尊厳との対峙
尊厳という言葉が当たり前になってきて、その弊害がようやく顔を出し始めた日本。
犯罪者や、他人に迷惑をかけるのが当たり前な人でさえ、尊厳は重んじられています。
それが、一番穏やかな世界なのかもしれない。
そう信じられてきたけれど、果たして本当にそうなのでしょうか。
私は、尊厳とは
疾病や疾患の有無、また国や文化のちがい等とは一切関係なく、各々が自らの分相応をわきまえつつ、他者を慮ることができる人のためのものであると考えています。
逆に、分相応をわきまえずに、自分の権利主張ばかりをいうことは、他者を慮ることができないということで、そのなかに尊厳はないと考えるのです。
人が人である以上、完璧にはなれないのだということを鑑み、身の丈を知り、謙虚に生きる中で、他者を思い遣り、思い遣られつつ、生きていくなかで、個々の尊厳は大事にされるものだからです。
間違いは、誰しもあります。
が、反省し過ちを悔い改めることができる人は、謙虚でなければ、できないことだからです。
そうした、大切なものを見失いながら、
尊厳や個々を大切にということは、あり得ないことだと思うのです。
だから、今の世界中で
その弊害が見えてきたのだと思います。
弊害として、自らが他者を慮る能力がなくても周りは尊重するわけですから、そうしなくても生きていける世の中になってしまいます。
自分のことだけ考えて、うまく世界がまわるという勘違いは、戦争を生み出すだけです。
他人のものを盗み
人をあやめる。
そんな犯罪が、増えたと感じませんか?
もっと読んでみたい!という気持ちが 何かを必ず変えていきます。私の周りも、読んでくださった方も、その周りも(o^^o)