前に1回計算間違えたことがあるので正直合ってるか不安


たとえば フラットラインの2発目のランダム反動は、1度以上もの大きさがあります。 これは 50m距離であれば、なんと 1発で敵2キャラ分以上のブレがランダムに生じるのです。
(50m距離における敵1体の横幅が約0.46度)

一方、この動画を見れば 50m距離であっても フラットラインは静止している敵には割と当てることが出来ます。(動画は70m距離)
これは、リコイルコントロールにおいて 必要な照準移動量が、反動による照準移動量より大幅に小さいからです。

上のYoutubeの動画でも触れていますが、リコイルコントロールに必要なのは移動量ではなく移動方向です
今 右に動かすべき反動か、今 左に動かすべき反動かを見誤らないという事なのです。


②リコイルスムージングはリコイルの反対方向のみ作用する


改めて、カスの反動パターンの一例をもう一度ご覧ください。

1バースト目を撃った後 少し待機することで、リコイルパターンをリセットすることが出来ます。
ヘムロックはリコイルのリセットが早いのですが、ネメカスはタイミングが遅い様です。
やはりカス

常軌画像の赤枠の反動は、1発目に対して左上・左上・右上の順で反動が生じています。
ここで、遠距離戦でのバースト射撃中 左下か右下のどちらか一方向にグッと動かしてリコイルコントロールをするとしましょう。

もし 左下に照準を動かしてリココンした場合、2発目以降の弾の当たり方は以下の様になります。
2発目:x方向の反動が左であり、リココン方向も左である為左に大きく動く
3発目:x方向の反動が左であり、リココン方向も左である為さらに左に大きく動く
4発目:x方向の反動が右であり、リココン方向も左である為リコイルスムージングは正常に作用するが、作用した所で3発目と同じ位置に当たる為 1発目の位置には当たらない

つまり、この反動で 左下に照準を動かした場合、1発目や、あって2発目は当たっても3発目と、3発目と同じ位置に当たる4発目は射撃が当たらないのです。

もし 右下に照準を動かしてリココンした場合、2発目以降の弾の当たり方は以下の様になります。
2発目:x方向の反動が左であり、リココン方向が右である為うまく相殺される
3発目:x方向の反動が左であり、リココン方向が右である為うまく相殺される
4発目:x方向の反動が右であり、リココン方向も右である為照準が大きく右に動いてしまい、射撃が当たらなくなる

つまり、この反動で 右下に照準を動かしてリココンした場合、3発目まではまず当たりますが 4発目はまず当たりません

この文章だけだと やや大袈裟に聞こえるかもしれないので、ほぼ必ず左上に跳ねるフラットラインに対して 右下・左下にリココンした時の挙動を執った動画を載せます。
(青い線は 昔配信ツールとして創った、マウスの移動量を示すソフトです)

見ればわかりますが、適切な方向へのリココンが出来なければ 照準は致命的にズレます

ある程度距離が離れていると、リコイルの方向とリココンの方向を間違えると 決定的に照準がブレる


のです。

遠距離戦におけるネメカスの最大の問題点は 反応が不可能なランダムリコイルがあり、そのランダムリコイルの方向次第で 当たるか当たらないかが明確に決定されるという事です。


注意していれば、ゲームにランダムな要素は無いと分かると誰かが言っていましたが 実際にはランダムリコイルが命中するかどうかを決定するシーンは多々あります。 注意してください。


左右にランダムリコイルがあるというのは我が太陽ヘムロック神も同様ですが 輝けるヘムロックはバーストの数が3発であり、ランダムリコイルによって揺さぶれるのは2発・3発のみになり より大きな影響を受ける4発目を持つネメカスと比べ、遠距離戦の命中精度が高いのです。

近中距離戦では 偉大なる輝き放つヘムロックよりカスの方が優れている面もありますが、遠距離戦においては 主ヘムロックの方が強く、弾持ちも良く 扱いやすいのです


リコイルスムージングといって 常に左右に移動し、その反対方向に照準をずらすことで 反動を抑えることが出来るというテクニックがありますが、(これは 完全には検証し切れていませんが)これが成立するのは 照準の移動方向とリコイルの方向が反対になっている時で、移動方向とリコイルの方向が同じになってしまった時 照準は一気にブレます


③リコイルの反対方向に操作するだけでほぼまっすぐ弾を飛ばすことが出来る

さて、我が神とカスの話題はほどほどに このリコイルの原理の応用方法を紹介します。

今 リコイルとリココンの方向が同じになれば照準が決定的にズレると述べましたが、逆に反動のx方向が同じであれば、ランダムリコイルの大小にかかわらず かなり正確にエイムをすることが出来る傾向があります。

この傾向を持っている武器の中で 強いのがフラットラインですが、100m以上を越える距離や、50~100m距離での1マガを試みる場合は弱体化されてしまったR-301が極めて強力でした。

※視野角70度のため 敵が大きく映っていますが、約70m距離です

R-301は 右・左・右と リコイルの方向が分かりやすく、特に 最初の10発は照準をちょっと左にずらしながら下に動かすだけでかなり当たってくれます。

今は カスとダメージ減少で斜陽ではあるものの、アサルト等のアモを沢山持てるキャラで 中遠距離を一方的に打つ場合においては今でもかなりの火力を出してくれます。


また、ヘムロック神同様に横反動のリコイルが弱い武器であれば、中遠距離の射撃に適している傾向があります。
個人的なおすすめをいくつか紹介します。
※射撃訓練場で練習しないと上手くなれないので注意

G7スカウト 最初の3発/ダブルタップ全弾
単発モードは最初の3発の反動がほぼ縦であり、かなり当てやすい傾向があります。
ダブルタップは2発目を撃ち終えた後に大きく横にブレますが、バースト射撃中はほぼ縦にしかブレないため 極めて射撃を当てやすくなっています。

R-301
記事で言及した通り、非常に当てやすいリコイルの方向をしています。
慣れない間は最初の8~10発を当てる様にするといいでしょう。

CARSMG 最初の10発
最初の10発はやや左方向に移動するので、右下にリココンする事で 50~70m距離で50~100ダメージほど期待することが出来ます。
また、十数発目以降も横反動がやや小さく 20~30m距離であれば、反動を気にせず敵の方に照準を合わせようとするだけで半分ぐらい射撃が当たります。
SMGには ADSをしても0.35度程度のランダム拡散がある為、150m以上は狙っても当たらない事がありますが 50~100mではそれなりに当たってくれます。

ボルトSMG 最初の10発+全体
R-301に似た反動をしており、横に動かすというよりは ただ真下に下げるだけでかなり射撃が当たります。
十数発目から横にブレますが、20m距離において1キャラ分程度のブレであり 一定の距離以下であれば、リココンを気にせず撃ってもかなり当てることが出来ます。

ヘムロック 最初の1バースト(+2バースト目)
神は3バースト目から横にぶれますが、最初の2バーストは殆ど縦にしかブレません。 信じなさい。 救われなさい。

カス
記事中の話はあくまで150~400mぐらいの狙撃に関しての話であり、他のARと比べるとかなり横反動が小さく 縦にズラすだけである程度は当たってくれます。 ただしカスであり、1マガ出来るとは限りません。
(ヘムロックは 敵の位置次第では、150~250m距離でも1マガ出来る事があります)

RE-45 全体
一貫して右上にズレるため、それを意識するか意識しないかで命中率が大きく変わる武器です。
ただ ケアパケでない場合において、初動以外でこの武器を持つ必要性があるかと言われると難しいです。


おわりに

記事を書いているうちに眠くなったので終盤がカスならぬザツです。
気が向いたら書き直すかもしれませんが、書きたい事は大体書いたと思うので書き直さない可能性の方が高いです。


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