痛みに弱い妊婦の帝王切開記録②

実は計13日間も入院してました。
でも、高額医療制度やら保険やらで手出しがなくてありがたかった。

だいたい痛い痛い言ってますが、なにせ痛みへの閾値が低いので。

これから帝王切開迎える人は、まあ、こんな人もいるくらいに思っておけば気が楽になると思います。


☆入院1・2日目
帝王切開手術が月曜日で、土曜日より入院。だいたい前日入院パターンが多いらしい。診察でやっぱり逆子であると確認。
結構暇で、GEOで借りてきたジブリ作品を観るくらい余裕あり。


☆入院3日目 帝王切開当日
オペまで
点滴の針が妙に痛かったのですが、その時の看護師さんが打つの失敗してたというオチ。オペまで恐怖で体が震える。

帝王切開中
カテーテル(少し痛い)
麻酔を背中に打たれる(そこまで痛くなかった)
切開〜縫合(麻酔効いてるので痛みはないものの、何か大変なことが行われてる恐怖あり)
ちなみに、麻酔による頭痛(鎮痛剤効かない!)が懸念材料だったけど、なるべくオペ中は頭を動かさないことを終始徹底していたため免れることができた。

帝王切開後
夫と面会したものの会話覚えてない。
術後1時間して一部麻酔が切れ始める。
ここからが激痛の始まりだった。体が動かないけど、下腹部がじわじわ熱くなり、はんだごてを当てられているような焼ける痛み。(信じられないくらい痛い)
その後謎の子宮の痛み(点滴に子宮収縮剤が入っていた!)
何度も鎮痛剤を追加するよう頼み、座薬を入れてもらうも痛さが収まることはない。
看護師さんに鎮痛剤は痛みが10のうち4くらいに収まるくらいで、痛みはなくならないと言われ絶望感。個人的にずっと痛み8くらいあるんですけど。
15時から朝方4時くらいまでその痛みが続く。
もちろん眠れない。Airpodsでキリンジとか穏やかなシティポップを聞いて紛らわす。


☆入院4日目(術後1日目)
カテーテルって地味に痛い、と思える程度に痛みがマシになる。が、5時間おきのロキソニンが待ち遠しい程度に痛い。
上半身を起こすだけでへとへと。

今日は歩行しましょう、と言われるもどうやって歩くの?と痛過ぎて結局歩けず。
真夜中、下痢による腹痛で目を覚ます。トイレに行きたい。小はカテーテルがあるが、大はどうするのか?ナースコールすると、歩いていくか、ベッドの上でするしかないとのこと。
半泣きで、車椅子出してくださいと頼み、10m足らずのトイレまで車椅子を押してもらう。不甲斐なくて泣く。
スマホを使う余裕がでたので、経験者のブログをみるとだいたい皆さん2日目で歩行している。
再び来た看護師さんに、もしかして、2日目でほとんどの人は歩行するのですか?と訊いてみたら、
はい。確かに2日目でほとんどの人は歩行します。とトリビアの泉みたいな返し方をされて、自分の痛みへの耐性の無さに絶望する。
このまま一生ベッドの上で生きていくのでは‥と考えるくらいベッドから出て歩く自分が想像できなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?