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ペスカタリアンだった頃を振り返る
ちょっと前まで、魚以外のお肉は食べないというペスカタリアンだったことがあります。
今回はそのペスカタリアンだった頃のことを振り返ります。
ペスカタリアンとは
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菜食をベースに、魚も食べるという食事スタイルのこと。
ビーガンやベジタリアンはよく耳にするけど、ペスカタリアンはまだまだ認知度が低いと感じられる。
他の食事スタイルをみたい方はこちらをどうぞ↓
きっかけ
オーストラリア留学中に、腎臓あたりが痛み始めたことがきっかけです。
突然、背中を丸めていないと立っていられない痛みを背中の腰あたり(腎臓がありそうな場所)に感じ始めました。
いろいろ調べた結果、お肉(タンパク質)は腎臓で分解されるそうで、どうやらわたしの身体が分解できる量を超えたのではと気付きました。元々お肉を食べないわたしが、お肉消費大国であるオーストラリアで提供される寮食を周りの人と同じように食べていたのだから、納得でした。
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ペスカタリアンを選んだ理由
お肉をちょっとのあいだおやすみする、ということも考えられましたが......
①寮暮らしの不便さから
当時暮らしていた寮ではノン・ベジタリアンメニュー(2種類)とベジタリアンメニュー(1種類)の3種類が提供されていました。自由に選べましたが、普段ノン・ベジタリアンメニューを食べているのにベジタリアンメニューを取ろうとすると「あなたノンベジタリアンじゃないの」と言われたりしたので、説明のつきやすい「ペスカタリアン」を選んだわけです。
*ノン・ベジタリアンメニューが2種類あるのは、豚肉や牛肉など宗教的な理由から食べられないお肉が出た時にも選べるようにあるみたいでした。
*お魚料理はノン・ベジタリアンメニューに分類され、週に1回程度で提供
②日本でも取り入れられると感じたから
オーストラリア滞在中だけでもよかったのでしょうが、一度決めたら簡単に譲れない性格のわたしには、日本でも続けるという頭にしかありませんでした。日本食は魚料理や魚をベースにした料理が多いので、ペスカタリアンなら日本でも続けられるだろうと思いました。
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③栄養的に
ビーガンユーチューバーとかみていて、サプリを摂っている人がいることを知りました。
調べれば、確かに良質な植物性タンパク質もあるし、魚で摂れるというオメガ3系の栄養はナッツでも摂れるとか、サプリに頼らなくてもビーガンできるなんて記事もありました。
でも、徹底的な栄養管理をしないと、大変なことになりかねないと思い、まず、始めやすいところから。そして見習う型がある方がいいと思い、わたしは動物性タンパク質も摂れるペスカタリアンを選びました。
まわりの反応
①家族
まず母にLINEで話しました。ベジタリアンやビーガンに比べて認知度が低いせいか、魚も食べられる(=出汁もOK)ということが伝わるのに少し時間を要しました。
でも、とても理解のある母で、家族でお鍋をするときはわたしが食べられるようにと魚のすり身団子などを用意してくれました。
父や妹には、お肉食べないの?と言われましたが、「食べない」というわたしの意思を受け入れてくれていたと思います。
②留学中の友人
中には、何度説明をしても「お肉を食べた方がいい。お肉も魚も同じ生き物で魚だけ食べるのは意味がわからない!」とわたしがお肉を食べない理由を理解してもらえなかった友人もいました。でも、それは少数派で、ほとんどの友人に理解してもらえていた気がします。
週に一回、Meetless Mondayという(月曜日はお肉なしの日)過ごし方をする友人もいて、一緒に料理をして楽しみました。
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日本食を食べてみたいとのリクエストで作った、ポン酢味の焼うどん。もちろん、お肉は入っていません。代わりに椎茸を入れています。
③日本の大学の友人
大学では、国際的な大学だったこともあってか、かなり理解してもらえていたと感じています。確かに、ご飯会をすると「お肉なしでお願いできないか」と面倒をかけるようなお願いをしていましたが、それでも「おっけー!」と言って受け入れてもらえていました。
また、同じくペスカタリアンやベジタリアンスタイルを取り入れている友人とご飯会を開いたりして楽しんでいました。
食事内容
留学中は、週に1回出る魚料理とアーモンドをメインにナッツを食べていました。(寮食のベジタリアンメニューは本当に野菜だけで十分なタンパク質が摂れませんでした)
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帰国してからは卵、厚揚げ、豆腐、ほうれん草、ひよこ豆、カニカマ、鱈、魚肉ソーセージ。でした
ひよこ豆カレー、厚揚げの照り焼き丼、鱈をマヨネーズで炒めたもの、カニカマは卵と一緒にレンジで温めて茶碗蒸し風にしたものを食べていました。
よかったこと
①一番は真っ直ぐに立てるようになったこと
あまりにも痛すぎて、丸まっていた背中も元に戻ったときは嬉しかったです。
②身体が軽くなったように感じられた。
体重的なことではなく、胃腸がとても軽く感じられました。消化に負担がかからない感じがとても心地よかったです。
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大変だったこと
①むくみ
タンパク質が不足すると浮腫むらしく、わたしも浮腫みました。顔がパンパン!(当時の写真を見るとすごくわかる)
②髪の毛が落ちていく
タンパク質が不足すると髪の毛も落ちていくらしくて、抜け毛の量が凄かったです。一生懸命「タンパク質!タンパク質!」と思っていました。
③外食
留学中はとても簡単でした。
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留学当時、タイ料理屋さんで頼んだベジタリアンメニュー
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SUSHI ROLL
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じゃがいもコロッケの乗った丼
その反面、日本にはベジタリアンオプションがあまりないため、なかなか難しかったです。お寿司や和食のお店を選んでいました。
「お肉は食べない」から「たまには食べる」
ペスカタリアンを始めたばかりの頃は、「お肉は食べない」と頑なに考えていましたが、やはりお肉が出てくるシーンもあって、断りきれずに食べることもありました。
でも、そのおかげで少しずつ、たまになら食べてもいいんだと思えるようになりました。
大学卒業を目前に、社会人になって人付き合いを始めた時に「お肉を食べられない」と言えない場面が出てくるだろうと思い、少しずつ身体を慣らすような感覚でお肉を食べることもありました。
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というのがペスカタリアンだった頃のわたしです。
今現在の食事スタイル
今はどういう食事スタイルかというと、
ゆるいグルテンフリーをベースに、セミベジタリアンな食事スタイルを摂っています。
小麦を食べないことが優先で、ベジタリアンの食事はできてもできなくてもいいという気持ちでいます。
でも、お肉や魚は食べないことにこだわらないで、身体が欲した時には食べるようにしています。週末なんか、外食をした際は気にせずお肉や魚を食べてもいいことにしています。
小麦に加えてもうひとつ避けているのが乳糖。身体に合わないので、牛乳やチーズなどの乳製品も避けています。
今も、身体の許容量(これは正確にはわかっていない)を超えたお肉の量を食べると、吐き気がしたり(体調的に)、体調によっては湿疹が出たりするので、家でお肉を食べる場合は計量して徹底しています。
生クリームが食べたい!ケーキが食べたい!お肉が食べたい!というときには身体の声を無視せず、食べています。
*また別の記事で、グルテンフリーなど最近の食事をまとめたものを書こうと思います。
最後に...食べないことにこだわりすぎない
数ヶ月前、お肉や魚を食べていない時期がありました。特に食べたいという欲もなく、そろそろ食べた方がいいんじゃないかと思ってお肉売り場や魚売り場に行っても、手に取らなかったことが数週間続いていました。
お肉や魚を食べなくても生きていけてる感じがしたし、心地よかった部分もありました。
でもやっぱり身体は正直で、すごく疲れやすくなったし、血色が悪かったのか「ちゃんと食べているか」と心配されることもありました。
「血となり肉となるもの。お肉や魚を食べるんだぞ。」と言われた時、初めてハッとしました。
その日、お肉を買いに行ったらやっぱり疲労回復の仕方がまるで違いました。
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ビーガンを目指したこともあります。
でもあまりこだわりすぎると精神的にも身体的にも辛いということを何度も経験しています。一度決めたら、譲れない性格も大いに関わっていると思います。
こだわりすぎることは自分には良くないということに最近気がついて、今のスタイルになりました。
当時のわたしの考え方も含め、わたしの生き方を尊重してくれる家族や友人にはとても感謝しています。本当に、ありがとう。
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最近の食事について、また書きます♪
それでは、また〜
ふく
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